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残った人の悲しみを癒すための詩。1ページにワンセンテンス。空白のページ。シンプルな絵。というある意味贅沢な作り。でも結局はある程度より若い人向けの本だろう。
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ー私はただ、となりの部屋にそっと移っただけ
そうか、そうだなと思いました。
死はおしまいだと思っていたけれど、残された人たちの中に続いていく何かがある。一緒に生きていける。そう思ったら少しだけ、漠然とした怖い気持ちが和らいでいく感じがしました。
イラストが気持ちに寄り添うように描かれていて、それもまたグッときました。
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静かな優しい詩
いつか自分の葬式にも使いたい。
英文のまま理解できたら、
また違う味わいがあるんだろうなと思いながら、
訳者の気持ちも伝わります。
「私の名前がこれまでどおり
ありふれた言葉として呼ばれますように」
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すごく良い。大事な人との死別が怖くて怖くて怯えてる私に、死にゆく人がこんな気持ちでいてくれるなら、受け入れられるかなと思えた。
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読みながら動悸がした。
死別だけでなく、離別においても
あてはまるところがあって。
小さい頃、地震でしぬのが怖くて毎日机の下に隠れたり
いつも家族の死を想像してかなしくなってひとりで泣いたり
家族でケーキを食べる時間が終わることがかなしくて食卓で大泣きしたり
感受性200ぱーで、おセンチにもほどがあったけれど
それは今もまったく変わらなくて
「別れ」にはいつまでたっても慣れることができないなあ。
また会えるじゃんってなれる友人がほんとうにすごい、わたしは常に後ろ向きなんだよな
たいせつな人と離れるって、この世でいちばんの苦行
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『あしたから出版社』を読んで、気になっていた1冊。
夏葉社の島田さんが、最初につくろうと思った本。
まず、その装丁の美しさにビックリした。
(夏葉社の本は、どれも装丁が美しいのだけど)
そして、本の分厚さ。
1編の詩しか載っていないはずなのだ。
だから、「本」と聞いたとき、こんな立派な本は想像できなかった。
とても大切に言葉が綴られており、それは、“ゆっくり読んで欲しい”という島田さんの想いそのものなのだろう。
どこかの本屋さんで目にすることがあれば、ぜひ手に取って欲しいと思う本である。
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スーッとおちてきた感じがした、何かが。生活のそれが変わるわけじゃないけど、消えるものじゃないんだよな、なかったことに、聞かなかったことになんてできないんだよ。
詩がとっても面白くて新年早々5冊一気に買ってしまったのは、ネガティブ・ケイパビリティ備わってる証だよな?
詩って一般化されているから哲学に近い感じで、何言ってんのか訳わかんないんだけど、わかるんじゃなくて感じるものなんだよな、。そしてこの詩とイラストは、相関しすぎだろ...目から哀愁あるなにかがでてきてしまってたわ、出会わせてくれた本屋さんに感謝
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死はなんでもないものです。(Death is nothing at all.)で始まる1篇の詩。これによってきちんと悲しむことができる。そんな気がした。
悲しむ心を支えてくれるには、悲しむこともなんでもないこととせねば。そう思えた。
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言葉も挿絵もやさしい。
いつかは自分の周りの大切な人を亡くすことになるだろうし、自分が先に逝くかもしれない。
「死はなんでもないものです」
亡くしてからでは受け入れられないかもしれないので、今出会えてよかったと思う。
「私の名前が
少しの暗いかげもなく
話されますように。」
原詩も掲載されていますが、中学で習う程度の平易な単語でシンプル。
いつも手元に置いておきたいと思います。
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詩集ではなく、一編の詩。
ミホホンさんにいただく。
こんな心遣いのできる人になりたい。
丁寧に作られた夏葉社の本が手に出来た幸せ。
失うことが人にこんな思いをさせることもあるんだな。
穏やかな失い方をしたわたしはそれだけで幸せだ。
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・Death is nothing at all
私が死ぬときに大切な相手に渡したいけど、いつ死ぬかも分からんからな〜〜と。手元にあってほしい本。
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身近な人を亡くした人の心に優しく寄り添う42行の短い言葉。
そしていつか私自身、残して逝かなければならなくなったなら、ぜひこの本を置いていきたい。
きっとこれから先、何度も何度も読み返し、支えになってくれるであろう一冊。
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すごく短い詩だけど、余白も、スペースも、挿絵も、文字の配置も、紙の質感も、装丁も、全てがとっても丁寧で
誰かを亡くした悲しみに本当にゆっくりゆっくり寄り添ってくれるような本だった。
死は当たり前にみんなに平等にくるものだけど、それでもやっぱり人間にとって大切な存在の喪失
はすごく大きなもので。
その悲しみを受け止めながらも、死は特別なものじゃなくてこれからも大切な人やものは近くにいるよ、あなたの人生全てが変わるわけじゃないよ、大切に生きてね、とやさしく語りかけてもらえた気がしました。
もっと早く出会いたかった1冊。
夏葉社の本はどれもやさしくて大好きです。
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まさしく、「死」はそうで、
いたずらに恐れおののくものではない。
それは「死」に対して、失礼でもある。
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電車やお店にいるふとした瞬間に、いつか来る親の死を想像して涙目になることがよくある。
「あなたの声音を変えないで。」そうだよね、、!