紙の本
覚えておくと
2017/11/19 14:44
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人にしてみると聖書を題材にした絵などは 何を描いてるのか さっぱりわからない。そういうわからない点を丁寧に解説してくれる一冊です。
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「なぜヴィーナスは裸なのか」「なぜ天使の羽は白いのか」など、西洋の有名な絵画を見るうえでの”常識”を学ぶことができる本。
古代ギリシャの常識や、旧約聖書の常識など、私たち日本人には馴染みのない”常識”が西洋の名画を見るうえでカギになっていることを知らない日本人は多いと思う。ぼくもそのうちの一人であり、ゼミの卒業旅行でイタリアに行った際に多くの絵を見たので勉強しようと思い、この本を買った。
頭では理解できたけど、それを説明できるかどうかというとクエスチョンマークがついてしまう自分の理解力の乏しさが嘆かわしい。だけれども、こういった常識を学び続けていけばヨーロッパに旅行に行ったときにさらに楽しめるんだと思う。これからも時々ふれよう!星3つ。
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西洋絵画、教会の宗教画は誰でもわかるように。寓意画は知的特権階級の内輪の絵画
新書なのに全ページカラー図版たっぷり、作品を例示しながら説明されています。
見ても、読んでも楽しいです。
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西洋絵画に聖書の影響があるのはある程度知っていたが,ギリシャ神話が聖書以上に取り込まれていることは驚きだ.ギリシャ神話にはあまり馴染みがないが,西洋人には基本的な知識として今でも根付いているようだ.
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西洋美術に登場する、キリスト教や神話などについての基礎知識。
何故女神は裸なのか?天使の羽はどうして白いのか?
といった素朴な疑問について解説。
フルカラーの名画(部分も載ってます)も豊富で、
説明もとても解りやすかったです。
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西洋画・特に宗教画にはルールがある。
それを理解すると絵を観ることが楽しくなる。
バラはヴィーナス
13名で男が食卓囲めば「最後の晩餐」など
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当たり前のこととして見逃している、名画の常識を改めてわかりやすく問う本。
ヴィーナスはなぜ裸なのか、天使の羽はなぜ白いのか、寓意とは何か。
宗教的な考え方がしっかりと根付いていない文化では、どうしてもピンとこない部分もある。
教会に飾られる絵は、見て楽しむという「鑑賞」が目的ではなく、「信仰について学ぶ」「信仰心を呼び起こす」「聖書の物語を覚える」といったように、キリスト教の伝導という役割を持っていた。
いろんな画家が同じ場面を絵にしていて、少しずつ違うけど、大枠が共通しているのはそういう事情があるから。
宗教画は、幅広い人に知識や物語の内容を伝えることを目的としていたが、寓意画は、限られた人(知的な特権階級に属する人)を対象としていた。
一種の謎解きのようなもので、たとえば「犬」にどういった意味がこめられているか、知識を持っているかどうかが試される。
なるほどと思った。
絵が書かれた目的を考えると、もっと、理解が深くなる。
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第一章~四章はキリスト教絵画とギリシャ神話をモチーフにした絵画の解説 キリスト教やルネサンスの思想・哲学を通して絵画の持つメッセージを明らかにしている ルネサンス期の思想に基づいた聖母マリアの容姿の理想化の話が面白かった 第五章では寓意画の解説 ジョルジョーネの≪嵐≫やティツィアーノの≪田園の奏楽≫のような、未だにその解釈に定説がつけられていない寓意画はミステリアスで非常に魅力的だと思った
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美術館にはよく行くのだが、絵画の背景が分かっていないので、少しはインプットしようと思い、購入した書籍。フィレンツェ、メディチ家、ルネサンス、ボッティチェリを見た直後だったのでとても分かりやすかった。
宗教画は民衆にキリスト教の教えを理解させるためのものであり、繰り返し同じ題材が取り上げられている。キリスト教の概要も少し分かったが、場面や人物のお約束が目印として描き込まれていることを知る。
寓話画は特定の人のために描かれたもので、当事者だけにしか意味が分からないものも多く、今となっては意味不明ということもあるらしい。そういう絵もよく見るが、当事者がいないとどうしようもないよな。永遠の謎ということか。
こういうことを知っていて絵を見ると、また違った印象になるのだろう。これからの美術館が楽しみだ。
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主にルネサンスの絵画を見る時に必要となるキリスト教や神話などの知識の解説。聖書を読んだことのない人でもよくわかる。出てくる絵画は全てカラーの図版も付いている。