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2012/4/5 Amazonより届く。
2017/1/25〜1/28
四年ぶりの黒田作品。電気店に勤める主人公にとんでもない嫌がらせをするクレイマーが付きまとう。あまりの酷さに意を決してクレイマーに逆襲したところ、恋人が猟奇的な殺され方をしてしまう。犯人は果たしてクレイマーなのか?
いやいや、騙されたなあ。分かってみると、ちゃーんと伏線が張ってあって、フェアーな作品。やられました。
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流石黒田さん。楽しめました。
意外などんでん返しで、よかったです。
暗闇では動けないんですよね。気付いても良かったなぁ。
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クレーマーを扱った内容なので、少し読む人は選ぶかも。でも、どんでん返しがあるとわかって読んでも、楽しめる結末でした。クレーマーの悪意を受け流しつつ読めるのであれば、一気に読めてしまう本です。
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確かに、帯で謳われている通りどんでん返しだった。全く思いもつかなかったラストだ。そういった意味では、面白い作品だったと思う。
ただ、途中の死体の描写であったり、状況の説明がイマイチだった。具体的にどんな状態なのか想像しずらい描写だった。内容がおもしろかったのに、評価が☆3つなのはそれが理由。
それと、ここでは電器店マネージャである主人公と対峙する客(?)が2名(万引き常習者とクレーマー)いるが、ほぼクレーマーとの対決ばかりで万引き常習者が本当に必要だったのかは疑問が残る。拾えていないだけかもしれないが、万引き常習者があまり話の軸に関係ない気がする。
話の落とし方は秀逸だと思うので、もう少し入り込みやすい描写だともっと読んでいて臨場感が生れて評価が高くなるのではないかと思う。
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クレーマーと万引き犯への対応に四苦八苦し体調も崩しつつある郊外のスーパーのマネージャー袖山。度重なる嫌がらせ、身に迫る危険に追い詰められ、辞表を叩きつけたと思ったら…。確かに帯にある通り騙されたままだったところもあります。納得のいく説明ではあったし、ヒントも実はちゃんとあったのでフェアでもある。読者の目をくらます構成もしてるので、クリスティを読んでない人ならより騙されたと思います。が、全体的にゲームチック。残虐な表現もそうだし、一定の状況を作り出すための展開に終始する点も気になりました。ミステリにリアリティーを求めるのは限界があるけれど、まずこれだけのトラブルが起きたらスーパー側も従業員の安全を守るために手を打たなきゃいけない。切なさと余韻を残したかったんでしょうけどあのラストでクマを可愛いと言っていられる従業員の感覚はおかしい。その他もろもろ言い出したらきりがありません。
どうでもいいんですが、クラウンとセダンって同じ車ですか?違うよね?
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衝撃の結末が衝撃ではないことと、描写がいきなり露骨になってつまらなくなることのおかげでダレる。帯に本格ミステリとか書く本は総じてミステリーがない。
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クレーマーって嫌だなぁと思いながらも黒田氏の本だし何か引っかけがあるんだろうと読んでいたが気付かず、説明のところで、ああ!そういうことだったのか!と驚き。死体描写が猟奇的なのになんだか結構みんな冷めたような発言なのが気になったがそういうものだろうか。万引き犯に関しても袖山と同じ考え方をしてしまった。
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どんでん返される覚悟で読んでたのに見事に騙された。騙されてる事を受け入れたくないくらい衝撃的なラスト。頭にこベリつく作品。
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借り物。
すごく読みやすく、先の展開が気になったので、あっという間に読み終わってしまった。
クレーマーって怖いな。
こういう対処の方法があるんだな。
前半のクレーマー対応の部分だけで一つのお話ができそうで、それはそれで読んでみたいなと思えた。
どんでん返しの説明が始まったところでは、まったく想像していなかった話をされたので、同じところを何度か読み直して理解した。
たしかにおかしいなと思ったところはあったし、なんとなく理解できていたところもあったのだが、それをさらに上回る事実があったために、「おぉー」となんだか感心してしまった。
・・・しかし、マンビーの解決の方は、最後にちらっと出てきただけだったのは残念だった。
タイトル通り、内容はクレイジー。
狂っている部分に気持ち悪いと感じる人がいるかもしれないので、注意が必要。
私もそういうものは苦手なのだが、これくらいなら耐えられる。
さらっと読める文章が救ってくれていたのかもしれない。
黒田研二さんの作品は初めてだったが、他のものも読んでみたいなと思えた。
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作者が仕掛けるトリックにまんまと騙された。結末の落とし方は好き嫌いが分かれる作品だと思うが、個人的にはハマり読後感もスッキリとした印象であった。オススメできる作品です。
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間違えて二回読んだ。読めた…ってことは記憶力が極端に衰えたか、記憶に残らなかったからか…これからはブクログ頼り。
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電気店のマネージャーとクレーマーの関係から始まり、殺人事件へと発展していきます。
それにしても読んでるこちらまで胃がキリキリするようなクレーマーで、今の社会では決して大げさじゃない話なんだろうなぁと感じました…
読みやすく展開も早い為、数時間で読み終わりました。
帯に「きっと騙される!」とあったので、伏線を読み逃さないようにしていましたが、あっさりと騙されました。
そうかぁ、そういう結末かぁ…と最後の数ページで思ってもみない結末となったので呆然としてしまいました。
犯人の気持ちは理解できないけど、さくっと読めるミステリーとしては面白かったです。
別の作品も読んでみたいと思えました。
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後半やラストのどんでん返しがウリのようですが、途中までの主人公の人格に関する描写が弱く、驚きと納得性が不十分かな。
ただ、凝った構成と発想は評価できます。
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クロケン渾身(?)のクレーマー系(?)ミステリ。
クライマックスの大どんでん返しは
あまりのひっくり返し過ぎに一瞬訳わからず…だが、一番クレージーだったのはアンタだったんだなぁ…と思う結末は面白かった。
探偵役が無理矢理っぽいのが気になったが。
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大型スーパー(デイリータウン)に出没するクレーマーと万引き常習犯とのやり取りをベースとしたミステリー。文体などはともかく,内容は,かなりのイヤミス。読後感は最悪。クレーマーの岬圭祐の言動は,読んでいるだけでイライラが止まらない。万引き常習犯のやり口もえぐい。マネージャー役の袖山剛史に感情移入してしまったので,読んでいる間はイライラのしっぱなし。そして真相は,マネージャー役の袖山剛史が犯人というもの。袖山は,袖山に好意を寄せていた市来美乃を愛することができず,美乃からもらった熊のぬいぐるみを愛し,熊のぬいぐるみにアパートを与えている変態だった。クレーマーの岬に,熊のぬいぐるみを破壊されたこと,万引き常習犯が市来美乃だと誤解したことから,袖山が市来美乃を殺してしまう。実際は,万引き常習犯はほかに存在し,市来は誤解の上で殺害されてしまうというオチ。下手に袖山に感情移入していたので,読後感は最悪。
まぁ,こういうイヤミスは好みだし,絶対に忘れられない作品といえる。この展開は予想できなかったから,意外性もある。一般的な評価はともかく,作風は好み。しかし,もうちょっと面白くできそうな気もする。トータルでは★3かな。