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直球勝負のミステリ作品。
いかにもミステリだなあと思えるミステリを読んだのは久しぶりな気がします。
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館シリーズ9作目。今作は著者があとがきで述べているように怪奇、幻想的要素を控えめにし、初期作品のようなパズラー要素主体に。著者、シリーズ共に個人的にお気に入りではあるが前作が?だっただけに恐る恐る読みだしてはみたけれど、中だるみする事なく最後まで読みきれたので良かったと思う。ただ正直、自分自身が作家『綾辻行人』に期待している(こちらの勝手な思い込みかもしれない)『アッ!と驚くどんでん返し的要素』は期待値を上回るものではなかったようにも思われる。又、後一作でシリーズ終了と著者も明言しているのが気にかかるが、今作を読み終わった現在の心境は毎度の事ながら『早く次作が読みたい!』なのは変わらない。
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ついに出た! という気持ちが大きいですね。
吹雪の山荘、仮面に隠された素顔、首なし死体、そして館に仕掛けられた秘密。これでもかとそれらしい要素を詰め込んで、全編伏線と謎解きに費やされている。そうそう新本格黎明期に夢中になって読んだのは、こういう作品だったなあと懐かしくもあり、楽しくもあり。しかしそうでありながら、ここがこうなら、こうなるであろうという部分をわざと避けつつ、その避けたこと自体が伏線となっていることにも感服。
「本格ミステリ」という世界でたっぷりと遊びました。
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早速に読了。
現実にはあり得ない設計の館にいわゆる「吹雪の山荘」状況、登場人物全員が「仮面」をつけているというシチュエーションで起こる頭部と全ての指を切断した殺人…と、なんともベタな綾辻行人ワールドで、いいんじゃないでしょうか。(^^;
ただ、上記のような説明から想像されるようなおどろおどろしさはあまりなく、適度な分量のパズラー的要素も強い作品という感じでしょうか。
…かく言う自分、「時計館」までは確実に読んでおり、「暗黒館」はあまりの長さに怖気付いて未読なのですが、「黒猫館」は読んだのだったかどうか、記憶が曖昧…はて…?
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待ちに待った館シリーズ第9弾。書店三軒回ってようやくゲットしました。
館シリーズの中では割とシンプルなトリック。そこでまたやられた。
残る館もあと一つ。いつになるのかわからないけど楽しみ!
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いままでのシリーズと比べて軽かったです。ライトな方が好みの方にはいいかも。本格好きにはものたりない…
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館シリーズの9作目。久々に鹿谷さんが活躍の吹雪の山荘編。
いつも思うのですが、読んでてちょっと引っかかった部分というのは、記憶しておくのが大事だなあ・・・と。たいていそこに何らかの意味がある。
今回も妙なミスリードに乗ってしまい、綾辻さんらしいどこか仄暗い感じと、最後に怪奇幻想的な「それあり!?」もあり、翻弄させられました。
もう一度、一作目から読み返してみようかな。
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奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体は何を語る?前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を展開する。名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ「館」シリーズ、直球勝負の書き下ろし最新作(「BOOK」データベースより)
待ちに待った「館」シリーズ最新刊。
雪に閉ざされた館・いわくありげな招待状・仮面で顔を隠した客人たち・・・・。
今の時代に、ここまで王道を行く正統派本格ミステリを書くのって大変ですよね。
そんな中でこの作品は、がっちり制約を受けた上で奇をてらう事無く、滔々と段階を経て書かれたミステリでしたので、さすがと言わざるをえません。
ラストで明かされるオチもなかなかよかったですよ。
今回はこうきたか~、よく考え付いたなぁ、と感心いたしました。
綾辻さんの作品や、その他のミステリを読み慣れてしまったので、ものすごくびっくりさせられた訳ではなかったのですが、あくまで本格にこだわり、フェアに作品に挑む姿勢は素晴らしいものだと思います。
(しかも事件が始まる日が誕生日だったというのもあって、それも好評価なポイントだったりしますww)
次の作品でシリーズ完結というのはさびしい限りではありますが、渾身の最終巻を楽しみに(とプレッシャーをかけてみる)、首を長ーくして待っていようと思います。
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珍しく購入してすぐに読破。やはり、好きな作家さんだと読む気が持続できる模様。
大好きな館シリーズもこれで九作目なんですねぇ~。と、感慨深く読んでいたのですがトリック上、重要なこととはいえ、登場人物がこんがらがること……。
当然、何時も親切?な登場人物一覧もなかったし――。(まぁ、当たり前か)
それでも読破後は納得の爽快感でした。
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館シリーズ最新作。
トリック自体はそこまで驚くものではないけど、細かなところに驚きの真相が隠されている。
読み返すと序盤から伏線がしっかり張られていることが分かる。
計算され尽くした構成に脱帽です。
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奇面館、あと一歩。綾辻ならこれ以上をやってくれると期待したが、さすがに期待しすぎか。ただ、十分合格点。
帯の惹句と後書き通りの雰囲気で走った作品。綾辻ならではの作品だが、でもでも、あと一つカタストロフィーが欲しかった。
この辺は文三の編集が甘すぎた感も。宇山さんの時代とは違うか。ーま、読者層も変わってるしね。ーーでも、でもあと一歩を期待するよね。
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館シリーズ九作目。
今回はパズラー要素が強いです。真相に至る謎解きの過程は、けっこうシンプル。とはいえ謎が不可思議で魅力的なので、もちろん私はまったく見抜けず。解明寸前になって「うわああ、そうだったのかあ!」とようやく気づきました。ま、以前は読むまで気づかなかったので進歩したかも(笑)。
しかし。やっぱり綾辻作品ですから。どこかしら怪奇的で幻想的な要素があって。この部分に戦慄するとともにうっとりしました。「未来の仮面」、いいなあ……試してみる勇気があるかどうかは、さておき。
なんかどっかで見たような名前の人が出てきたりして。登場人物も楽しいです。ある意味ファンサービスかも。
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やっぱり新本格良いなぁと思わせられる作品でした。
嵐の山荘というミステリど真ん中な舞台で展開される「館」ストーリー。謎と伏線。らし過ぎて嬉しく読みました。
作中で過去の事件に言及する場面があり、読み返すのも良いかなっと。本の販促が目的だとしたら、失礼っ。
勿論、本棚に並んでますよ(笑)
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大好きな館シリーズ。
ちょっと無理矢理さも感じましたが
まぁ安定の館シリーズって感じでした。
昔程のゾクゾクハラハラ感が
無くなってしまったなぁ・・・
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素晴らしい.もうここまでいくと様式美だね.
メンバーの共通点とは一体?謎解き後にヒントの多さに驚く.好きな推理小説のパターン.