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SONYって新聞等で色々話題になってるけど、裏では色々あったんだ。という事がわかる一冊。会社の権力闘争には巻き込まれたくないねー( ´Д`)y━・~~
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80点。ちょうどさっき読んだ週刊ダイヤモンドでもソニー特集の記事が。こちらはさよなら!伝説のソニー。
4期連続赤字が確実視されているストリンガー体制。CEOに就任して以降、株価は65%下落し、ムーディーズの格付けはトリプルBへ転落。
今はこんなんだけども誰もが知ってるソニーという日本を代表する企業の内幕を余すところなく描いた企業ノンフィクション。エクセレントカンパニーの転落を克明に綴った哀切な衰亡史だ。
実家も自分もソニー製品大好きだったけどなぁ。今やプレステくらいしか家にないや。
保身に走りまくる経営陣とか、自社ブランドの信念やこだわりはどこへ?とか明日はわが身。。てか、うちはすでに一回終わってるわけだが。組織研究の学びのテキストとしてもグッド。
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さよなら!僕らのソニー、と言いつつエールを送る本だと感じた。著者はかつてのトリニトロンやウォークマンにときめいたようなことは二度と起こらないと断言する。ハードからソフトへ人々の関心が移っているのは確かだし、すでにソニーはエレクトロニクス一辺倒の企業ではない。ウォークマンに代表される、ライフスタイルを変えるような商品はもう出ないのだろうか。
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本書は古き良きソニーへのレクイエムとでも言うべきであろうか。著者はソニーファンでもあるノンフィクション作家の立石氏。長年、ソニーを取材してきた著者ならではの裏話がふんだんに盛り込まれている。本書はソニーファンにはいろいろと思うところがあるのかもしれないが、そうでない人にとってはあまり興味を持たないかもしれない。今や大手日本企業の凋落は珍しいことではなく、一般週刊誌にもこの手の記事はよく見かける。
しかし、経営という観点で見れば、ビジョナリーカンパニーの衰退のケーススタディとして読むこともできるだろう。ジェームズ・コリンズ氏らによってビジョナリーカンパニーの最初の調査が行われていた1988年、ソニーは唯一の日本企業としてビジョナリーカンパニーに選ばれた。そして、同じくコリンズ氏によって栄華を誇った企業の衰退について調査が行われていた2005年、ソニーは衰退企業に選ばれることはなかったが、候補としてノミネートされていた。しかし、コリンズ氏はソニーの衰退がソニー自身によるものではなく、産業構造の変化に由来するものと考え、最終選考で除外したものと思われる。もし、この調査がこれから始まったのであれば、はたして結果は結果はどうであっただろうか?
ビジョナリーカンパニーのように偉大な企業であっても、原点から外れれば衰退は避けられない。実際にビジョナリーカンパニーの中からはヒューレット・パッカード、モトローラ、メルクが衰退企業に選ばれている。コリンズ氏は栄華を誇った企業が凡庸以下の企業に陥る過程を5つのステップに分けて分析したが、ソニーは現在3段階目から4段階目にあるのではないかと思われる。
立石氏は古き良きソニーへの決別の詞を綴っているが、ソニーがこのまま凡庸な一企業まで落ち込むかどうかはまだ分からない。IBMのように一時は落ち込みながらも立ち直った企業もあるからだ。ビジョナリーカンパニーではないが、アップルの事例もある。ハード志向からソフト志向への転換を先駆けたこの2社はソニーの経営陣にとってベンチマークなのであろう。しかし、両社の復活の根底には原点回帰がある。2012年4月から平井体制の下での立て直しが始まるが、新社長がどんな施策を打ち出すのか注目したい。
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愛ゆえに言葉を尽くさないとちゃんと見限れない、そんな切ない気持ちがひしひしと伝わる作品でした・・・ってこれじゃあ恋愛小説のレビューですね。経営学・組織論としてもインプリケーションを得られる本でした。技術系のお仕事をしている人であれば、またはいつかは世界に羽ばたくビジネスを、と夢見ているような現代日本の大人なら、一度は憧れたであろうソニー・・・はどうなってしまうんでしょうね。
ちなみに、タイムリーなことに週刊ダイヤモンドで同様の特集をいることが分かりました(http://diamond.jp/articles/-/15921)。でもこんなに同時多発的にメディア(特に商業に傾きやすい出版媒体)でソニーのネガティブな面にフォーカスした記事を見ると、逆に何かあるんじゃないかと思いますよね。たとえば、ソニーが弱ってくると助かる会社さんとか、そういう類の。。
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先週の決算発表、役員の交代は、なるべくしてなったということがわかる本。トランジスタラジオ、トリニトロン、ウォークマンとイノベイティブであった企業が、なぜそれを失ってしまったかについて、出井さん以降のトップの考え方が変わっていたことを説く。ソニーブランドはこれからどこに行くのか、考えさせられる本であった。
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悲しい。けれど個々人の思惑が渦巻いているさまがなんとも言えない。人間群青模様。ドラマと言ってもいいかもしれない。そして、技術のソニーでない以上、二度とウォークマンは生まれない。
SONYとは何だったんだろう。
訣別という言葉が似合う。
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SONYについては初めて色々と知ったかもしれない。盛田や井深という創業者こそ知っていたけれど、歴代の社長や社内政治について詳細が記載されている。
「技術のSONY」「販売の松下」などの電機業界に関する格言など初めて知ることが多かった。著者のSONY経営陣に対する取材の歴史がこの1冊の新書で学べるのは良い。
50代や40代にSONY信者が多い理由などもソニーの歴史をたどることで理解ができる。さらには、出井・ストリンガーの迷走ぶりも鋭く指摘している。欧米式のコストカットを実施した結果、世の中の度肝を抜く商品が生まれることは無くなり、それに失望した技術がサムスンやLGに流出し、急激に品質で日本メーカーに追いついているという事実は何とも皮肉。今を生きると将来の可能性を摘むことになるというのは、大企業ゆえの悲劇なのだ!うか。
今のソニー社員は、果たして今のようなソニーを夢見て入社をしたのだろうか。とりあえず大企業に入っておけば良いという社員がソニーに多く入ってきていたということは無いのだろうか。今のソニーにしてしまったのは、何が原因なのだろう。
子会社出身の新社長、平井氏の辣腕に期待!
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事細かにソニー凋落の原因が書かれているが、最後までその調子がつづいたので、すこしがっかりした。どこかで回復のための提案などが書かれているのかと期待したけど。 本の内容とは直接関係ないけど、関空のビジネス本売り場で機内で読む本を探していたら、平置きで韓国企業成功の秘訣本と、日本企業凋落の原因調査本のようなものがやたらと多く、寂しくなった。しばらくはこの手の本が売れ続けるのかな。。。
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読み物としての面白さには欠けるが、歴代社長とのコネクション等を通じて、ソニー凋落の原因が良く分析されており、経営のケーススタディとしては有用な本であると思う。それにしても、ストリンガーはこれだけ赤字を垂れ流して、役員報酬8億とは!アメリカ人の強欲さはつくづく恐ろしい。日本復活のためにもソニーの復活を願って止まないが、エレキを知らない平井CEOには荷が重いのだろうか。
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ソニーはもう「さよなら!」の企業なのか?確かに吉野家の牛丼がまずくなったら・・ユニクロのフリースの出来が悪かったら・・日清のカップヌードルがまずくなったら・・まあ、その企業はお終いか?でもなぁ、ブラザーみたいにミシンメーカーからの華麗なる変身を遂げた企業もあるしな。とりあえず、「ブランド力」に特化した収益確保は難しい企業になったと思う。
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ソニーの上層部とのコンタクトがある分、ツメが甘いような気がする。
もっときびしい。下から見るべきである。
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ソニーの歴史やカルチャーに関する記述は非常に興味深かった。
しかし本題である、出井社長以降のソニーに対する批判は、少々的外れ感。
プロダクト中心からコンセプト(サービス)中心へのシフトというのは企業としての戦略転換で、「昔のプロダクト重視の文化が失われてしまったからダメだ」といった感情論で語られるべきものではないと思う。
昔と今のソニーだけでなく、他のグローバル起業などとも比較して、その戦略やビジネスモデル、その背景にある歴史・文化などに踏み込んで論じてくれたらもっと面白かったのに。
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会社の先輩に貸してもらって読んではみたが、創業者を礼賛し、出井・ストリンガーを批判するという非常に一面的で単純なストーリー。
DVDをデジタル・「ビデオ」・ディスクと紹介しているその一事をもっても、著者のジャーナリストとしての資質・能力がうかがえる。
くだらない本である。
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一応、親会社がソニーと同じようなことをやっている会社ですが、
VAIOやら、ネットワークウォークマンやら、ソニー商品を結構
持ってました!ウォークマンはカセット→CD→MD→メモリースティックと使わせていただきました。この本で言う「ソニーらしい商品」に惹かれたんでしょう。今の時代、部品集めてくれば、車だって作れる時代ですから、以前のような「らしさ」を出すのは難しいのかもしれませんが、ここ5年、10年のAPPLEの状況を見ると、この本に書かれているように、ソニーはこの10年経営者が進むべき
道を間違ったように思えてなりません。