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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
受けの境遇はあまりにもかわいそうではあるけれど、それに対して何もせずにただ流されて、だれか何かをしてくれるのを待つだけ、というところが残念でした。
攻めは非の打ちどころのない王子様だけどね。
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イギリス人の母と日本人の父親を持つアンドリューは戸籍も無くて、愛情を注いでくれた母親が亡くなり祖父母はイギリスに帰国する時にアンドリューを卑しいイギリス人エドモンドの元へやってしまう。
義父とは名ばかりのその男はエドモンドを塔へ閉じ込めて夜な夜なその身体をいたぶります。愛しているからだと言って。
素直なアンドリューはそれを真に受けて許してしまう。
とても辛いのに。
生前母親が言っていた「困った時には王子様が助けにきてくれる」という言葉を信じていたアンドリューの元へ現れたのは鷹丈伯爵。
エドモンドはアンドリューを使って伯爵を誑し込めと命じるが。
明治時代の貴族達の優雅な雰囲気や外国人への差別。当時の雰囲気が相俟って面白く読めました。
アンドリューと名付けたのは嫌らしいエドモンドです。
日本名は桃彦。
可愛らしい名前の通り過酷な運命にもかかわらず、素直で気だての良い優しい青年でした♡
名前も分からぬ父親が判明したのも名前に由来がありましたし。
鷹丈伯爵も凛とした男前で健気な桃彦を諦めないでくれて本当によかったです♡♡♡
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桃彦くんは周りの大人からかいぐりかいぐりされまくれば良い。
ラストシーンが良かった。主役カプがどうこうと言うより、ひたすら「パパ良かったね!」と言いたい。