紙の本
ペタペタしてくる妹をどうしますか?
2015/09/10 12:51
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
事故で両親を失ってしまった園村響が引き取られた倉須家は、長男・高遠、長女・礼兎を筆頭として、兄弟6人の誰も血がつながっていない家族が暮らす家だった。それから三ヶ月、家族の一員となった倉須響の最近の悩みは、姉妹との距離感だ。一人っ子だった響には、今の距離感が普通なのか、彼女たちに抱く感情が適切なのか、判断がつかない。
しかし、三女・芽々子の響に対する懐き方が異常だと言うことは何となく分かる。高校生になっても兄となった響にペタペタくっついてくるのはやり過ぎだと思うのだ。そんなとき、芽々子の友人である小林香、曽我優菜、白井沢くるみの3人が家に遊びに来ることになり、響もそれに付き合わされることになったことから、響は芽々子が抱える問題と向かい合うことになる。
久しぶりの新刊。このシリーズは藤原祐氏の他の作品とは少し趣が違っていて、例えるならば杉井光氏が10%くらい配合されている印象を受ける作品となっている。つまり、作者本来の味もありつつ、少し突出した人間関係がコミカルに、しかし重たく描かれるのだ。
今回はリリィの暴走は少なめで、他のキャラクターに対する伏線がいくつか敷かれる。そんな準備もされつつ、芽々子という妹のあり方が存分に語られていると思う。
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良かった……。なるほどそういう事情だったのか……。これは良い……、うん。良いんだ……、きっとわかってくれるさ……。
妹とイチャイチャしたって良いんだよ。だって、家族なんだもの。
そしてまだまだ秘密というか秘め事というか謎があります。
亡くなった家族の核、要兄さん。 園村を知る白井沢くるみ。
これからどう関わってくるのか注目です。
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一巻はなかなか面白いなーくらいだったのだが、二巻はガツンときた。これでもかと、家族愛の一面を描いてた。
短い中に詰まってますね。
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色々とわけありがあつまって家族になる話。
今回は妹の話。
まあ、普通にいい話。
それより、妹の同級生とのフラグが未回収なので続編が
期待できるところ。
暇つぶしのつもりで買ったが、意外と深かったよ。
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家族もので、血の繋がらない家族の関係を、真っ向から向かって描いていて、非常に興味深く、面白かったです。何となく心が優しくなるような日常パートから、心痛むシリアスパートの移行が見事でした。そして、響の出した答えが、こちらまで心打たれて、目頭が熱くなりました。2巻もいい話だな、というところで、引きとなるような気になる展開があり、続きがまた楽しみになりました。今度はあんまり間が空かないで欲しい、と、願いながら続きを待ちたいです。
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1巻と変わらず良質の家族モノ。今回はキャラクターたちの精神状態が見ものか。百合好きにもオススメする。
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芽々子の巻。
この子の家族依存性は凄まじいです。
愛されたいから。確かめたいから。必死なんです。
この家族はまあみんな変人だけどそれぞれ苦しんでいるんだろうな、きっと。
それはこれからどんどん書かれてくんだと思うので楽しみです。
芽々子の友達も、それぞれ。
ゆなっちがなかなか怖かったり。というか俺妹のあやせがちらつくぜ。
あと気になるのがみょーりん。響と昔会ってるっぽいです。どうなるのかな。
響がリリィを出し抜いて?るところは熱くていい。
リリィ、というか倉須家、の傷も出てきましたね。兄の死、か。やっぱり重いな。響の従弟らしいですが。
これからがどうなっていくか楽しみなシリーズです。
個人的には耶衣ちゃんが好きです。
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今回は兄妹依存の強い妹ちゃんにスポットが当たったお話。
倉須家に入って間もない響君の視点なので、
知らなかった過去に纏わるお話というのが
これから色々と出てくるのでしょうね。
本編はやっぱりドタバタコメディーな感じなので、
あまり得意でない私は評価を中々上げられないのですが、
「永遠は無いけど、10年とか生涯とか、その位は信じても良い」
というみょーりんちゃんの言葉は印象的でした。
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14ヶ月ぶりに出た話らしいですね.
ちなみに俺がこのシリーズを読むのは2年ぶり.
まぁ,それはどうでもよくて.
今回は女子高生な妹とイチャイチャする話.
ボディタッチとか抱きつきとか.
それとその妹の友達に値踏み(?)される話.
妹ちゃん可愛いわー.