紙の本
同じ会社の同期CPのお話。
2016/09/30 23:32
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
受けが会社の御曹司。
周囲からはリーダーとして素質がないと思われていて性格も内向的ですが、攻めを一途に愛しています。
攻めは、何でも出来る男で将来有望株。
しかし恋愛観は不誠実で自分本意。
来るもの拒まず去るもの追わずで、ズルいヤツ。
クソ攻め…!受けが可哀想!と読みつつも、最後は彼しかいないと思う辺りにキュンとしました。
まあ元々女性が好きで自分がまさか男に本気になってしまうなんて、という葛藤は分かる気がします。
同僚たちにイライラしますが、最後はよかったね、という感じでした。
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あらすじ買い!思いっきり予想が外れた感じです!内容が好みなんだけれど、キャラが駄目でした!!読んだ後で、帯みただけで、一杯突っ込みが出てきそうな感じです。 これのどこが優しいんだ?最低男じゃないですか! 最後までこの攻めが好きになれなかったし、受けもなんで我慢するんだ~!と終始イライラ!もうちょっと受けが凛としていたら、切ないお話なんだろうけれど・・・。これからは凛として、もっとこの攻めを振り回して欲しいですね~♪
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ロマコメじゃない名倉センセの作品は、耐えて耐え忍ぶ健気受が痛いです。攻が酷い。カッコよくて仕事もできて、セックスも上手くて優しい、どこから見ても文句のつけようのない魅力的な男の省吾ですが、だからといって完璧じゃないんです。その優しさが毒、みたいな。
相手に優しくするのが当たり前で、モテるから二股もアリで、必要以上に互いに踏み込まれたくないという、ある意味酷薄な人間。そういう自分を悪いと思ってなくて、当たり前というか罪悪感が無い。ますます始末が悪いですね。暴力振るったり暴言吐く訳じゃないから、実害はないけど、付き合ったら絶対傷付きます。
智樹は、そういう省吾の性格を分りながら、責めることもなくじっと我慢して密かな交際を細々と続けています。
文句が言えないのは、自分がゲイで、省吾が初めての相手で、しかも彼はノーマルだからです。圧倒的に劣勢です。おとなしい性格が災いして、他の女の影が見えても責めることができません。
耐え忍ぶというと、火崎勇センセの受キャラを連想しますが、名倉センセの受はもっと痛い。火崎作品では受がバッサリ、攻が必死にとりすがる、の爽快感があって将来に絶対的な安心感があります。
しかし、省吾はどうなんでしょうか?もっと誠意を見せてもバチは当たらないと思います。智樹の方も、もっと手厳しい態度に出なければいけないですよね。遠慮していた智樹の態度も改め、もう少し対等な関係になった方がいいと思うし、そうなった二人の関係も見てみたい気がします。
優しいけど超無神経な省吾との関係がどうなるのが、気になって最後まで読み進んでしまいました。遠距離恋愛になってからの描写は、とてもリアリティありました。省吾のスタンスは、まあ、あまり変わってないけど、智樹が激変しましたね。距離感とか肌のふれあいの度数とか、そこで信頼が希薄になる智樹です。疑心暗鬼になり、自信もなくなり…コワいですね遠距離って。省吾がやっと自分の無神経さに気付いて、一応安堵。
エロ面では、悲しくて辛い智樹の心情を反映してエロいけど切なくさせられます。最後はちゃんと両想いのほろっとさせられるHシーンがあって、情緒的にもとても感じるものがありました。
あとは、この後省吾がもっとメロメロになって、宗司と智樹の関係に死ぬほど嫉妬して、さんざん痛い目にあってくれたらスカッとしそうなんですけど。