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これは特別な詩集です。
なんといっても美しい。
安野さんの上品さが際立つ絵、
美智子皇后の英訳、
そしてまどさんの選りすぐりの動物詩。
ページを開いて一番最初の詩「ことり」で、ぐわんと来ます。
ほんとうにまどさんは凄い詩人です。
凄いと思わせないところも凄い。
稀有な詩人を亡くしました。
R.I.P.
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地球は動物だけのものではない。動物はこの世界をどうとらえているのか。人間が思う動物の考えは人間の考えの投射でしかない気がする。でもそこに言葉をあてると人間がそれをかんがえることができる。不思議なものだ。英訳は美智子皇后陛下。
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童謡ぞうさん、の作詞家、まどみちおさんの、どうぶつに関する詩集。美智子妃の英訳が素晴らしい。擬音は擬音のままがいいね、やはり。ChiRin KoRon KaRan PoRon
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まどみちおさんの詩を美智子皇后が英訳されたものが、国際アンデルセン賞を取ったというのを聞いたことはあった。
まどさんの詩にスズキコージさんが絵をつけたものは大好きだったので、期待したのだが…安野光雅さん、絵だけじゃなく切り絵もすごいけど、絵本としてはちょっと地味だった。
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まどみちおさんの動物の詩と美智子さまが英訳された英文の絵本。
「ぞうさん」を歌わずに読むとまた違った味わいがあってよかったな。
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まど・みちお氏の詩から、動物をテーマにしたものをセレクトした絵本サイズの詩集。対訳の形で、英訳が並んでいる。
「まど・みちお 詩/美智子 選・訳」とあったので、「まど・みちお」と「まど・みちこ」? まどさんの親族かな? などと思ってしまったが、上皇后美智子様でした!
(ブクログの書影だと帯に書いてあるが、古書で帯なし・カバーなしで買ったので、気がつかなかった…)
まどさんの詩は、子供でも読めるほどやさしい(易しくもあり優しくもある)のに、時々、言葉では表しきれない世界に切り込んでいるようなところがあって、はっとさせられる。本書でいうと「スワン」、「キリン」、「ナマコ」。良い。
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まどみちおさんの詩を、美智子皇后様(当時)が選奨されて英訳を附けられた詩集ですね。
日本人で初めて、国際アンデルセン賞を受賞された作品です。
20篇の詩集です。
アンデルセン賞の受賞には、美智子皇后様(当時)のご努力もあられたようです。
アメリカと同時出版されたとの事です。
安野光雅さんのデザインも素敵ですね。
「この地球は人間のふるさとなのではなくて、その無限といいたいほどの生き物たちにとっての、かけがえないふるさとなのだという天の声をです。」と、まど・みちおさんが『ひとこと』で綴られているように、動物たちが生き生きと響きあっています。
美智子皇后様(当時)の英訳も詩に呼応するように、調べを奏でています。
楽しく愉快にそして命の尊さを味わえる名著ですね。