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(収録作品)マリアージュ/コワス/SWEET BOYS/過去の絵/水仙の季節/窓の下には/ダークルーム/北緯六十度の恋
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ミステリーとしてはイマイチだけど、人の心の暗い部分に焦点を当てて描かれてるので、短編だけど読みごたえあり。
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『サクリファイス』の近藤史恵ってことで買ってみました。
8編からなる短編集ですが…★3のオンパレードだった印象。
その中では、男女それぞれの怖さ・厭らしさが描かれた「SWEET BOYS」と、狂気の中にほんの少し爽やかさが残った「ダークルーム」が良かった。
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【収録作品】マリアージュ/コワス/SWEET BOYS/過去の絵/水仙の季節/窓の下には/ダークルーム/北緯六十度の恋
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読んでからちょっと経っちゃった。。
近藤さんは女の子を書くのが巧いと思ってたけど、それ以外も勿論。。
短編集なこの本は、切ない話、ほっこりする話、ぞっとする話、色々な作風を味わえる。
この人の仕掛ける言葉のトリックもすごいなぁ。読んでいて、飲み込まれてしまう。
色々な味が味わえて、満腹な一冊でした。。
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ノンシリーズの短編ミステリー集。
高級フランス料理を毎晩食べにくる女の話から始まり、どんどん怖くなっていく。
まるで、人の情念という泥沼に足をつっこんでしまった感じ。
人は、他者に対してどこまで残酷になれるというのだろう。
だから最後の「北緯六十度の恋」が救いに思える。
不思議な清涼感に満ちている。
と、ほとんどの話で女性たちは、自分で決意し、自分で切り開こうとしていく。なのに「ダークルーム」の彼女のとった選択は…。
なんともやるせないのである。
ようするに、その程度の女でしかないんだけど、彼からの視点だからとんでもなく甘くいいものになってるんだよとでも言いたかったのだろうか。
うん、他の作品は怖いなりに、エグイなりに受け入れることができたんだけど、「ダークルーム」だけはなんとも消化不良な気がしている。
所詮、物事は誰かの主観でしか語られないもので、真実なんてどこにもないんだよって、ことなのかもしれないなぁと漠然と思う。
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少し怖い短編集。それぞれが良く出来てるな~
2012.3.26
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ミステリー短編集。高級フレンチ料理店に毎日通う女性、育児ノイローゼで自殺したように見えた親友、行過ぎたブラコン、レズビアンのような二人組等、決して目には見えない「思惑」「打算」「悪意」といったものが描かれている様に感じた。
親も兄弟も恋人も親友も、みんな自分とは全く別の人格で、それぞれに「ずるさ」を持っている。
ものすごく綺麗なタッチで描かれる、少し怖い話が魅力的だと思った。
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ゾクッとする怖さもあれば、痛々しいもの、頑張れ!と背中を押したくなるもの、バラエティーに富んだ短編集でした。
男女の関係も、囚われることのない自由な感覚が面白かったです。
近藤さんのまたまた違った作風を感じます。
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ダークルームというタイトルに引っ張られていたイメージが森博嗣の真賀多四季だったというのはさておき。暗室のことですな。
マリアージュにビストロのスピンオフかとwktkしたが、まったく関係ありまへんでした。だ。それでも、後味が悪くもえぐる感じではないさじ加減が絶妙な近藤史恵節はきいていた。
表題のダークルームが一縷の希望めいた光が見えるから好きさ。
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近藤史恵さんの短編集。1日で読了。
近藤史恵さんの小説には、根っからの悪人というのがあまり出てこない。安心して読んでいたら、意外と心に突き刺さる本でした。
表面的には、この短編集にも、大きな事件も、大きな陰謀も、大きな悪意も出てこないのだけれど、なにか、こう、小さな感情…でも心の奥には確実に突き刺さるような悪意や罪悪感がチクチクと残るような小説群。
私には直感的には理解できない/理解したくない感情が主題である話が多かったけれど…。
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人間の深くダークな面の表現がすごくリアルで、ちょっと恐いくらい。。
「SWEET BOYS」と「北緯六十度の恋」は、男同士と女同士の対比で、同じ著者が書いたとは思えないくらい、どちらもゾクッとした・・
マリアージュ/フランス料理のシェフと、そこに毎日通う女性
コワス/元彼女の自殺、自転車、コーヒー
SWEET BOYS/お隣さんどうしがルームシェア
過去の絵/芸大、有名な叔父
水仙の季節/双子モデル
窓の下には/階下に引っ越してきた女の子、人形
ダークルーム/写真の専門学校、妹
北緯六十度の恋/列車旅行
ほんと偶然だけど、ここ最近読む(借りる)のが短編集ばかりで…wなんでだろー。予約待ちの順番がたまたまきたってのもあれば、短編と知らず興味で選んだら短編だったりで。なんかそういう時期なのかな。
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高級フレンチレストランに日参する女性の謎・・・「マリアージュ」
振った女と今の恋人。今目の前にいるのは・・・「コワス」
漫画の主人公のような美青年と結婚した親友同士の女性二人。その内の一人が飛び降り自殺をして・・・「SWEET BOYS」
美大生たちの恋と才能・・・「過去の絵」
愛らしい双子モデルの秘密・・・「水仙の季節」
マンションの一階下に住む女の子。彼女と友だちになりたかっただけなのに・・・「窓の下には」
カメラの専門学校に通う恋人同士。彼女が彼の目の前から姿を消したのはなぜなのか・・・「ダークルーム」
北の国への女二人旅。そこで復讐は遂げられるのか・・・「北緯六十度の恋」
以上8つの短編集。
巻末で書評家の藤田さんもおっしゃっていますが、近藤さんはたしかに引き出しが多いと思います。
だからどの作品を読んでも楽しめることは楽しめるんですよね。
ただ「これは!」と思えるようなインパクトのある作品が・・・無いように思います。
今回も「追い詰められた人間の狂気」って程すごいものは感じられなかったです。
さらっと読む分には全く問題ないんですけどね。
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誰の作品だって、読んでみるまでどんなものか分からない訳だけど、とりわけ近藤史恵の作品はその思いが強い。
読む前の思いは、面白いか?ではなく、嫌じゃないといいな。。。という感じ。
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シリーズ以外初の短編集!おもしろいーそれぞれの話に個性があっていい=´ᆺ`=表題作のダークルームとSWEET BOYSがよかった