紙の本
架空を建設
2020/05/28 17:57
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメに出てくる建造物を綿密にリサーチして、工費から納期、見積りまで制作してしまうこだわりようにビックリです。自由なアイデアと想像力が、会社と人を育て上げていく秘訣なのかもしれません。
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120323 購入 読了
想像の内容を実際の知識、技術を盛り込んで検討する。SFだわぁ。
真面目に馬鹿する企画って素敵よね。
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大手ゼネコン前田建設株式会社が、ゼネコンについてのあまり良くないイメージの払拭と、具体的にどんな仕事をしているのかを一般の方々に楽しく知ってもらうために前代未聞の「ファンタジー営業部」を始める。
アニメでおなじみの建造物を真剣に見積もるとどうなるのか?
1つめの建造物はマジンガーZの地下格納庫。
メンバーはマジンガーZのアニメや設定集などを何度も見て検討し、工事の方法、建設地、設計、低コスト化等々を考え抜いた末、最終見積書を作成する。
最初の方で出てくる営業情報速報を見ただけで先が楽しみになってくる。
個人的にこのような内容に関する職場にいた経験があったので、内容も説明も専門用語もよく分かった。
知らない人が読んでもとても丁寧に解説してあり、どうやって建造物の工事が進むのかが分かって面白いと思う。建設機械図鑑や書類関連の中身だけでも興味深いのではないだろうか。
最終的に出た見積書はなんとなく想像していたよりも工費も工期も少なくて驚いた。工費72億円、工期6年5カ月。
「マジンガーZが前田建設株式会社に配備されたら」というコラムなどもあり、楽しく読めた一冊だった。
一緒に銀河鉄道999編も購入したので次も楽しみ。
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ほんとに感動した!企業ブランディングとしても目指すべき姿だと思う。ユーモアがあって真摯で真剣で、でも伝えたいことはキッチリ伝わる。こんなんやりたい!
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大きな会社のいい大人たちが、いったい何をやってるのか!と笑えてしまうが、実例を取り入れながらの真剣な検討・考察をすることで、本当に実現を出来てしまいそうな事を感じてしまいます。
しかし、地球上に存在しない材質が出ると、支給品になってしまうところが、同等業種に居るものとして、クスッと笑ってしまいます。
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現在(実際は10年前だけど)の建設業界の技術というものがおぼろげながらわかる。
専門家がこのような空想の仕事に対して、真剣にチャレンジしているところが非常に魅了を感じた。ただ、言葉が難しくて、門外漢からすると言葉だけを追っていくだけで精一杯でうまく面白さが伝わらなかったところが残念だった。
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実在のゼネコン、前田建設による、アニメに出てくる設備を実際に施工したらどんな見積になるでしょう?という本。「空想科学読本」の類を読んだことがないのだが、ノリは似ているのかも? 実業務に即しているので、いろんな業種の仕事ぶりをわかりやすく知りたい自分にはありがたい本。
これは第1弾ということで「マジンガーZ」の地下格納庫の見積シミュレーション。マジンガーZを全く知らないのでその点であんまりニヤニヤするところがないのは残念なのだが。
必要要件はいろいろあるけれど、「マジーン、ゴーッ(掛け声?)から10秒以内で地上へ持ち上げる」といった無理難題に対していちいち真面目に検証していくのが面白い。現実的(技術的にも予算的にも)なアイデアが次々と出てくるところなど、技術屋さんのすごさを感じる。かっこいいね。
ふーんと思ったところは、土を掘るだけでなくて、その堀った土(「ズリ」と呼ぶらしい)をどこかへ持っていくところもきっちり予算と時間を見積もっておかないといけないという点。情報システムでもデータの有効期限(このデータは何年保持します)のような、作るだけでなくてその廃棄の仕方を設計するけれど、少し似ているのかもな、と思った。
ちなみに前田建設さんの見積では費用72億円、工期6年5カ月でできるらしい。
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「ところで、さっきから思ってるんだけど、マジンガーZそのものは建設機械に使えないの?」
確かに…!
いや~面白い!しかし実際のアニメ制作の現場でもこんなに細かく格納庫の設定等考えてるのかすごく疑問!
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リアル建設会社が空想世界の建設物をマジに作る見積もりを。
マジンガーZ格納庫(光子力研究は除く)、あの懐かしいプール(じつは浄水場だそうです)の下から出て来るあれですよ。
開くプール、せりあがるマジンガーの台、
今作ったらどんな工法でどう作って、
期間は?お値段は?
本気で考えるから楽しいですね~。
建設の工法なんて知りませんがかいつまんで解説もあるんで、
なんとなくわかった程度で楽しめます。
72億であなたのお庭に、どうぞ。
続編の銀河鉄道999メガロポリスステーション発車高架橋一式編もどうぞ~!
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アニメに出てくる建築物を、現在の技術で本当に作れるものなのか。本物の建設会社が本気でシミュレーション!おもしろかったです。
各部署への試算発注だとか、なんなら社内だけでなく、関連会社にも。頼まれたほうも本気で考えてアイデア提案してくれたり、本気の遊びがすごくいいです。
他のシリーズも読んでみたい。
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日経ビジネスオンラインでこのコンテンツのことを知り、あまりにおもしろそうだったので即決で購入したのですが、実際に期待に違わぬおもしろさでした。
あのマジンガーZのプールしたの格納庫を、現代日本の工学技術で実際に作ることができるのか、できるとして、その工期と費用はどのくらいになるのかを、詳細な施工アイデアとCADの図面を用いて大まじめに(もちろん「厳密に」とはいくわけはありませんが)検討し、官庁営繕の入札に使われるような「見積もり」まで作るというのは、もう感動と言うしかありません。
10年前のコンテンツだそうですが、今までこれを知らなかったのは不覚としか言いようがない。早速、2冊目も注文しました。
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2012年刊行。先に第2弾「銀河鉄道999」の発着橋脚を読んで、本書と同じ感想を持ったが、大真面目に、しかも実現可能性を徹底的に追及してやっているところがいい。本書は、70年代ロボットアニメの金字塔「マジンガーZ」の発進シークエンスに欠かせない、汚水処理場からせり上がり発進する建築物を作るとしたら、というものである。SF関連の星雲賞を受賞したのもむべなるかな。
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恥ずかしながら、
映画の予告を見て知った次第です。
こんなに面白いものがあったのに、
全く知りませんでした。
昔、空想科学なんとかという本を
読みふけっていましたが、
真面目な会社が、
それをやるとは。
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真面目にこういうことを考える余裕が企業には必要だし、こういうところからイノベーションが出てくるんだけど今はどこも余裕なさ過ぎだなあ。
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マジンガーZの格納庫といえばプールが割れて地下から迫り上がってくるマジンガーZに兜甲児塔乗のパイルダーとドッキング!
その割れるプールと迫り上がってくるエレベーターについてゼネコンの前田建設が本気になって考えた!?
土木・建築業会で働く人には是非読んで欲しいと思う。もっと画期的な未来を作るアイディアが生まれるかもしれない!
本書に記載されていたことでマジンガーZよりもガンダムの方が重いことに驚いた。
次巻の銀河鉄道も読んでみたいと思った!