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電気はもう手軽に何も考えずに使えるエネルギーではなくなった、という前提のもと、どんなエネルギーにどんな展望と課題がある、ということを綴った本。
一つ一つには丁寧な解説がついていて、まとめもあるのでかなりわかりやすい。
しかし、安全な次世代原子炉の開発が必要だと訴えている点、そして蓄電池に肩入れしているな〜という印象が強く、あまり自分の志向とはマッチしません。
バイオエタノールやバイオディーゼル、他バイオマスについてもあまり好印象を持っていない様子。手軽に使えない、という利用者側の視点があるような導入だったのに、エネルギー(というか結局のところ電気)を作る・供給する側視点が強い気がします。
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2011年3月28日に化学工学会から発表された「大震災による東日本の電力不足に関する緊急提言」をきっかけに、エネルギー全般を網羅的に解説している。提言では、特に電力需要のピークシフトを定量的な数字を付して提案しており、話題となった。当時は誤解に基づく批判もあったようだが、あれだけの内容を二週間強で公式見解として纏め上げ、公開した学会の功績と英断に敬意を表したい。
化学工学の魅力は、守備範囲の広さと経験論に基づく「理屈はともかく、これで結果と合うんだから良いじゃん」的な現実主義だと思う(学会の先生には怒られそうな表現だが)。
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火力発電はCO2問題。
原子力よりは安全。
スマートグリッドは、分散と双方向。
スマグリでは機器の制御技術やエネルギーマネジメントシステムの開発に加えてシステムと電力システムとが情報を共有し調整を行うためのITも必要になってくる。
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SLBA選定図書 2012年度 第2期 Bセットから
「原子力発電から火力、風力、地熱、太陽熱、バイオマス、スマートグリッドなど、様々なエネルギー関連の技術と可能性、課題について解説」
分類 501/カ