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編集とは、過去のことと外のことを知り、新しくて魅力的な表現を作るということ。
誰もが、自分の人生を編集しているのだな。
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編集の方法論でありながら、人生の編集にまで範囲が及ぶ。
紹介されている事例の数々は、編集の仕事が「企画のため、お金のため」であることを超えて、人生を楽しく色付けすることであると教えてくれる。
PVを稼ぐブログの書き方や、セルフ・ブランディングの成功例では、「人生の編集」が眉唾っぽくてわかりづらいように感じていた。
でも「はじめての編集」の手にかかると、『本当の「人生の編集」を試してみたいな』という、すっきりとした、そして前向きな嬉しさを感じる。
これからのちょっと先の人生を「どうしようかな」と思ったら、もう一度この本を読むかもしれない。
2012.05.16 14:49
著者の菅付雅信氏からじきじきに「セルフ・ブランディングなんて、しないほうがいいですよ。 」とお言葉を頂きました。
https://twitter.com/#!/MASAMEGURO/status/202636958193823745
これは私の言葉足らずだったので、訂正してお詫びします。
「はじめての編集」をいわゆるセルフ・ブランディングに利用するというつもりでなく、それよりこの本にあるような「人生の編集」をしていきたいなといつもりでした。
☆おまけ画像☆
ちなみに「献血ルーム池袋い~すと」で見つけた。
とても素敵に編集された場所でこの本に出会えて幸せ!
twitpic.com/9li6gv
本を置いてある場所には素敵な言葉が書いてありました。
twitpic.com/9li6vd
”Never end with regret. but start with it! 後悔で終わっちゃダメだ。後悔からスタートするのさ。
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僕らは毎日編集して生きています。
編集の定義は、「企画を立て、人を集めて、モノを作ること」です。
編集の基本となる3大要素は、「言葉、イメージ、デザイン」です。
著者の言いたいことは、最後にどかっと主張されていました。
人が生きるということ自体が編集行為そのもの。
何を食べて、何を着て、何の仕事をして、誰と付き合い、どこで生きるか、には無限の選択肢があります。その無限の選択肢のなかから、自分で可能な範囲で選んでカスタマイズして人は生きている。言い換えれば、人は常に人生を編集している。
より良い企画を立て、より良き人を集め、人生をより良く作品化していくことが、この大編集時代を楽しく生きる術。
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【人生の生き方も考えさせられる、編集指南書】
現代を生きるおおよその人が、知らず知らずの内に編集に触れている。
この先どうやって生きていこうかまで考えさせられる1冊。
編集に興味のある方はぜひご一読を。
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タイトルには『はじめての』とあるが、決して編集者のための実践的な入門書ではない。
むしろ、メディアに関わる(個人ブログなども)人間すべてが知っておきたい根幹が書かれている。
そういう意味では、誰が読んでも気づきが得られるはずだ。
ただ、これを読んだところで
良い(プロの)編集者になれるわけじゃないので要注意。
本の内容をどう生かすかは自分次第だと感じた。
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『はじめての編集』:菅付雅信
2009年のことだろうか、菅付事務所の面接を
受けたことがあった。当時、大学卒業したてなのに、
逃げるようにデザイン事務所を辞めた私は、ろくな仕事を
しておらず、たまたま目の前にあった『編集天国』という本を
手にとった。その本を読んだ後、編集の仕事も面白いのかなと思い、
その著者である菅付さんの事務所の面接を受けようと思ったのだ。
いや、正確に言うと当時仲の良かった友達に
編集の仕事も向いてるんじゃないのかと言われたのが本音だ。
書類審査で落とされると思ったところが、運よく面接まで
していただいたのだが、菅付さんと小1時間も話さないうちに
菅付さんに本音を見透かされているような感覚に陥った。
面接自体が印象深かったというよりは、菅付雅信という人間そのものが
とても印象深かったのを覚えている。
小柄だが、目元が鋭く、話し方からして頭の回転が速そうで、
仕事に超がつくほど厳しそうな印象を受けた。あと、少し冷淡な感じも。
面接では、私に『まだデザインに未練がありそうだね。』と言い放ち、
いい意味でスパッと切られた感じで何だか変に後押しされたような、
まだまだやりきってない人には編集は向かないよと言われたような感じで
面接が終わったのを今でも覚えている。
そんな言葉を胸に残し、今はデザインの仕事を思いっきりやっているのだが、
これまた再び、菅付さんの本を見つけたのである。タイトルは『はじめての編集』。
本の装丁がPOPで何となく読みやすそうだったので
手に取ったのだが、著者の名前に見覚えがあった。気づいた瞬間、先ほどの記憶が
サーっと蘇り、これは読まなければならないと半ば運命ような引力でその本を購入した。
5時間ぶっ通しで読みふけり、最終的な印象としては
やっぱこの人って一流の編集者なんだなと。というか超文化人と言っていいほど、
知識が豊富で、話のまとめ方がうまい。人を引き込む。そしてやっぱり厳しい。
カルチャー雑誌の編集者だからかファッションなりデザインなり、相対的に
各カテゴリに対しての歴史の追い加減が半端ない。
元々グラフィックデザイナー(いわば紙媒体のデザイナー)だった私でさえ、
印刷の歴史やそこに印刷される文字の歴史、レイアウトのセンスの良さを批評する言葉は、
はっとさせれた。
また、雑誌の編集者ならば、他社雑誌の歴史について詳しいし、目を見張って
観察しているのも当然だろうが、日本中の雑誌、世界の雑誌、各雑誌の歴史も
年代を追って勉強しているが故、こちらは有無を言わさず読んでいてお得感がプンプンする。
もちろん過去の歴史から言える事を抽出するだけではなく、インターネットからfacebookまで
これからの時代についても論じているのが抜かりない。
さらに、各セクションに対して、有名な編集者の言葉や、写真家、コピーライターの名言を
引用しているのだが、個人的にその引用元のピックアップセンスがグッと心に刺さる。
私が感銘を受けた本や広告の���ャッチコピーがガンガン出てくるのある。
ほんとに、うんうんと唸るほど菅付さんの言葉に共感するのである。
菅付さん本人の名言もキレがあっていい。
全体を通して『編集』という行為そのものにとらわれることなく、むしろ人間が自分の頭で
「再構成」し目に見えるものとして「出力する」「相手に表現する」という行為そのもに対して
歴史的価値のあるものを織り交ぜながら「クリエイティブとは」を説明している、という印象を受けた。
クリエイターなら読んで損はない情報が盛り沢山だし、物づくりに携わる人ならば
知っていて当然な重要作品、作者も沢山出てくる。(図表がカラーじゃなくて見にくいのが少し残念)
『はじめての編集』というタイトルだが、決して編集者になるための
How to 本ではなくて、むしろ歴史を振り返りながら、ものづくりとは何なのか、
相手を引き込ませる紙面やコンテンツとは何なのか、どうやって作ればいいのかを
菅付さんなりに語ってくれた本だった気がする。
最後に、一連の「編集歴史」を振り返った後、どうやったら面白い編集(またはコンテンツ?)ができるのかという
問いに対して、「まずは自分自身の人生を面白く編集することからはじめよう」と発言している。
その「まずは自分自身の人生を面白く編集せよ」というエールが
数年前不安の中さ迷っていた私に、菅付さんがはっきり言った「あの一言」とリンクした。
不思議と当時の少し冷たい感じは無く、どことなく「僕も頑張るから君も頑張れ!」と
言われているような気がしたのは、単純に私が編集の仕事ではなくて、やっぱりデザインの仕事に
関わり続けているだけだからかもしれない。
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うーん、「はじめての」編集にふさわしいと言えばふさわしい。
こんな著名な人がいますよっていうレビューとして使えるかもしれない。
デザインの具体例が数多く引用されている。
でもそれがモノトーンなのが残念。
そこだけはカラーにしてほしかったかなぁ。
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言葉・イメージ・デザイン。特に言葉について。
「読者が本文を最初から最後まで読まないだろうという前提で作る」ことがすごく大事というところにはものすごく共感しました。
私も確かに失礼ながら全部なんて読まない。興味のあるところだけ。
なのに、自分の書いたものは相手が全部読んでくれると思ってしまうのですよね。反省!
久しぶりにマーカーでまっ黄っ黄になった本です。
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編集部にいるのにもかかわらず、編集本を読まずにはや半年以上が経過。そこで読んでみたのがこれ。著者によれば編集とは「企画を立て、人を集め、モノをつくること」。随所に自分が参考にしたいことが書かれているので、時々読み返したい。そんな1冊。
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【編集】言葉、イメージ、デザインが編集の三要素であると定義し、それぞれが編集にどのように関わってくるかを実際に出版されているものを取り上げながら解説している。第一章の編集をテーマにした歴史がかなり面白かった。技術が発展していくごとに編集はどのように変化していったのかを大まかに把握することができる。個人が編集作業を行って発信することが可能になった21世紀について、歴史から学べることは大きいだろう。編集の入門編なのかについてはやや疑問ではあるが、なかなか楽しめる一冊。
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これは編集者にだけ向けられた本ではない。というのも、編集は誰にでも身近なものだからだ。メディアを問わず、「企画を立て、人を集め、モノをつくる」ことが編集であり、編集の基本となる3大要素が「言葉、イメージ、デザイン」と定義されている。それぞれの要素を深堀りしながら、編集の仕組みと魅力を解き明かしてくれる一冊。この本を読めば、自分の人生が編集物の一つだとわかるだろう。
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面白かった!ぶわーーっっと雑誌や書籍の歴史を振り返り、写真、タイポグラフィ、メディア論など色んな視点から「編集」を紐解く。広がったなぁ。
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壁画、聖書、小説、雑誌、ネット…
「企画をたて、人を集め、モノを作るために言葉とイメージとデザインをアンサンブルすること=編集」
若者向けに書かれていることもあって、読んでいるときから、すごく前向きになれるし、各界で「一流」の人達の言葉がたくさん紹介されているのも良かった。
筆者が編集長を勤めている「エココロ」は好きな雑誌だし。
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宮崎出身の著者ということで購入。
編集とはどういうことか、見せるとはどういうことかを、言葉、イメージ、デザインの視点から多くを引用して解説。
広告や雑誌などが中心に紹介されていましたが、編集対象がなにであれ応用できるような説明が盛り沢山でした。
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「編集」という視座をもって、メディア/コンテンツの歴史・イロハに触れた一冊。歴史パートは簡単にまとまっていて素晴らしい。イロハは(字数の関係もあるだろうが)浅い考察にとまってしまって残念。いずれにせよ、示唆に富んだ一冊だ。