紙の本
面白い、その一言に尽きる
2012/01/24 10:00
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投稿者:あすく - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作、水滸伝の続編
血沸き肉踊る熱い展開は以前と変わらず、しかし中身は大幅に変わっているように感じる
紙の本
楊令伝 シリーズ
2023/08/07 14:53
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史小説での北方氏の女性の描き方がどうも好きではありません。戦争中の女性の扱いを描いているのでしょうが、そればかりです。そこに辟易します。
呉用は心まで少し洗脳されてしまったのか。救出されるが大丈夫なのか?元に戻れるのか。気になる。
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致死軍の変化
2020/04/28 19:25
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻まで方臘の乱が中心といっても良いくらいであったが、乱が平定され、話は梁山泊に戻ってきた。そんな中で公孫勝は己れが作り上げた致死軍を侯真に譲ることにする。
侯真が初めて挑むのは、誘拐された扈三娘の二人の息子の救出であった。
侯真は楊令伝の冒頭から登場し、武松や燕青に体術を学んでいたときから、気になる存在であった。致死軍を率いることになるのは意外な展開と思ったが、迷いながら挑んでいく姿が印象的である。
他には、方臘の乱後、虚脱していた呉用が趙林との会話や青蓮寺から狙われたことにより、自分を取り戻していく様も読みどころだ。
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呉用が楊令を見つめてくる。
「行こうか、梁山泊へ」
「ほう、本気になったか」
「いままでも、本気だった。本気であるがゆえに、勝つ道筋が見えなければ、立つこともできなかった」
「そんな道筋はどこにもない。俺たちにもないが、童貫にもない」
「確かに、そうだ。私は、確かに、いや楊令殿自身に、手を握って引き摺り込まれたかったのかもしれない」
「いくらでも引き摺り込んでやる。反吐が出るほどにな。俺が足りないと思っていたものが、これで揃った。あと足りないのは、兵力ぐらいなものだ。それはおまえの頭でなんとかして貰うしかない」
「わかった」
この巻は大きい戦の続いたシリーズの「転」巻のようものだ。今まで揃った漢たちの小さなエピソードを繋げている。
一番大きいのは、聞煥章の人生に決着がついたことである。思えば、優秀な男だった。優秀なだけの男だった。頭だけよくて志がない男が国政に係わるとろくなことがない、ということの象徴のような男だった。「水滸伝」で消えるべきだと私は思っていた(あれだけ多くの漢がなくなったのだから、敵役の重要人物も死んで欲しかったという意味である)。生き残るにはそれなりの意味はやはりあった。彼が企てた燕州の「夢」は、その後いろいろとバリエーションを持ちながら活きていくのだろう。ただ、そういう男の運命の決着の付け方としては、これは私は一番相応しかったと思う。扈三娘にとっては、可哀想だったが。彼女には悲劇ばかりが襲い掛かる。美人薄命ならぬ、美人薄運か。せめて、長生きしてもらいたいものだ。
候真の昇格(?)も非常に興味深い。
童貫の王進の里訪問も大きなトピックだった。おかしいなあ、と思っていたが、青蓮寺も禁軍もちゃんとここのことは把握していたのだ。それでもここを急襲するようなことは何故かなかったのだという。少し青蓮寺を好きになった。
意外にも吉田戦車の解説は今まででピカイチのものだった。楊令のことをよく理解している。
日本には珍しい「革命小説」いよいよ快調である。
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北と南の戦争も終わり、ひとまず一段落というところ。
次はどういう展開になるか。
あまりに登場人物が多すぎて、覚えきれないのが難点。
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5巻までと比べれば、動きがない章である。
ここで打った布石が次巻以降で活きてくるのか?
来月が楽しみである。
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宋の南北での戦いが終わり、ついに梁山泊と宋との戦いが目前に迫ってきた。そんな中、扈三娘の息子が誘拐され、扈三娘自身も聞煥章に捉えられてしまう。どうなるのかと息を飲む展開である。
楊令の人間的な側面を見せる場面もあり、戦がないが、なかなか面白い巻である。
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梁山泊が領地を獲得し、これから国づくりにむけて動き出そうとする。
童貫将軍は梁山泊との決戦に向け、準備を始める。
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いろんな人がいろいろ動きます。大きい戦いの準備のために。
官能シーンは相変わらず北方謙三さんです。そんな女がきっと好きなのね。とはいえそんなこんなで爽やかな読後感。
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色々な経験があり、様々なものを受け継いで行く。やり方を変えようとしない者、自分のやり方で変えて行こうとする者。
そうして先に進んで行く。それぞれの思いを胸に。
あっ、あの粉とタレも受け継がれています。
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楊令伝第6巻を読了。大きな戦いの後、次の流れの始まりの章という感じ。ただ、あのキャラクターが鬼籍に入ったのは意外。結構重要なキャラだと思っていたのに。7巻でどんな展開があるのか楽しみ。
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待望のヨーレー伝の最新巻。熱い漢達の中、今回一番印象に残ったのは女剣士・コサンジョー。ブンカンショーとついに決着が…って感じでした。
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http://blog.livedoor.jp/masahino123/archives/65713684.html
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敵の幹部のアレな死に様に股間が痛いです。噛み千切るとか。いや当方いちおう女だけども。
楊令の描かれ方が鬼から人へと変化していく様が微笑ましいというか、魅力的ですね。特に、終盤あたりの韓成・宋万と語らうシーンが好きだな。兵のことを知ると指揮するときに苦しい、そういう感情はちゃんとあるんだ。
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物語の継ぎ目となる章です。漢達の移ろう日々をたんねんに描写しています。聞煥章の夢とそのどうしようもないあがきが心に残りました。そして主人公の楊令がかいま見せ始める儚さも。