紙の本
専門家向けの意欲作
2015/09/27 02:59
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投稿者:memezo - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知行動療法について一通り理解していることを前提として、多様な技法の整理を試みている。
各々の共通点や違いなどがわかり、頭の中を整理できる。
マインドフルネスなどについてやや曖昧な印象が残るのは、今現在、変化発展しているからなのかもしれない。
何年後かに、もう一度整理していただけるとうれしい。
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熊野宏昭 (著)
マインドフルネスストレス低減法(Mindfulness-Based Stress Reduction:MBSR)
マインドフルネス認知療法(Mindfulness-Based Cognitive Therapy:MBCT)
メタ認知療法(Metacognitive Therapy:MCT)
行動活性化療法(Behavioral Activation:BA)
弁証法的行動療法(Dialectical Behavior Therapy:DBT)
アクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance & Commitment Therapy:ACT)
――これらは【新世代(第三世代)の認知行動療法】とよばれるが,それぞれどのような治療法なのだろうか?
認知行動療法の発展の中での位置づけ,それぞれの共通点と相違点などを俯瞰的かつ包括的に解説する画期的な入門書が,ついに待望の刊行!
◆まえがきより◆ 本書は,実証的な心理療法・精神療法の代表格とされる認知/行動療法(行動療法,認知療法,認知行動療法などの総称)の60年に及ぶ発展の歴史の中で,約20年前に 誕生し,今世紀に入ってから過去10年ほどの間に急速に発展してきた「新世代(第三世代)の認知/行動療法」にフォーカスを当てた入門書である。わが国はもちろん 諸外国まで含めても,本書で扱ったような幅広いテーマについて,一人の著者が解説した本はないと思われるので,それなりのバイアスはもちろんあるとしても,全体 を統一的に理解していただけることが大きな特徴の1つといえるだろう。(中略)世界標準の認知/行動療法の全体像を学んでみたい人,これまでの認知/行動療法で はもの足りない人,新世代の認知/行動療法のどれかを実践してみたいと考えている人などには,すぐに役に立つ内容にできたと考えている。
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認知と行動の療法の第3の波(MBSR、MBCT、MT、BA、DBT、ACT)を全般的に説明してくれています。専門家向けで素人には少し難解でした。
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第三世代の概論書としては、分かりやすい部類にはいる。ただし、背景知識がないと、筆者の意図がうまく伝わらないだろう。
欲を言えば、第三世代の発生史をもっと入念に解説して欲しかった。
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これを読む前にまずは認知行動療法についてのしっかりした基盤が必要だと思いました。分かる人にはおそらく分かりやすいのだろうけど、ちょっと知っている程度では難しかった。出てくる専門用語に馴染みがないのも一つの要因かもしれない。
それぞれの治療法は図で表せるような割としっかりした構造と働きが想定されているから、一度分かれば分かりやすいのだろうな、という印象ではあります。
レベルアップしてから、また読みたいです。
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その瞬間の体験に意図的に注意を向け続ける好奇心を持ってそのままにしておく。なるべくスローモーション、行動を実況中継することで解釈を防ぐ。別途反芻の時間を15分程度一日の遅い時間に取っておく。記憶に過度の重要性を置くメタ認知への利点欠点分析、一生懸命心配する。行動クラス分析として先行事象行動結果分析。
DBTの話は結構読み込む必要がありそう。