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まさしく記憶がなかなかできずに困っているので、何かいい方法はないかな!?って思って手に取りました。
Amazonのおかげで、Kindle書籍で安く手に入りました。
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想起力という言葉自体知らなかった。確かに詰め込むには限度がある、今迄の経験も情報収集も多い。インプットよりアウトプットにウエイトを移す時期なのだろう、記銘→保持→想起のサイクルで、常に想起し易い記銘を心が得るのが肝と心得た!
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人の名前が瞬時に出てこないなど、自分にも当てはまることが多いと思ったので読んでみた。
筆者のいうことには、「脳科学的に40歳から記憶力が落ちるのは事実であるが、学生の時のように単語帳を作って覚えるとか、復習をするとかそういった努力をしていないことが記憶力が落ちたと感じる原因。つまり、記憶力自体はあまり変っていないが、大人になり記憶しようという努力が少なくなっていることが『記憶力が落ちた』と考える一つの理由だということ。」
さらに、大人になると記憶するべきことが多くなる。例えば人の名前を覚える時、単に名前だけを覚えるのではなくて、その顔の形や人柄、その人の会社名、役職、経歴、趣味、好みなどそういった内容も自然に覚えようとするので、それがごっちゃになってしまう。それで後で思い出そうとすると、ただ単に名前だけでは出てこないということが発生してしまう。
40歳からの記憶力を伸ばすには、歳を重ねることによって経験は増えていくのであるから、記憶の入力だけでなく、アウトプットを増やすことによって、記憶がさらに強固になっていくとのこと。
このように、本のレビューや感想を書くことも記憶を定着させるのに効果的だということ。
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記憶術とあるが、記憶力と想起力という、記憶したことを引き出す術について語られていてビジネスマンにも役立つ部分が多いと思う。
心理、精神医学的な見解が織り交ぜられていて、楽しく読める。それでいて中身は実用的!
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”記銘(インプット)ではなく、想起(アウトプット)に着目した和田秀樹さんの新刊。「子どもの頃に比べて、復習・反復練習が不足している」という主張にはハッとしたし、きちんと想起したい項目に対して1つずつアウトプットを定義してみるのはよさそう。
なお、和田さんは、40歳を越えてからアウトプット量を意図的に増やしたのだとか。
<読書メモ>
・最近の研究では(略)「覚えられない」とか「記憶力が悪くなったな」という場合、多くは、ほんとうはなんらかの形で書き込めているのに、うまく引き出せなくなってしまっているからだろうと言われています。(p.15-16)
・最近の心理学の考え方では、(略)記憶は、「記銘」「保持」「想起」の3つの段階に分かれるとされています。(p.19)
・社会人は復習を怠りがちなので要注意です。年をとって記憶が落ちたのではなく、子どものころと比べて復習が少なすぎるという現実もあるのです。(p.20)
★いま、本を読んでも、読んだ先から忘れてしまうと、お嘆きのあなた。(略)
あとで見直そうと思ってそうするわけですが、たいていはそれっきりです。見直すことはありません。二回、同じ本を読む人などほとんどいないと言っていいでしょう。(p.30)
#あいたたた…。でも、これがきっと真実なんだな。
・頭の中にどれだけ知識があるかで賢いか賢くないかが決まるのではなく、その知識を上手にアウトプットし、加工し、そこから利潤を得ることがノ出来る人が賢い、とみなされるようになってきている、ということでした。(p.38)
・相手が好きなものとか興味があること、いっしょに行ったところなどを覚えていることのほうが、単に名前を覚えていることより、社会人としてはずっと価値があるということです。(p.61)
#なるほど、そういう考え方は新鮮。ただ、自分はどうかな。どちらも覚えていないとすると、インタレストやアテンションが足りないんじゃないか???
・名前を覚えるコツ(p.69)
何度も使う。名前は、「○○さんは」と会話の中に入れて、
声に出して繰り返し言いながら覚える。
メールでは、社名や役職名、フルネームで宛名を書き、
文中でも使うようにする。
#★単純だけど、これがすべて。いかに意識して実践するか。そのためには楽しみと絡めることも必要。
★出力したい形で、出力の反復練習をすることは大切で、そのことばを使ったうんちくを何度も語るとか、エピソードも含めて会話を重ねるといったことをしておくと、そういう形での出力がうまくなって、話術の素敵な人ということになるでしょう。
ブログにするというのも、ブログという形の出力の反復練習といえるでしょうし、それによって、そのことばを使った文章を書くのがうまくなるのです。(p.70-71)
・何をセットにするのか?(p.72)
わたしたちは、スキーマをつくり、つまり、ある種の知識のセット化を行なって外界を認識しているわけです…
・アテンションには二種類あります。放っておいてもアテンションが向くものが「インタレスト」=関心。もうひとつが、インタレストのないものに無理矢理アテンションを当てることで、これが、「コンセントレーション」=集中です。
#「記銘の条件は、注意を向けること(=アテンション)」が原則。
→★ただし、興味のわかないものでも、自分のインタレストに近い形に変形させたり、くっつけたりすることで、インタレストにもっていく手もあるね。
・(p.92 の図)
○記銘
?注目する ←関心
←集中
?理解する
?セットで覚える
○保持
?復習する
○想起
?練習する
★ある年代になってきたら、入力と出力の比率を変えていく必要がある。(p.106)
#オレもそろそろ、入力を減らして出力を増やす年齢か
#外山滋比古さんの事例:昔と比べて読書量をずっと減らして、気の合った仲間と、いろいろと知的な会話を増やす会を開いている
・統計数字も、自分がアウトプットをすることを考えるからこそ、よく覚えます。(略)これがアウトプットからの逆算のインプットというわけです。(p.111)
#★ということは、今よりきちんと想起したいことを明確にし、それをアウトプットする習慣を増やしていけばよさそう。名前→手紙?、数字→クイズ?、エピソード→メルマガ? etc.
・わたしにとってはむしろ、同窓会で会う銀行に勤めている同級生の話のほうが価値があったりします。実際、かれらにとってはつまらない業界常識のようなことが、わたしからすると、まったく聞いたことのないすごい話だったりするわけです。(p.148)
・アウトプットの際のパターンが、自分の想起パターンをつくるということです。(p.152)
#そっか、あまりにもポジティブなアウトプットだけでもよくない?
#いや、アウトプットがワンパターンになっているから、ひっかからない情報がことごとく抜け落ちているってことだな。
#→★数字やエピソードに強くなるための新しいパターンの開発!
・さまざまなジャンルにわたって書くことで、想起の量を増やしています。それ以上に、なんらかの形で、人と違うものの見方をすることを心がけています。
さらにそれ以上に、つねに想起を意識することによって、インプットの仕方も変わってきているということがあります。(略)
あとは、この知識を加工して、どんなふうに自分の本に使うのかを考えるだけです。(p.155)
・最近のメンタルヘルスの考え方では、主観的に幸せに感じることを重視したり、ひとつのことで思いつめないで、相手のことや将来のことについて、いろいろな可能性を考えられるようにすることを重視しています。
そういう意味で想起というのが、仕事や勉強だけでなく、メンタルヘルスや人間の幸福にまで大きな影響を及ぼしていることを知ってほしいのです。(p.173)
<きっかけ>
最近、記憶力の悪さを痛感することが多い。人の名前が思い出せなかったり、「あの、あれ、あれ…なんだったけ?」とか。想起の訓練をすることで、頭をより活用できるようにしたい。
ある日の新聞広告を読んで、「これだ!」と思い、本屋を2軒まわったが置いておらず、ネットで購入。”