紙の本
楽しみ方の難しい作品
2018/08/18 11:18
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ化している腕貫探偵の第1作です。
7編からなる連作短編集。
それにしてもどうしてこうも読み難い苗字ばかりを登場人物につけるのか?
作者の意図が理解できません。
それこそ出会うことのない国の人の名前を覚えさせられているようで、
度々ページを戻して読み方を確認しなければいけないので、
物語に集中出来なかったです。
それ以外は読みやすいのが一番の長所でしょうか。
ストーリー、プロット、キャラクター、トリックはどれも
可もなし不可もなしという感じでした。
安楽椅子探偵ものの一つ形式を踏襲していますが、
全体としてどう捉えたら良いのか、
楽しみ方の難しい作品でした。
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投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
解決できない悩みがある人のもとへ、神出鬼没の市民サーヴィス課臨時出張所が現れ悩みを解決。
7つの短篇集。
登場人物の名前が覚えづらく、何度かページを戻して確認していたが、途中でめんどくさくなり適当な読みで読み進めてしまった。
登場人物の名前に何か意味があるのでしょうか?
(作者が好きな本の登場人物の名前とか)
紙の本
市役所職員の安楽椅子探偵もの
2012/10/02 00:31
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投稿者:LEGEND - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公(市役所職員)といい、そこで起こる事件といい、現実感が薄い、ライトな連作短編推理もの。登場人物(相談にくる人)の名前が複雑で覚えづらいのも特徴。作中出てくる<カットレット・ハウス>はこういう店あったら行ってみたい。よかったのは「スクランブル・カンパニィ」。最後、玄葉さん、秋賀さん、二人が並んで相談の順番待ちをしている姿を想像すると、ちょっと微笑ましい。
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2011/12/4 Amazonより届く。
2015/4/10〜4/13
西澤さんの新シリーズ。櫃洗市の様々な場所に現れて、相談者の抱える謎にサクサク答える謎の腕貫男。西澤作品は変わった設定が多いが、こんなパターンがあったか。イヤイヤ盲点を突かれたなあ。面白い。シリーズ次作も楽しみ。
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色んなところに現れる”腕貫”着用職員が市民の悩みを解明。
連作ミステリーで読みやすいです。 ”腕貫”着用のお役所仕事丸出しの探偵(名前も出てこない)。 斬新でユニークで鋭くて、淡々と事件解決のヒントを出します。 軽いのもブラックなものもあり、一気に読めました。 続編もあるようなので、文庫化したら読みます。
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西澤保彦にしては後味のいい作品の多い短編集。短編集だけに、後に行くほどインパクトが薄くなるが、これはまあ仕方あるまい。「喪失の扉」の最後の句点は不要だと思ふ。
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【謎の“腕貫”着用職員が市民の悩みを次々に解明!
大学に、病院に、警察署に……突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。
そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を持ちかけてしまう。
隣人の遺体が移動した? 幸せ絶頂の母がなぜ突然鬱に? 二股がバレた恋人との復縁はあり?
小さな謎も大きな謎も、冷静かつ鋭い洞察力で腕貫男がさらりと解明!
ユーモアたっぷりに描く連作ミステリ7編。 】
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推理小説には2種類あります。
人が「死ぬ」お話と「死なない」お話です。
推理小説というと必ず人が死ぬと思われる方が多々いますが、
推理というのは犯人当てというのがメインではなく、
犯人当てだとしても如何にロジカルに回答を見つけられるかが
面白みなのです。
結果ではなく、過程を楽しむものという感じでしょうか。
西澤先生の作品は総じてこうした過程を楽しむ作品が多いと思います。
与えられた情報からロジカルに考えられる回答を導く過程。
それを楽しむのが一番だと思います。
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市民のちょっとした悩み事を聞き、その場で解決のポイントを提示してあげるという安楽椅子探偵系のライトミステリ。
それなりに楽しめるが、全体的に惜しい感じ。探偵が無表情で無口な設定かと思えば、結構ペラペラしゃべるところもあり、キャラ設定がよくわからないし、謎の質ももうひとつ。惜しい。続編に期待。
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謎を複雑に見せようとして頑張り過ぎた感じ。ちょっとご都合主義っぽいなぁ…。安楽椅子探偵としては間違ってないけど、神出鬼没な所が残念。後、どうも作者の特色らしいが名前が難し過ぎて読みづらい。全体的にラノベ感が漂っていて惜しいかな。
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個人的な思い込みで、西澤ミステリー=死人、のイメージがあったので、読み始める前までは、役場の職員が事件解決?なんじゃそりゃ?って訝しんでいましたが、良い意味で予想を裏切られて、大満足。
最近読んだ本の中で、個人的に大ヒット作品です。
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シュールな腕貫探偵の設定と単純に謎解きとしては面白いです。共感など気持ちに訴えるものはありませんが、短編として息抜きに読むには良い感じです。
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すぐ買って、すぐ読みました!
腕貫探偵シリーズ1作目!
うん、やっぱり面白かった!
個人的には2作目の方が好きかなぁー。
でも、1作目も先に買ってても、2作目は買ってたと思う!
出てくる人が微妙に絡んでるからまたいいんだけど、そーゆーのって続けづらいじゃん?
次も出して欲しい私的にはなんか…
うん、まぁとにかく、早く3作目が読みたい!!
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ふと本屋に行って気になってしまったのがこの本。表紙の絵もステキだったがなにより引かれたのはタイトル!推理ものが好きなので探偵とついてるのに引かれてしまい、あらすじも気になり即買い。
7つの短編の連作でできてるのですが、すっきりする1,2話、思わず笑っちゃう3話、ぞっとする4話、5話、ちょっときゅんとくる6,7話の構成。特に印象に残ったのが6話目『スクランブル・カンパニィ』。一番最後にきゅんとしましたね。淳子さんと檀田くんのその後が凄く気になる…。
登場人物としてはやっぱり腕貫男が気になる。彼は本当に公務員なのかはたまた魔法使いの類なのか、そこが誰にも分からない。性別男年齢不詳公務員風で腕貫してる、そこしかわからない。でもそこが、続き読みたくなる要因なんだろうな。
この作者さんの本を読むのは初めてだったんですが、個人的には当たりだったなあと!
ただ登場人物の苗字が読みづらくてそれが特徴なんだろうけれども漢字弱い私にはしんどかったです。西尾先生もそうなんだけど、難しい読みは覚えられなくなってしまう……。
続編も出ているらしいので、読みたいなあ
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サクサク読み進められて良かったです。
それぞれの事件は「ああ、なるほど」くらいで、驚きや感動があるわけではないけれど、短編集なんだから個人的にはむしろその方が嬉しいですね。
ソカワくんとかアサカさんとか、聞いたことないし読めない名字ばっかなのは…ご愛嬌(笑)