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図書館の新刊配布棚にあったので,借りてみた。ほのぼのとした小説だが,この著者の他の本を読んでみたいとは思えない。
2012/01/14図書館から借用;2012/01/17から読み始め;1/18午前中で読了
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海辺にある、朝食のサンドウィッチが素敵なアットホームなホテルを舞台とした物語。
朝食はバスケットにサンドウィッチと瓶入りオレンジジュースが入っている。それを持って海辺までいって食べても良いそうです。天気が良ければ気持ち良いだろうね。
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じれったい恋愛です。
もう代わりに告白しちゃいたい!
でも、恋が実ってもそれはそれで悩みが多そうだよ。
母親の作ったバレエシューズを誰彼構わず配るって…どんだけマザコン。
ちょっと怖いし。
海辺でバスケットに入った朝ごはん食べてみたくなりました。
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昨夜、珍しく寝付けなかったので読んでみた。
小さなホテルを親から継いだ39歳の内気な女性の日常とささやかな恋愛という話し。市川拓司さんと江國香織さんを足して2で割って水で薄めた感じ。
このような繊細な人は確かにいるなと思うけど、44歳のおっさんである僕とは接点がないのである。江戸時代の人切り「赤迫雅峰」の方が近しく
感じる不思議。
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海岸べりの小さなホテルでの、経営者の姉妹と母親、そして彼女たちを取り巻く人々との日々を綴った物語。父の死から始まる数々の挿話は、派手な事件ではないけれど、日々のなかで起こりうる人々の些細で、けれど大切な気持ちのゆらぎを、丁寧にすくいとっていて、寄り添うようなやさしさを感じました。
主人公の紫麻のひそやかに一途に募らせてゆく想いはときにこそばゆかったり、はがゆかったりで、微笑ましくてよかったです。相手がけしてイケメンではなくどんどんと妙なところばかりが明らかになるのに、それでもやめられないのが、なんだかやたらとリアルだなあなどと感じました。
それにしても、作中の食べ物がおいしそうでたまりませんでした…、バスケットに入れたサンドイッチがすごく食べたいです…!
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あまりいい恋愛をすることができずにいた女性の視点を通して、家族や自分が切り盛りをするホテルの宿泊客との日々を描いた作品。
いろいろなエピソードがあるけれど、中途半端な感が否めない。
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海辺のペンション風ホテル カルナヴァルを切り回している紫麻.そこへ潜り込んだ妹の杏里と娘のメイ.茅野さんと紫麻のほのぼのとして淡い恋物語が面白い.少女趣味の宿なんで,おじさんは泊まるのをちょっと遠慮すべきかな.
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もはやペンションものというのはひとつのジャンルですね。
井上荒野「ダリヤ荘」と、シチュエーション的には近いですが、
こっちはほのぼの系。
木村紅美さんひさしぶりに読んだけれど、
こういう雰囲気のは読んだことなかったから意外でした。
茅野さんが1Q84牛河のイメージで固定されてしまい大変なことに。
メイちゃんは愛すべきおんなのこでした。
妖精さんにミルク!
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39歳、いつの間にか妻や母となることが自分とはまったく関係のない世界のことになってしまった女性がまじめに生きながら、不器用に片思いするお話。
両親と共に海辺のホテルを営む主人公。
父が急死し母も療養生活となり、東京から娘を連れて戻ってきたバツ2の妹とふたりでホテルを切り盛りすることに。
友人の結婚式で出会った設計士に片思いをするが、彼は自分にさほど好意はない様子。
過去空回りした経験から恋に臆病にな主人公は、彼の言動に勝手に傷つくことをやめられない。
恋愛小説に分類されるだろうけれど、ホテルに集う客や友人達の描き方はとても豊かで、泊まってみたいなと思う。
主人公の姪のメイちゃん(だじゃれみたい)はこの世には妖精がいると思っていて、毎晩妖精のためにミルクを窓の外に準備する。
メイちゃんの想像を壊さないようにそのミルクを、割と自分本位であるメイの母が飲んであげる描写が印象的だった。
正直主人公が恋する茅野さんの魅力がかけらも分からず、しかも終盤彼はおかしな方向へ行くしで、恋愛小説としてはイマイチ消化不良な感じだった。
恋が動き出す前までのホテルでの風景がよかったと思う。
穂村弘の帯がよかった。
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父母が経営する宿泊施設を手伝う姉の紫麻と、
バツ2で小5のメイと出戻ってきた妹の杏里。
父の死をきっかけに体調を崩した母の代わりに
姉妹で切り盛りする海辺が近いそこで
泊まりに来た客との交流と、奥ゆかしい恋の行方。
地味で控えめな紫麻と、派手で社交的な杏里。
対照的な二人が協力し合い繁忙期の夏を終え、
閑散期となる冬をむかえ新たな出会いと成長と共に歩む春までの道のり。
連載系だね~。普通に楽しめる。
恋愛下手な紫麻だけど、茅野さんじゃなくてもっといい人がいると思うんだけど。。。
旅行を、したくなるねえ)^o^(
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2度目でやっと読み終えました。別にそんなに読みにくかった訳じゃないけど。
自分を地味だと思っている人の、妬みや苛立ちやこだわりを解ってもらえない悔しさ、などはよく解る。それでも客商売である以上は笑顔を絶やしてはいけない・・・。
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なんだかなー。
紫麻さんは良いんだけど、紫麻さんが好きになる茅野さんがいただけない。
音信不通になったり未払いのままでずーっとホテルに滞在したり…。
良い大人が、いや人としてどうなの?
紫麻さんにはもっと良い人がいるでしょ!!
紫麻さんの家族や周りの人たちや環境も素敵なのに…残念。
私がまだまだ経験の浅い小娘だから分かんないのかな?
小娘って年でもないけど。
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妹とともに海岸沿いのホテルを切り盛りする主人公・紫麻。
ホテルを出入りする人々との心の交流や家族との関係、そして淡い恋などの日常を描く。
現実のビターがちゃんと存在していて、でも重くなりすぎず明るい余韻を持たせた終わり方に好感。
木村紅美さんの著作を読むのはこれで二冊目。
結構好きかも。
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木村さんの作品は二作目。
前回読んだ「夜の隅のアトリエ」が重苦しい雰囲気を持っている読む人を選びそうな作品だっただけに、軽く衝撃。
ずいぶんとライトタッチ。
だってタイトルが「春待ち海岸カルナヴァル」だもの。
カルナヴァルはカーニバルの事。いかにも楽しそうじゃないか。
おそらく南伊豆辺りを舞台にしたカルナヴァルという名のホテルが舞台。
サンドイッチや瓶入りオレンジジュースをバスケットに入れて提供される朝食が美味しそうで。
このバスケットを海岸まで持って行ってカモメに盗まれそうになりながら食べるなんて、なんて素敵。
姪っ子が妖精を信じて毎晩牛乳をそっと軒下に忍ばせる下りや、幻のジャズトランペッターの話、夫との思い出とともにホテルを訪れる夫人の話。
出てくるエピソードがどれもほんわかしていて癒される。
ホテルを営む姉妹のやりとりに、女同士ってこうだよね~と共感したり。
もちろん本筋の主人公の心の葛藤もリアルだし、淡い恋の行方も気になった。
実際にあったら泊まりに行きたいと思わせるホテルと、魅力的な人々。
海に向かう電車の中で読みたい本です。
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この本の作者は評価が分かれるかも。
カルナヴァルというホテルを家族で経営している姉の紫麻の目を通じて描かれる人々と恋愛感情の揺れ動きの1年が、描かれています。
世界一の朝食のホテルはどんな感じかな。バスケットに入れて海岸で食べるというのは絵になりそう。
物語の終わらせ方も余韻があって良いですね。