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届けたい。間に合わないものなんてないから。一人から二人、そして…。父子の絆の先にある、家族の物語。父親は元ヤン・元ホスト・現宅配便ドライバー、息子はしっかり者だけど所帯じみてるのが玉にきずの小学生。冬休み、期間限定父子ふたたび(「BOOK」データベースより)
坂木さんのお仕事小説で続編出るなんて珍しいなぁ。
やっぱり映画化が影響しているのか・・・。
でもこの父子&彼らを取り巻く面々がお気に入りなので、続編ウェルカムです。
今回は冬休みを利用して、進が大和に会いに来る設定。
初めてのパパサンタの緊張・・・「サンタ便(トナカイなし)」
おせち騒動・・・「歳末特別配送」
酔っ払いとインフルエンザ・・・「初荷の酒」
バレンタインデーと出張男塾・・・「ハート配達人」
進の誘拐事件・・・「届けたい」
と、五つの話が冬の間に起こりますが、どれも「んもー、勝手にして!」って位にラブラブな親子が拝めます。
ワタクシ一押しなジャスミンさんの一家言も素晴らしかった!!
「とりあえず人に聞くのは止めなさい。お手軽は馬鹿を作る近道なんだから」
うわぁ、これうちの息子に言って聞かせたい。
他にもジャスミンさんの素敵ワードはたくさんちりばめられていて、そこを読むたびに「ほほぉ~」「なるほど~」といちいち頷いていたワタクシなのでした。
新キャラの大東くんも面白いな~。
先輩になって悩みまくる大和の姿もおかしくて可愛かったです。
雪夜の孤独な部分も気~に~な~る~。
ナナちゃんはコブちゃんと出会ってちょっと浮上してきましたね。一安心だわ。
そしてまさかの大和’s後輩、サクライさん。
バイト先が和菓子屋ってことは、あのサクライさんなのよね。
『和菓子のアン』とのちょこっとリンクに驚き。
あぁ、この他にも気になるところが多いので、続々編の上梓を期待しています~。
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【元ヤンキーで元ホストの大和と突然現れたしっかり者の息子・進のひと夏の絆を描く『ワーキング・ホリデー』待望の続編登場。宅配便配達員の仕事にも馴染んだ大和、冬休みに進がやって来るのを心待ちにしつつ、自分の知らぬ間に女手1つで頑張っていた元恋人で進の母親・由希子のことが気にかかって仕方がない。クリスマス、お正月、バレンタインとイベント山盛りの季節を大好きな人と一緒に過ごせる幸せに改めて気づかせてくれる1冊】
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感想はブログにて。
http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-227.html
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ワーキングホリデー続編。
ひきこもり探偵以外は続編がないので、この調子で他のも続編出ないかな。特にそう思うのは、」「かとれあ」に元ヤンで女子大生で和菓子やでバイトしてる後輩のサクライさん・・・・。「和菓子のアン」続編でないかな・・・。
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ウィンターホリデー
元ヤン暴走族・元ホスト、そして今は宅配便の
リヤカードライバーの大和と、そこに突然現れた
10歳の息子 進との父子の物語
ひと夏を一緒に過ごした
「ワーキングホリデー」から半年後
冬休みを一緒に過ごす続編
「ウィンターホリデー」
息子の進くんは、
相変わらずしっかり者で
料理や家事も得意でちょっと主婦みたい
父の元ヤン大和は
大好きな息子のことになると
一筋縄ではいかずに戸惑ったり悩んだり
お互い相思相愛なのに、
どこか遠慮がちで不器用で
まだまだどこかぎこちない関係のふたり
そんなふたりを時に厳しく温かく見守る仲間たち
ホスト時代の仲間でNo.1の雪夜
ホストクラブの常連客のナナ
ちゃらい後輩の大東
クラブオーナーのジャスミン
みんな個性的で魅力的
そんな仲間に囲まれながら
それぞれ暮らすふたり
これからの父子関係、そして、
元カノで進の母 由希子との関係はどうなるのか、、
続編を読みたいな
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いびつで不安定だけれども確かに繋がっている絆が見える。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-851.html
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〈内容〉届けたい。間に合わないものなんてないから。一人から二人、そして…。父子の絆の先にある、家族の物語。父親は元ヤン・元ホスト・現宅配便ドライバー、息子はしっかり者だけど所帯じみてるのが玉にきずの小学生。冬休み、期間限定父子ふたたび。
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今年の始めに坂木司の最高傑作「ワーキング・ホリデー」の続編が一向に出る気配もなくて残念だ、と書いたと思ったら、ナント直ぐその後に続編「ウィンター・ホリデー」発売の知らせを聞き驚くとともに、喜び勇んで買いに走った。でも勿体無くてすぐには読まずに約二週間ほど熟成させておいたのだが、そろそろ食べごろということで手に取った。
前作、「ワーキングホリディー」は元ヤンキーでホストの大和の所へある日突然「あなたの息子です」と言って小学生の進が訪ねてくるとところから物語は始まる。小学生はこまっしゃくれていて、家事全般なんでも来い、おまけに礼儀正しいのだから、父親との対比が面白く嫌でも引き込まれる設定だ。そして夏休みの間、一緒に暮らすために夜の生活は改めろとホストクラブのオーナーからも勧められ大和はホストから一転、宅配便の会社で働き出すという物語だ。
今回は、冬休みの機会にまた進が大和の元へやってきて年末年始、お正月と一緒に過ごす間の物語だ。大和も何時しか息子への愛情が強くなってきているのだが、年末年始は宅配便の仕事もピークを迎え意外なハプニングに振り回され、十分に進と一緒に居られない。代わりに周りの大人たちが進と楽しく遊んでいるのを見て嫉妬したりで、お互いの関係が微妙になるのだが、果たしてどうなることやら。
と、言うことで今回も十分に楽しめた物語なのだが、ふと気がつくと「普通」の面白い「父子」物語かつ「宅配便」物語になっているようだ。例えて言えば山本幸久のお得意とするどこにでも居て善良で普通の人々が主人公の会社員生活を描く小説「カイシャデイズ」や「ある日、アヒルバス」の路線だ。
それが良いとか悪いとかではなく、ただ単に前作の衝撃的な導入部の魅力から、ポップで飛んでいる物語という印象がどうしても頭に残っているので、「あれっ、これって会社員物語だっけ?」とややギャップを感じてしまうのだ。今やすっかり技巧派のピッチャーなのに未だにデビュー当時の剛速球投手の幻影に惑わされる打者というようなものか?
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読みながらニヤニヤが止まらない。ほのぼのするわー。リカさんが格好良すぎて悶える。ちょっと酔っぱなリカさんの格好良さがヤバい。
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なんて居心地がいいんだろう。
坂木さんの作品を読むといつもそう思う。完璧に出来上がった一つの世界。
そこで繰り広げられるさまざまな出来事や、行き交う人達のすべてが、もうずっとこのまま浸っていたくなるような温かさを持っている。
ヤマトが登場するこの物語には基本的には毒はない。父と子のこれから創り上げる物語だから、後味の悪い要素は少ないのだ。
前作にも増して、進は「お母さん」度がアップした。こんな小学生、ちょっと行く末を案じてしまう。でもヤマトに対する態度は、やっぱり可愛い。甘えを素直に出せない子供の気持ちが切ないほど伝わってくる。ヤマトの鈍感ぶりも相変わらずだったけど、でもヤマトも少しずつ成長してる。
本作では、いよいよ進の母親、ヤマトの元カノ由希子が登場する。前作ではヤマトの中のイメージだけだったので、どんなに繊細な女性だろうかと思っていたが、やはりあれはヤマトの幻想だった。
なかなかに迫力もあって、びっくりしているヤマトがすごく可笑しかった。
ナナちゃんも寂しさに向きあう道を見つけたようでよかったのだが、雪夜はまたしても謎が残った。次は雪夜の話が読みたいなあ。
「和菓子のアン」に登場した桜井さんが花嫁姿で登場したのには驚いた。あと「洋菓子かとれあ」も健在で、坂木さんの作品はこういう楽しみがあるのがいい。羊羹の中に美味しい栗が入っているみたいな感じ。
「和菓子のアン」のときも思ったのだが、最近の作品は口調がとても有川浩さんに似ている気がする。文体とかリズムなどに同じようなテイストを感じるのだ。
有川浩さんのほうが少し骨太な感じがするが、どちらも登場人物がとても男前である。
それも、「女の子が思うような」男前ぶり。
やっぱり坂木さんは女性なのかもなあ、と思ったりもするが、もはやどちらでもよくなっている。
とにかく坂木さんの創りだす世界を、これからももっと読みたいと思う。
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読んだことあるような話だと思ったら続編か。前作のことほとんど覚えてなかった・・・。全員キャラもいいし面白かった。子供かわいすぎるね。ずるい。
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ワーキング・ホリデーに続くウィンター・ホリデー。
主人公は大和と進の親子と、その周りを固める元職場の上司、同僚、お客さん、そして元職場の上司、同僚等々とメンツは変わらないけれど、新たな仲間が登場。彼がまた話をかき回す。
今作ではいよいよ大和と由起子の仲も進む?と思っていたのだけれど、最後はちょっと消化不良で終わってしまった。
が、これは逆に続きがあるというメッセージなのかな?
ひきこもり探偵シリーズ3部作につづく、ホリデーシリーズ3部作となりそうな予感。
ほっこりする内容なのがやっぱりいい。次はスプリング・ホリデーかな。
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「ワーキング・ホリデー」続編。
待ちに待った冬休み、進君との再会。
皆があったかくてジンワリホッコリ。
ジャスミンさんはもはやマツコにしか思えない。
続きが待ち遠しいが
雪夜のスピンオフも読んでみたいな。
【図書館・初読・2/10読了】
↑スピンオフ読めたねー
シリーズの続きも出ないかなー
[図書館·再読·R3.6.30読了]
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届けたい。間に合わないものなんてないから。一人から二人、そして…。父子の絆の先にある、家族の物語。父親は元ヤン・元ホスト・現宅配便ドライバー、息子はしっかり者だけど所帯じみてるのが玉にきずの小学生。冬休み、期間限定父子ふたたび。
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前作『ワーキング・ホリデー』は夏休みだったが、今回は冬休み前からはじまる。大和はもうすっかり夏休みに突然現れた息子・進を待ちわびる父親である。今回も、場当たり的な大和としっかりものの進の好対照に苦笑いし、まだまだ回り道をしているようなところのある距離感をもどかしく思いつつ、父子の絆の深まりに胸を熱くするのだった。そしてなにより今回は、進の母・由希子との関係にも前回とはひと味違う進展――と言ってしまっていいであろう――があって、今後に期待が持てるのだった。大和や進を囲む個性は揃いの面々のあたたかな気持ちも変わらずにあって、読者もその一員になった心地で応援してしまうのである。まだまだもっともっと続きを読みたい一冊である。
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実写化するんですって?!
実写化には向いてる作品だと思うのですけれど(子どもとの関わり、家族愛で近頃多いテーマだし)配役が・・・?!
人それぞれの好みを差し引いても「男前よね」って思う(だろう)方が演じられるということで、どんな印象になるのかなあ、と。元ヤン元ホストには納得するんだけれど。笑。
と、ニュースにまずびっくりしたのですが、二作目、よかったです。
「和菓子のアン」のサクライちゃんの元ヤン設定がこんなところに!って、え、結婚?! ちょっとまって、アンちゃんと乙女はどうなったのー?!店長はー?!と、これまた大好きな「和菓子のアン」について思ってみたり。
この、架空の商店街周辺のお話、作品が増えるたびに街が色づいていくので楽しみで仕方ないです。「かとれあ」のまんぷくシュー、食べたいなー。
そしてコブちゃんよかったねー。
「かとれあ」で働くナナちゃんのスピンオフも読みたいな。そのうち書かれたりしないかしら。
この作品を読むと、会社に出入りされる宅配の方に対して頭が下がるやら、できるだけ速やかに受け取りをしようと心に決めたり。
安心するハッピーエンド。読んでいて優しい気持ちになれる本です。
まだ続いてくれるといいな、と思います。