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表題作、家でくつろぎながら読んでしまって、少々の罪悪感。
津村さんのお勤め人小説は毎回共感度が高いのだが、
今回の「職場の作法」は特にツボだった。
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いまどき、電車もバスも不通の大雨の日に、塾から単独徒歩で帰宅しようとする小学生がいるのだろうか…都会の子って、そうなの?
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「職場の作法」は、『そういうものだろ、仕事っていうのは』で先に読んでいた。
津村さんの作品は、働く人々のバイブル的存在(笑)。
淡々とした冷静な文章で、”そうそう!”と思わず膝を打ちそうな分析力がある。
通勤電車や寝る前の読書タイムに読むのがオススメ。
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職場の作法、ひとりでニヤつきながら、読んでしまう。
筋が通っているようで、通ってないようなこの人の小説は、
とても現実的。
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『職場の作法』は何かで読んだことアリ。
なんかわかるような気がする。
『バリローチェのフアン・カルロス・モリーナ』
なんか面白い。スケート選手のことを先輩に話したら、負のオーラをもつ先輩のせいで成績が悪くなる恐れがあるからと話題にしないと決意するのに、なぜかすでに先輩が選手のことを知っているという。
ガックリしただろうなぁ。
録画してまでスポーツを観戦するというタイプではないから、その熱さは理解できないけれど、気になる人のことをあれこれ調べるというのはわかる。
『とにかくうちに帰ります』
すごい大雨の日に読んでいたので、自分もずぶ濡れで帰宅を急いでいる気分になった(笑)。
いやー、ここまで大変な天候になったら無理に帰宅せず会社に泊まっちゃうかも。
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表現が難しいけど、とにかくおもしろかった!
何だろう?私も家に帰りたくなった。
部屋でこの本を読んでるのに(笑)
人間描写が好きだなぁ、彼女の作品は。
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おもしろかった!
「君は永遠にそいつらより若い」とはちがう雰囲気。
職場小説…会社員小説とでも呼びましょうか(笑)
わたしが働いてきた職場は、「職場の作法」のそれとは職種も雰囲気もちがうけれど、いるいる、あるある、と思わせられて、ニヤニヤしながら読んだ。
「とにかく〜」がとにかくおもしろかった。
「職場の」登場人物もそうだけれど、「とにかく」の登場人物も、ちょっとクセがあり、でもやりすぎてなくて、読んでいて頭に浮かべられて楽しかった。
悪天候の中、ひたすらに家路を急ぐ、という話が、こんなにもおもしろいなんて(笑)!
読んでいるだけのわたしも、靴の中まで雨が入ってぐちょぐちょな不快感とか、とにかく家に帰りたいという切実な気持ちになって、普段本を読んでいるときには入らない、ヘンな力が入ってしまったほど(笑)
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職場の作法とバリーチェのファン・カルロス・モリーナ
は、舞台が同じ。職場の困ったさんとか、なんかアハハと笑えるサラッとした話。
とにかくうちに帰ります は、この状況では、家に帰りたい気持ちがひしひしとよく分かった。
家って、やっぱりとってもいいものだ。
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この作者さんのお話を読んだのは初めて。
しばらく追っかけてみようかな、ってくらい
文章の、なんての?「リズム」?
う~ん ちょぃ違うな、
音楽で言えば「メロディ」みたいな感じが、好み。
■ ■ ■ ■ ■
とある会社の内勤女性のナニゲな日常話の前半と
帰宅難民の4人のお話の後半で構成。
地味に内勤やってるワタクシ的に共感できる部分が大きいなぁ。
社内のひととってさ、
毎日長い時間を共有してるものの、
近過ぎないお付き合いが望ましいじゃない?
で、好感もったひととは『なまあたたかい』くらいに仲良くしたい。
そんな感じの距離のとりかたが絶妙。
ここの会社の人事担当者って女性を見る目があるなぁ。
ま 男性に関してはどうよって思うけど。(笑
後半のお話は、単に会社から家に帰るだけのお話を
こうもドラマなお話にしたてあげる目線にブラボー!
自宅でまったり読んですんません(笑。
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いつ自分の身に起こっても不思議ではない話の数々(^_^; 「職場の作法」で共感して、「とにかくうちに帰ります」でほのぼのした。のめり込むような話じゃないんだけれど、なんとなくお気に入り(^^)♪
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ゆるゆるしてて好きかなー
みんな無表情でなに考えてるかわかんなくて
でも頭の中では案外ブラックなこと考えてるのよっていう
時々くすりと笑ってしまう
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前半は、小さな会社で起こる日常のさまざまのお話。
って一言でいえばそれだけなんだけど、やっぱり面白いなー。
ふと思ったけど、津村さんの作品って、小道具の使い方がすごーくうまい。
主人公のお気に入りの万年筆(ペリカーノジュニア)とかはまあちょっと特別なんだけど、とにかく我ら庶民の生活圏のなかに実際にあるものがちょいちょい出てくる。
登場人物も同じく、極端なキャラクターの人はいなくて、善人悪人、好き嫌いで分けることができないような、身近にいそうな人ばかり。
そゆのが小説と現実の距離を縮めてくれてるので、自分の体験のように読むことができる。
なので面白いんだろうなあ。
後半は豪雨で帰宅困難になった人々の物語。
とにかく家に帰りたい一心で雨の中を歩き続ける。
一人暮らしをしたことのある人なら共感できると思うんだけど、家に帰って誰にも干渉されずに好きなものを飲み食いして、好きなタイミングで寝たり起きたりするしあわせって、結構至福だったりするもんねえ。
そういう自己完結をさびしいと感じるタイプの人もいるだろうけど、ここではそういう時間をこよなく愛するタイプの人々なので
家に帰りたいっていう気持ちが切実に伝わってきました。
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この人の本を、もっともっと読みたくなりました。
最初のお話が唐突に始まるので(語り手の立場とか
何の会社なのかとか一切わからぬまま)、わかりにくい
話か? と一瞬げんなりしましたが、読み進めていくと
だんだんわかってくるし、何よりおもしろい。
表題作の「とにかくうちに帰ります」は、
登場人物たちを「早く帰してあげて~」と思いながら
読みました。
レインコートを2枚買って、それを重ねて着るとか、
飲み物を○○と○○と○○を買うとか、そういう細かい描写が
好きでした。
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「とにかくうちに帰ります」というタイトルが好き。
自分の心の中でこっそりつぶやきたい、魔法のような言葉になった。
大雨で帰宅困難に陥ったことが私も実際にあるので、「切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい」気持ちがよくわかる。
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「職場の作法」がよかった。津村さんは何気ない日常とか心理的描写がすごくうまい。あるある、そういうふうに考えちゃうよね。と思える。
表題作の「とにかくうちに帰ります」もよくわかる。家に何があるわけではないんだけど無性に家に帰りたくなる。