戦わない理由を見つけるな!
2015/09/10 14:50
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
空から降ってくるアカシックレコードの断片であるレコードスフィアを奪い、その知識を利用するため、悪の組織「アルスマグナ」は怪人と81人の戦闘員を繰り出す。それを阻止しようとするのは、正義の味方「英雄機関」の5人の英雄たち、緋崎秀一、姫宮桜、草薙隼人、草薙青葉、黄瀬大地だ。アカシックレコードから引き出された知識をもとに作られた鎧をまとい、悪の怪人たちをなぎ倒す。
だがこの物語の主役は、そんな悪の怪人たち…でもなく、彼らの取り巻きである下っ端戦闘員だ。正義の味方に木っ端みじんにされる怪人の足元にも及ばない実力しか持たない戦闘員であっても、戦うために生み出されたホムンクルスである以上、正義と戦うことに誇りを持っている。
しかし、ニーイチこと戦闘員21号は、正義の味方と戦っても無駄死にするだけ、生き残ることが戦闘員の勝利と言って憚らない異端児だ。そんな命がけは、特別な力を与えられた怪人がやれば良いこと。
ところが、新たに生み出された期待の怪人ジャバウォックが思ってもみない行動をとり、相棒のジジこと戦闘員22号と共に、ニーイチは彼女に振り回され、一方でそれまで知らなかった感情を知ることになる。
勝てないからと言って戦わない理由にはならない。俺たちの戦いはこれからだ、な物語。今後の作戦立案時には、長距離狙撃も選択肢に入れた方が良いと思います。
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個人的にこんな話があったら読んでみたいなぁ、と思ってた小説が出てきたのが嬉しい。
悪の下っ端戦闘員が正義の味方に本気で勝ちにいこうとする話。絶対の強者に対してどんな風に勝ちを取りに行くかを楽しめた。あんまり奇抜さは無いかもだけど。
日常シーンはジャバウォックとの絡みがたまらない。もっと続いて欲しかったな。
次巻もでそうな伏線が残ってるので、期待。
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悪の組織の戦闘員の話。ヒーロー側じゃない方もちゃんと生活が、生き死にがあるんだなと。斜に構えながらも最後はアツくなった21号がいいキャラでした。ジャバウォックも好きなキャラだったけど再登場が見込みづらいのが残念。相手が正義の味方だけあって、嫌らしいところを少なくしつつその上で敵役に仕立てるのって結構難しかったんじゃなかったかなぁとも思ったり。
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ものすごーく考えさせられる内容だった。まさかこんなにヘビーとは。雑兵にも1人1人の人生があって、その組織の大義には大体関わってないのよね。にも関わらず物語の主役たちはそいつら蹴散らすんだよね。しかもこの話だとかなりがっつり殺っちまってる。どっちが正義だという。もちろん悪は悪なんだけど、悪行の描写が少なかった分そういう印象がかなり強まっていたなぁ。これ正義側に人間形態をとれることとか公表したらどうなるだろう。
検査結果で異常がなかったことは伏線?主人公が実は人間だったオチだとばかり思っていたのにすかされた。あれはどういうことだったんだろう?
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おもしろかった。
とくに後半からがよかった。
いままで「勝つ」ために逃げてたのが正義を「倒す」ために戦ってたのが熱かった。いい。
正直前半はまぁよかったけどちょっと退屈だった。
でも第三章からは熱くて燃えましたね〜。
あとジャバウォックがかっこよかった。かわいいし。
それだけに次の巻が出てももういないのが残念。ほんとに残念。
正義の方も魅力的なのもよかった。
挿し絵もなかなかいいです。ジャバウォックが魅力的。
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「主人公は負けてはいけない」
「正義の味方は負けてはいけない」
では、主人公と正義の味方が対立した場合は―。
熱い!先が読めない!
ここまでワクワクしながら読める作品もなかなかないよね。
悪の戦闘員のニーイチが主人公のこの作品。
「どうせ正義の味方には勝てない」
と斜に構えていたニーイチ、そんなニーイチの奥底にあった熱い思い。
それを気づかせた怪人ジャバウォック。
常にニーイチを思いそばにいるジジ。
悪の組織にも、人間ドラマはあるんです。
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今月は電撃で買うものが無いという非常事態w
そんな中、マイミクのT姫が推してたので読んでみた。
まったくT姫もおおげさな、
こんな尖った設定の話が面白いわけ…
って思ってたけども…
ごめんなさい。めっちゃ面白かったわww
戦隊物の、悪の戦闘員にスポットの当たった物語。
負ける運命に逆らえない戦闘員と怪人の憂鬱。
深い意味があるお話じゃないけど、
自然と意義の生まれてる感じ。
ここ最近読んだ単巻の中でも頭一つぬけてるわ。
T姫様ありがとうw
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怪人ですら敵わない無敵のヒーローに挑む、雑魚戦闘員の熱血ストーリー。
まさか全身黒タイツの下っ端の悪役にスポットライトがあたる小説があるなんてねぇ。
変に熱く、変に入り込める設定で、ラノベならではのノリで楽しく読むことができた。
でも、演出が下手。
せっかく挿絵が多く残せるラノベという媒体なんだから、悪役戦闘員やヒーロー達の変身後の姿を扉絵や表紙、登場人物紹介で描いてほしかったなぁ。
そうしたらもっと入り込めたのに…。
ヒーローが必殺技とか武器とかにを出したときにどうしても文字だけでは分かりにくかった。
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主人公とヒロインはニチアサ的な悪の組織の戦闘員。
敵は5色の5人組。勝てない。圧倒的な戦力差。
巨大化する怪人を頼っても勝てない。仲間も次々に死ぬ。
だから結末はわかる。「勝てないのに無茶しやがって…」って絶望しつつも、信じて最後まで読み進めると…
ささやかだが確かな戦果と、心温まるハッピーエンドが待っている。
そうやって本書を読み終わった頃、僕もまた無名の戦闘員たちの一員になっていた。
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仮面ライダーの世界を思い浮かべてください。ヒーローの話?それに敵対する悪者の話?そんなんじゃない、悪は悪でも怪人とかの名前のあるような悪役でもなくいわゆる戦闘員ザコキャラですやられ役です。どうせ正義の味方に向かっていっても勝てるわけないじゃんなんて諦観している戦闘員21号、最強の怪人ジャバウォックと出会うことで心の奥にしまったはずの気持ちがよみがえってしまう。
熱血系のライトノベルでよみやすいと思います
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正義の味方ではなく、悪の、しかもボスクラスではなく下っ端の戦闘員に焦点を当てているという何とも珍しい作品。
何の力も持ってない戦闘員が主人公ってところがミソですね。
皆が束になって正義のヒーローを倒そうとするんだけど、やられ役の戦闘員では歯が立たない。
それでもなお策を巡らせ、命を燃やし、力を合わせることでヒーローに一矢報いる・・・いやぁ熱いね!
普通の作品でいうところの悪役視点で物語が進んでいくのがとても新鮮。
1巻しか読んでないけど、2巻はどうなるんだろう・・・?
「勝機がなければ、つくればいい。」
「あれは、足掻く者の目だ。自分の無力を知りながら、それでもなお、足掻き続ける者の目。」
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いつも見ているヒーローシリーズの裏話の感じ
悪の組織はこんなに悔しい思いをして戦ってるのかなと思うと応援したくなる。
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英雄機関vs悪の組織アルスマグナ。
システム【鎧】スタンバイ!―召喚!五人のヒーロー、紅蓮・桜花・金剛・疾風・水蓮。
ヒーローが薄っぺらい感じじゃなく、ちゃんとキャラが立ってるのが良い。
桜ちゃん可愛い。
しかし主人公は悪の組織アルスマグナの、怪人…ですらない「戦闘員」。
「どうせ勝てない」と諦めている主人公・21号の、クライマックスの戦いでの叫びが…!
そして隊長……!
熱かった。
やっぱりラノベ好きだなーって思った。
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面白かった。
ただひとつ、ジャバウォックの扱いが残念だった(おそらく今後の展開に絡むと思うけど)。
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悪の組織の戦闘員が主人公ですね.
いつもの如く怪人と出撃していって
正義の味方に叩きのめされて
上司な怪人さんが倒される,と.
そんなある日とんでもないニュースが
「怪人が◯◯◯」
面白かったよ.
目的のために計画を立て行動している集団の所に
後からやってきて暴力によって妨害するとか
アイツらマジ鬼畜っすよ….