紙の本
中世からの脱却への揺り戻し
2015/09/15 16:08
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅井朝倉連合軍を下し、織田信奈は近臣を各地に配して、急速に勢力を拡大していた。未来から来た高校生に過ぎない相良良晴も、羽柴秀吉の代わりに北近江二十万石の城持ち大名となった。しかし、密かに情を通じる信奈と良晴の関係は、明智光秀の邪魔があって中々上手くはいかない。
そんなある日、竹中半兵衛に並ぶ軍師の黒田官兵衛が信奈に仕官を申し出て来て、良晴の配下に置かれることになる。信奈の視線の先には、猛将・吉川元春と知将・小早川隆景を擁する毛利家を頼って来た足利義昭の姿があった。
官兵衛の陰謀のせいで信奈の勘気を受けることになった良晴は、わずか五千の兵で、播磨に攻め込んで来た宇喜多直家と彼を差し向けた毛利軍を相手にすることになる。そして京では、土御門久脩を使って中世的な戦いを仕掛ける関白・近衛前久が暗躍する。
全てを拾うべく奮闘する良晴ではあるが、尼子十勇士の山中鹿之助をも抱え込むことになり、ついにパンクの時を迎えることになる。わが身も顧みず良晴と信奈のために尽くす竹中半兵衛が選ぶ未来とは…。
歴史からの揺り戻しは、良晴に非情な選択を迫る。それを受け入れるのか、あるいは抗うのか。いずれにせよ、簡単な戦いではない。
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織田軍の中国攻め編。
敵は毛利軍先鋒の宇喜多直家。
黒田官兵衛、山中鹿之助の出仕。
竹中半兵衛の命が尽きようとしているところで相良が足掻いて次回へ続く、となっている。
よほどの戦国マニアじゃない限り、Wikipediaがすぐ読めるようにしておかないとアレ。まぁ、Wikipediaを読むと結構ネタバレですが、それでも心躍るのは、史実と創作の見事な塩梅あってこそ。
お色気要員な筈の鹿之助ちゃんに、挿絵がないのがちょっと残念。無念。
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軍師黒官登場!毛利家からは吉川元春と小早川隆景という双子(幼女ばかり)・・・。近江長浜城を与えられた相良は、播磨姫路城を拠点に足利義昭を擁する毛利氏と戦うことに。山中鹿之助という味方が現れるが、宇喜多直家が立ちはだかりピンチに。一方、京の本能寺にいた信奈も公家衆の陰謀で苦しむ。しかし、方面司令官の柴田勝家、明智光秀らは遠方にいた。
史実では本能寺の変に向かう直前の様子。竹中半兵衛が亡くなる一方、秀吉が播磨三木城や但馬を攻略する頃でしょうか?信奈のまわりにきな臭い連中が現れ、味方が遠方でピンチ。宇喜多の策略で黒官が捕えられ、半兵衛が死の床で播磨も予断を許されない状況。
面白くなってきました。
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新章播磨編スタート。歴史改変のコストや歴史の復元力というタイムトリップものの要素が増えてきた。いつものこととはいえ引きがあざとい(褒め言葉)
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姫武将ばかりの戦国時代飛ばされた高校生が活躍するパラドックス時代ラノベ。
今回は播磨でのあれこれ。
望んだシリアスモードのものになって喜んだ半面、播磨での出来事を史実ではほとんど知らないのであまり馴染めない。
さらに既存の登場人物がほとんどでなく、次々と新しい姫武将がでてきてキャラメインになってきているのは残念(もともとその嫌いはあったけど)
そろそろ大一番な戦いが目白押しになりそうなんでそれを期待か。
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金ヶ崎以来のピンチにどう対処するか見物。そして信奈は表紙から陥落。と言うかこの話で信奈表紙の方がおかしいが。
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良晴がまたひとつ成長したと思える巻。
何も出来ないけど、もう何も諦めない。
簡単に思えるようなことですが、すっごく難しいと思います。
だからこそ、男気溢れて女性にも誤解はされるが、モテるのもしかたのないことだと。
命をかえてまでも、全てを救ってみせる。
ほんと、良晴は最近かっこいいなと思えるようになりました。主人公してますね(どこかの作品はしてませんがここでは伏せておきます
半兵衛の忠誠心と、官兵衛の葛藤。
人を信じている人間と、人を疑う人間。
対称的なふたりでしたが、官兵衛がその生命を犠牲にしてまでも半兵衛を、その半兵衛も生命を犠牲に官兵衛を。
この戦いを切り抜けて、二人がきちんとした形で手を取り合う姿を見れるといいですね。
朝倉さん、復帰はやいですね!
もう出てくるとは思いもしませんでした。
陰陽師の力が減ってきてるようですし、鬼として暴走していくのかなぁって思ったりします。
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アニメが面白かったのでとりあえず8巻まで。主人公が真っ当な主人公かつえちぃ人なので、王道的な熱さがあって読みやすい。女性キャラもすんごい可愛いですね。全体的にちょい展開が似たりよったりなところがあるかな?とは思いますが(6巻はいろいろ飛ばしてたね・・・)、8巻は引き的にも展開的にも濃い内容で面白かった。今後も読んでいこうかと。
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前巻の締めが随分シリアスだなと思ったら今巻はよっぽどだった
朝倉義景や宇喜多直家のキャラクタはぜんぜん許せるし
本能寺犯人についてはまったく文句ないのだが
やりすぎ
頭数でなく時間省くではなく圧縮する芸なのだし
一方『織田信長公の野望』歴史イベント充実さ加減まじぱない
創造WithPKなんぞ足元にも及ばない
ふらぐ管理がおそろしく面倒そうであんまり遊ぶきはしないけど
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シリアスな展開が続く、、、
6巻の本猫寺が恋しい!!
シリアスというと変だがラノベでは、ラブコメ、ほのぼのが好きな自分にとっては中々苦しい巻が続く、、、(なぜ読んでる)
山越えたら新たな山と息つく暇がない!
ちなみにこの巻で官兵衛幽閉が入っていたが、内容的に荒木村重等が出てきていないため、強引に官兵衛幽閉の状況を作ったりしたのかなぁと思った。(思っただけ)