紙の本
デビュー作でこれは!
2013/06/20 18:26
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投稿者:単siron - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の高校時代とオーバーラップするエピソードが多くて、キュンキュンでした。自分は都立だったけど、やる事は全国共通なんだなって。
なんか、思い出のアルバム的に、しまっておきたい小説でした。稚拙だとかって意見もありますが、ストーリーの内容に文体を合わせただけだと思う。私はそう信じます。
紙の本
「何者」にもつながる、人は見かけに・・・
2023/08/01 11:34
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が大好きな作品「何者」の作者、朝井リョウ氏が初めて世に出たといってもいい作品、タイトルだけ眺めていると桐島君を中心とした青春群像化と勘違いしてしまうが最後まで桐島君は登場しない(彼女は登場するが)、それどころか最後の東原かすみの話には桐島君のきの字もでてこない(まあ、東原さんが桐島君のことを知らなかった中学時代の話だから当然なのだが)、この物語にも「何者」と同じ匂いがする、周りと一緒に騒いだり馬鹿話している私だけど、私は彼ら(彼女ら)とは違う、彼らのように単細胞じゃない、もっと複雑に物事を考えているんだという何人もの独白が続くが、実はこの小説で独白をさせてもらえなかった(単細胞の)彼ら、彼女らだって、本当は複雑にものごとを考えているのだとということが大学生になり「何者」になったときに気が付くのだ
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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今更読みました!てっきり「桐島」が主役の青春小説なんだろうと思っていたので、新鮮でした。
それぞれが輝いていて、それぞれが悩んでいる。大人になっても、それは変わらないけれど、この時期の悩みってなんかすごく辛かったよなぁ。なんて思い出しました。
紙の本
リアルな青春
2017/09/26 18:32
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投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の部活やクラスの友達、彼氏彼女をめぐる心の葛藤を描いた作品です。表向きにはわからない、悩める高校生それぞれの視点から見える毎日の生活と繊細な心の気持ち。人間味溢れる世界観です。高校3年生というタイミングで読んだ私は、共感したり、友達も実はこういうこと心で思ってたりするのかなとか考えたり、新感覚のストーリーに引き込まれました。
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投稿者:KYD - この投稿者のレビュー一覧を見る
桐島の周りの人々に起こる青春ストーリー。
読み出したら止まらない!
高校生は特に読むべし!
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桐島が主役じゃないのにびっくり。
でもが部活をやめたことで広がる波紋ってことだけど、リベロの子以外はそんなに?って感じがする。
でも、心理描写が丁寧で読みやすく面白かった。
神木くんが映画でやるらしいけど、誰を主役してやるんだろう。
そもそも神木くんは誰役だ?
あ、前田か。
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朝井リョウ読むとさ、大人になりたくないなって思う。いやまだまだ自分はいやになるくらい子供なんだけどね笑
かと言って、大人がどうとか子供な自分がどうとか、そんな否定的なことを言いたいわけじゃなくって。ただ、制服着て学生やってた頃には、もう戻れないんだなって少しさみしくなってしまった。だってこんなに話に共感できるのに。共鳴して、その頃の思い出も悩みも、簡単に出てくるのに。
複雑な心境になってしまった。まあ考えるまでもなくあたり前な事実なんだけどね。
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「桐島、部活やめるってよ」を読んだ。高校生活を男女の目線で描いた物語。「桐島って誰?」「なんで辞めたの?」と読みはじめ、登場人物の会話、行動、悩みなど高校生の今を凝縮したような内容。所々に描かれる情熱や恋愛要素にテレながらも温かい気持ちになりました♪
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雨の日曜日は散歩も終われば、3時の競馬中継まではやることも無く、本を読むばかり。一昨日買って来たこの本、サクサクと読めてもう読了。
田舎の県立高校に通う5人の高校生活を描く連作短編で、部活を中心にリンクする物語。
いわゆる“スクールカースト”みたいなものがあって、それぞれの立ち位置があって、それぞれの事情でイラつき悩む若者たち。
自分も彼女もそこそこイケてるユーレイ野球部員、桐島がやめたことで試合に出られるようになったリベロ、放課後に好きな男子がバスケをしているのを見るのが好きだったブラバンの部長、地味で目立つことを避け続ける映画部員、精神のバランスを崩してした継母と暮らすソフトボール部の女子生徒。
う~ん、同じ境遇に身を置き、同じ映画や音楽を嗜好し、同じ不安や苛立ちを感じる、彼らと同じ年頃だったら、また感想は違うと思うのだけど、もはや私の歳でこれを読んでも、大人になったらもっと些細でつまらなくってどうしようもないけどリアルに悩まなくてはならないことがあるんだよという感じかなぁ。
いや、それ以前に私たちの学生時代ともはや時代が違うかねぇ。ちょっとミスマッチでした。
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著者本人が、どこかのメディアで「豊島ミホが好き」と言っていたとおり、雰囲気がそっくりの小説。ただわたしはこの「そっくり」が嫌いではなくむしろ好きで、読んで良かったなぁと思ったしだい。具体的には豊島さんの『初恋素描帖』に似ていますね。
内容について言うと、この著者の言葉のえらびかたが好き。風景も心理も、描写が上手いと思った。
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いやあ、おじさんが読むにはちょっと気恥しいかなあ。
でも文句なく面白い。
十代、もしくは二十代前半に読んでみたかった。
読み進めれば、ん十年前の高校生活ががっと蘇る、
そんな一品。
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読んでるともやもやします。
が、このもやもやが青春だなぁ、と思う。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-876.html
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桐島がバレー部やめることと、登場するほかの子たちとどうつながっていくんやろう?と思って読んだからか、そこのつながりは思ったより薄いなあという印象。でも、それがいいんかも。薄いけど、ちょっとだけ・・・っていう感じ。
実果の話がいちばん考えさせられた。女子ならだれでもとおってきた道で、だれでも感じたことのある感情がたくさん。
宏樹もそう。何かに本気になるのがこわい、という感情も、高校生くらいならみんな経験したことあるやろうな。
高校生たちの心情・行動がほんっまにリアルで面白く、さらっと読めた。
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音の表現が瑞々しい。高校時代の記憶を呼び起こさせる。ちょっぴりほろ苦さもともに。高校という狭くて独特の世界観。若々しくて、爽やかで、かつ残酷。
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文庫になっていたので、とりあえずどんなものかなと読んでみたけども、ちょっと私の好きな部類ではなかった。
セリフやモノローグが全部軽い。というより、背景描写が少なくて全部セリフやモノローグですすんでいるから、場面がわかりづらい。
でも、邦画タイトルが幾つか作中出てきて、あ、それは知ってる、と嬉しい気分になったり。
みずみずしい感性とも思うけど、深みがないなとも思う。
部活をやめた男の子によって、少しずつ影響される男女のお話。部活をやめた本人の話はない。
構成は面白い。今後、この平成生まれの作家さんはどんなふうに進化するんだろう、と楽しみにはなる。