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単行本で読みましたが、文庫をあらためて買いました。
前回読んだのは2年前。
そのときはチエミの肩をあまり持てなかったのだけど、
今はなんだか気持ちがわかる。
そして辻村さんが藤子・F・不二雄先生のファンだと知った
今となっては、唐突に出てくる「~ナリ」という言葉遣い
がステキに響きます(笑)
そしてそして、ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナという数字の意味も!!
野比のび太くんのお誕生日じゃないですかっ!
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直木賞作家の辻村深月さんの代表作の一つです。これまで読んできた作品も非常にインパクトがあってよかったのですが、本作は今までの中では一番好きです。女性ならではの、駆け引きの中で、相手を見ているような感じや、感情をぶつけていく様子には、女性の怖さをリアルに感じるし、その中で、少しずつ核心に近づいていくストーリーに引き込まれました。1冊にしてはかなり長い話でしたが、あっという間の一気読み!
さすが辻村深月さんです。文句なしの五つ星です。
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以前も感じたけど…辻村さんの作品って、あまり積極的に読み進める気にならない。先は気になるんだけど…なんでだろ。
人はどうして他人と比べたがるんだろうね。自分のことや友達のこと、家族のことを。
そこには“違い”はあるけれど、“格差”はないはずなのに。
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女性であるが故の確執。
それは友人であればもちろん、母娘であっても生じるものなのだ。
母親を殺し、失踪した友人を探すうち、蘇る幼い日々の出来事。
女性の心理や確執が赤裸々に描かれていて、読んでいて共感出来る部分があるも、胸が痛む部分もあった。
2013.11.17
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辻村さんのお話を読むと、いつだって、自分の似姿をみつける。
「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」には、たくさんの女の子がいて、今回もまた、みつけることになった。傷のおいかたが似ていて、だけど、だから、吐き気がしちゃうくらい嫌悪もおぼえる存在を。
すごく共感をおぼえたからこそ、傷のほうは、簡単に治りはしないことに救われた。
だって、そんなにあっさり解決しちゃったら、ぐるぐるしっぱなしのわたしは、ダメダメな人間認定されてしまったみたいで凹むもの。いまはまだ解決できなくたって「いつか」を信じられたら、そう、ダメでもないのかなぁ、と思えるから。
まぁいいか。涙ぐみながら、そう思えた。
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この人は人を描くのが上手い。
女友達の関係性であったり、合コンのくだりであったり、自分と重なる部分、共感できる部分が多過ぎる。
母親との関係においても。
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。最後は涙が止まらなかった。母と娘っていい。
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なぜ母親を殺したたのか?いったいどんな理由が?と想像しながら読み進めていったが予想外の結末。
中盤中だるみしたものの後半からはグイグイ引き込まれて読了。
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2012-36
面倒くさい女の人間関係がリアルにかかれている。
最後まですっきりしない終わりかた。
辻村さんにしては珍しい。
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母と娘の関係は親子の数だけパターンがあるのだろう。緊密すぎる母娘、敵対する母娘、虐待する母と避ける娘、そんな言葉の中に納まらない様々なパターンが。
一人でいることが気にならない私は女友達と呼べる人はとても少ない。趣味の仲間と普通に会話はするのだけれど、つるんで行動することはめったにない。学生の頃の同級生にあっても、その子の事がわかる自信は全然ない。合コンのない世界にいた私にはこの物語の娘たちは少し遠い。こんな娘たちもいたよねぇ ってな感じ。
そして、事件になってしまった母と娘。最後に解る表題の意味が胸に迫ってくる。この母は最期の時まで母でいたんだと。
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辻村深月の文書が好き。
本作は辻村作品にあっては、すごいストレートな作品。
これは女性にしか書けない物語だ。そうして、これ女性が読んだほうが響く作品だと思う。
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仲の良かった母親を刺してしまったチエミの行方を捜すおさななじみの神宮寺みずほ。
いろんな人が避けている感情の影を、ダイレクトに描いており、心の消耗戦の様に登場している女性たちの心の隅をつついていく。
女の友情というのは難しいとつくづく感じさせられる。
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女友達との確執や母娘関係の描写の巧みさはさすが辻村深月。
また今回も個性ある登場人物は読者が女性であればなおさら
“いるいるこういうタイプ”と感心するのではないでしょうか。
辻村作品の登場人物は、執筆した時の著者の年齢とともにオーバーラップされているように感じる。
3年後には35歳の登場人物が、8年後には40歳の登場人物が主役となる作品を生み出すのではないかと想像してしまう。
さて本書の評価は、
『くじら→スロウ→スプーン→名前探し』第一次辻村集大成の感動覚めやらぬうちの本書だったので☆☆☆です!
ただし本書が伏線で新たな作品が出てきた場合には☆の数が変更することがあります。(笑)
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うーん…
なんかなかなか話しに入っていけなかった。
興味がわかなかったのか、ページをめくる速度も遅くなって、
途中から流し読み状態に。
時間をあけて、もう一回読んでみようかな。
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辻村深月には珍しく陰鬱な気持ちになるストーリーだった。救いはあるけど、救われきれない。でもタイトルの意味付けは素晴らしい!
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なんだかいつもと辻村作品とは毛色が違うような…?
母と娘の関係に考えさせられる話。
母の愛は偉大だなぁと思わせられました。
ゼロハチゼロナナの意味に気づいた瞬間ぶわぁっと来てしまいました。
母親は煙たがらずに大事にしてあげようと思わされる、胸に痛い一冊でした。