紙の本
初版発行:2012年2月10日
2015/08/30 20:04
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投稿者:bbsf - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本は2008年12月刊行…衝撃の後日談が書かれているのでこの本に関しては単行本よりもこちらを買うべき
電子書籍
最期までラブラブだったかは不明
2017/03/03 22:23
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投稿者:Ladybird - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
出版されたのが2008年で、内容は80年代なので、時事的に古さを否めないですが、夫が元FBIという点が異色で面白かったです。書いてある内容、危機管理という点から見ると、プライベートを売り物にするのは、元FBI夫もOKしたのかな?と思いました。最近国際結婚のエッセイが流行しているから頼まれたのかもしれませんが、自分売りしなくてもコピーライターで成功しているのに?
後年追記された後書きの内容は、驚きました。夫だけ数年前から米国に居を移し、家族に連絡をせず、一人で亡くなったこと。一緒にお墓に入ろうと誓ったのに、孤独死を選んだとは、何故?。それらしい理由は書いてありましたが、それでも???な感じです。彼は妻に財産を残さなかったのではないかとも読める後書きでした。代理人に呼び出されるまで、なにも知らなかったということは、数ヶ月音信不通だったのでは?それが当たり前の関係になってしまっていたのだと思います。最期は別居、彼が生前家族に連絡を取らなかったのは、愛情や信頼があったのか不思議に思いました。
改めて本編を読んでみると、出版された当時からしても、十数年前がメインで、近況は書かれていませんでした。結局日本語が不自由なまま、当初目指していた危機管理の会社設立もかなわなかったようです。つまり、対外交渉、法的手続きは全て妻がやっていたのでしょう。妻がこのウルサ型の夫を全部背負って、豊かな生活を支えていたのも妻だったのかもしれません。社会的に成功した妻の夫は、ダメになる実例がすごく多い。著者のブログにいくと、当時の女性読者からの「ダーリンのファンです」という書き込み少なからずありました。欧米人男性は、日本女性にとてもモテるし、誘惑も多いといいます。否定的なことは書かれていない、ユニークな体験だけをエッセイにしてありますが、いろいろ苦労もあったのかもしれない、と穿った読み方をしてしまいました。
国際結婚や海外生活のエッセイは、読者が羨ましく思うようなプラス面ばかり書いてあるものが多い。読者の憧れが前提にあるのだから、マイナス体験のエピソードでは売れないだろうし、先ず著者が自分の価値を下げるようなこと、恥になるような暴露談書くわけないですよね。特に業界では確固たる地位を築いている人なら、尚更でしょう。
一読しただけでは、元FBIって面白いというのが印象に残りましたが、なんだかお互い無理してたのかなというのが今の感想です。
著者が書いてないことをいろいろ勝手に想像してしまいました。
電子書籍
元FBI旦那の一方的な言動に腹立つ。。
2022/05/06 13:52
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投稿者:Qちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学も大学院も欧米で過ごして学んだことの一つ: 日本に関心の強い欧米人は得てして変人が多い。
本作、タイトルから、FBIのプロファイリングや訓練の話や実践で使われてる技術や裏話が日常生活に活かされる実録ノウハウ本に近いものを期待して買ってみたんだが、どちらかと言うとヘンな経緯で結婚した押しかけ夫の元FBI旦那の異色ぶり(文化によるものではほぼ無い)や、そこに筆者の奥さんが折り合いつけたり学ぼうとしたりする姿勢を描いてることが多い。
正直、この旦那の、独善的で一方的で他人の意見に耳を傾けない言動はかなり腹が立つ。自分で信念がある分にはいいが、事情もあるのに妻に押し付けすぎ。そこまで言うならお前も家事分担して手伝えよ。
そんな状況で、奥さんはこんなん言われてよくキレないなと思うが、逆に納得してたり学んでたり、あまつさえ感動してたりして、ちょっと理解し難い。
筆者の仕事はかなり私と近いし、筆者も私もフルタイム共働きだから、環境が違いすぎるってことはないはずなんだが、なんでこんなに感覚が違うんだ。。昭和と令和に共働き夫婦をするという時代での価値観の違いなのか?
実話として面白くなくはないんだが、とにかく読んでると、人様の旦那なのに死ぬほど腹が立ってきて、やがて自分の旦那にキレてる気分になって非生産的だなと感じてしまった。人の分類の仕方などは自分なりにアレンジして使えそう。
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自分はコピーライターでダンナ様が変わった職種、ということで親近感を感じて読みました。
コメディエッセイなのに教えられることも多かったし、文庫版だけのラストは胸がつまって小説を読んだ後の気分。
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国際結婚のドタバタ喜劇エッセイかと思いきや、中身はプロフアイリング術を活用したインタビュー方法とか、自分の生涯最低年収を決めておき、それを下回ったら引退しろだとかビジネスの考え方で参考になる部分があり、いい意味で裏切られた感じ。
(役に立つお笑いエッセイ?)
カテゴリーを最初、「身体・格闘技」で登録していたが読了後「ビジネス」に変更しました。
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タイトルの通り、FBIの旦那さんと結婚した人のエッセイです。
主な内容は、旦那さんがFBI仕込みの危機管理・分析・コミュニケーション手法を奥さんに伝授するという内容で、エッセイというより軽いビジネス書ですが(笑)、具体的な話が多いので読みやすいです。
ちなみに、結婚するまでのアプローチがさすがFBIという感じで(と言ってもFBIの知り合いはいないので実際のところは知らないが)特におもしろいです。
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面白い。国際結婚は異文化同士の結婚だけど、このダーリンは更に特殊な職業意識も持ってて奥さん大変!
FBIなんて、映画の中でしか知らないけど、あの過酷な仕事が本当にあって、その仕事についている人達にも普通の暮らしを送る日々があるんだな。
この本、ハウツー物しても読める。インタビュアーじゃなくても初対面で会話しなければならない時はあるし、私はそれが苦手だから、ハウツー物しても興味深い部分があった。
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感想*FBIのアメリカ人と結婚したコピーライターさんのエッセイ本。FBIという非日常の考え方を受け入れてつきあっていくってどんなかんじなんだろうと興味本位で購読。FBIならではの好きな人へのアプローチと、結婚してからの危機管理、ビジネスの訳にたつ立ち居振る舞いのハウツー伝授が面白いです。うん、思っていたよりハウツー要素が濃くて訳に立ちそうなところもチラホラでしたー。
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エッセイを読むと、感じるのは「あるある」という同感とか、
「そんな見方もあるんだぁ」という発見とか、
「これは自分もやってみたい」という同調とかイロイロあると思う、
しかし、この本を読んでのアタシが感じたのは「ないわぁ~(笑)」
終始これに尽きる。
外人と結婚する。しかも元FBI。アメリカ基準の日本での暮らし。
ビジネスへの姿勢のトレーニングの日々。
もちろん、夫婦のことだから、文章外にもたくさんの摺合せや妥協してもらったこともあったのだろうが、
この本からはダーリンの理論に看破される著者の姿は「洗脳」に近く、
ある種「ダーリン=正義」のような印象を受けるばかり。
それを丸ごと自分に当てはめると「ないわぁ~(笑)」になってしまう。
否定はしないけれどね。
そして最後まで読み終えて 「ないわぁ。。。」と寂しく本を閉じた。
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そこまでするか!って思うほど、一般人にとっては過剰な(ダーリンにとっては普通な)ダーリンの行動が描かれています。その行動と日本社会とのミスマッチににやっとしてしまいました。軽いトーンの文章なのでさくさく読めますよ。最後はじーんときてしまいました。え、何が?そう思った方はお手にとってみてください。
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奥さまの名前はエミ。そして、
だんな様の名前はダーリン。(仮名)
ごく普通の二人は(どっちも違う)、
ごく 普通の恋をし(いや〜あの出会いはない)、
ごく普通の結婚をしました。(・・・・・)
でも、ただひとつ違っていたのは……
ダンナ様は 元FBIだったのです!
ということで、
仕事の最中にうっかりFBI職員に見初められ
うっかり結婚してしまい
トンデモ生活を謳歌された
コピーライター 田中エミさんのエッセイ
おつきあいから、プロポーズ、結婚生活、
すべて筋金入りのFBI流処世術、危機管理で
マイペースをつきすすむダーリンに
振り回される抱腹絶倒の日々
いや〜笑いましたし
人付き合いにおけるとっても大切なことも
披露されていて感心することもたくさんありました。
戦略をやんわりと
愛情オブラートにつつんで
我が道をつきすすむダーリンさんに
結局は丸め込まれてラブラブ結婚生活
しかしドラッグや非社会的行動
に関わったミュージシャンの
アルバムはだめと
妻の青春時代の証とも言える
秘蔵のLPを勝手に処分するとは
そして文庫版あとがきに
記載されていた内容
あれはないっ!
見初められる心配?は一切ないけれど
私じゃつとまらないし、
御免こうむるなと思いました。
笑いある自己啓発書として読むのもおすすめです。
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元FBIに勤める人と国際結婚された作者さんのエッセイ。
まだバブルがはじける前の、時代の日本を懐かしく思い出しながら、なかなかに荒んだ昨今の日本を実感させられました。
軽いタイトルの割に、中身はちょっと重め。
よく、そんな旦那さんと暮らしてこれたな。。。と思うのは素人(?)の浅はかさかもしれませんが、相手のことをよっぽど好きでないと続けられないのは確かだと思います。
10年前には異常な話も今では普通にあるというのも、考えてみれば怖い話だと改めて思いましたが、せめても銃が普通になってないだけまだマシなのかも?
あまり景気のいい話が無いものの、もう少し潤いのある世界になってほしいと思う今日この頃です。
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成功を追及するアメリカンなマッチョさになるほど〜と納得、よくある異文化結婚エッセイの一段上の内容で面白かった。
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ラストが衝撃だったけど、本当におもしろかった。自己投資の話は参考になった。仕事をはじめて、20年たったけど、スキル、人間性を磨いていくことは、一生続くんだと考えさせられました。
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書評メルマガから。ビジネス書の延長のようなエッセイ。ざっと20年前の日本での話だから読めたかな。なるほどー!と思えること、結構たくさんありました。
2013/4/12読了