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投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
Girlsも読みましたが、Boysの方が好きです。「逆ソクラテス」、「四本のラケット」、「さよなら、ミネオ」が好きです。
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逆ソクラテスの草壁君の「僕は、そうは、思いません。」の言葉がいい。久留米みたいな先生はいるけど、安斎のような小学生は、いたらいいけど、いないだろうなあ。
そのほかの話は、あまり好きではなかった。
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いろいろな作家があの頃をモチーフに書いた短編集。
昔の傷を鮮やかに思い出させてくれることもしばしば。
誰しもが抱えている少年の頃の古傷。
今もたまに不意に思い出して眺めてみたりして。
あの頃に戻りたいとは思わないけれど。
今ならもっとうまくやれるような気もしないでもないけれど。
今では何でもないようなちょっとしたことが。
それだけであたかも人生が全て決まってしまうような錯覚を起こしたり。
楽しかったことを思い出すというよりは。
自分の苦い思い出をあえて直視するというほうが近いかも。
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Girl'sのほうが、面白かったです。
個人的には、
・伊坂幸太郎さん「逆ソクラテス」
・奥田秀朗さん「夏のアルバム」
・佐川光晴さん「四本のラケット」
の順で好きでした。
あとは、特に…or読むのをやめた作品が一つ。
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人気作家たちのオムニバス短編集。
個人的には伊坂さんのが好きです。
中村航さんのは少し予想を外されたのが印象的でした。
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伊坂幸太郎さん「逆ソクラテス」目当てで買ったわけで、それは大当たり。心に残る作品でした。伊坂さんの短編作品はなんかせつなくていい作品が多いですよね。あとはまあまあ面白いなあと思ったのが、「夏のアルバム」と「四本のラケット」くらいで、読んで損したと思った作品も一つ二つ・・・。
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伊坂作品を読むつもりで、出張のお共に購入。
伊坂作品は中々に面白かったけれど、それ以外はどうも自分の好みではなかったです。どれも展開が読めるか、もしくは膨らまない展開か。
ちょっぴり残念でした。
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伊坂さんの作品が読みたくて購入。相変わらず面白くて満足でした♪
後、個人的に気に入ったのは、井上荒野さんと中村航さん。
中村航さんは読んだことあるんですが、井上荒野さんは初読みだったんですが、なんか作品の雰囲気が個人的に好きでした。
他の作品を読んでみる足がかりが出来てよかったです。
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伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』が群を抜いて良かった。
大人になってこういう事を思い出せるって、切ないけれど希少なことだ。
奥田英朗さんの『夏のアルバム』、中村航さんの『さよなら、ミネオ』もほんの少し深めに抉ってくる切なさがクセになる。
短編集だし著者が8人もいるのだから、読んだ人によって「これが良かった」と思う作品は違うだろう。
ただ、長編をがんばっているときには気付かないような「自分はこういう作風の人がスキ」に気付けるのも短編集のいいトコだな。
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「逆ソクラテス」伊坂幸太郎
「骨」井上荒野
「さよなら、ミネオ」中村航
この三つはわりと好みでした。
ただ、全体的にどの作品も可もなく不可もなく、いまいち盛り上がりにかけました。
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伊坂さんの短編「逆ソクラテス」収録。
いままで、伊坂さんが書いたヤングアダルトな物語は読んだことがない気がする。
あ、「終末のフール」にちょっとあったかな。
そんな中、少年たちの日常を描いたこの作品は、まさに伊坂節炸裂。
曰く「第一期」とされる伊坂さんっぽい感じが存分に楽しめます。私もそうだけど、人ってどうしても誰かと一緒、っていうのが落ち着くし、安心しちゃう。
でも、自分で考えて、本当はどうなのか、っていうのを見抜く力、見抜こうとする力も大切だよね。
「私は、そうは、思わない」。肝に銘じます。
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伊坂さんの書き下ろし「逆ソクラテス」が非常に面白かったです。これだけでも満足の一冊と言えると思います。伊坂ファンは必読です。そうでない方も確実に楽しめると思います。伊坂さんが思春期の少年たちを描くとこうなるのかという感じです。少年VS大人(社会)みたいな誰もがとおるであろう道をこの短編で見事に描いていると思います。少年たちのその気持ちわかるな、と思ったら、えっそんな形で攻めるの、みたいな。それでも本当に少年たちは素直だな、気持ちいいと感じる作品でした。
ほかの作品はそこまで魅力的なものはありませんでした。個人的に興奮して陰に隠れてしまったのかもしれませんが・・・。私は野球と映画が好きなので、柳広司さんと山本幸久さんの作品はすこし印象的でした。
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『僕はそうは思わない』
大きくて偉大で絶対的なものへの小さな反発。
たとえ本当は無力で能無しだとしても、この思いさえ自分に刻みつけていられれば、なんだかなんでも出来そうな気がする。
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伊坂さん目当てで購入しました。「僕はそうは思わない」ってセリフがとてもかっこよかった。誰かと何かについて批評するとき、「いい」、「悪い」とか「おいしい」、「まずい」とかじゃなくて、「私は好きじゃない」とか、そういう表現にしてほしいなぁと思ってたから、まさに代弁してくれた感じで気持ち良かった。今回のは少し出来過ぎな設定の話だったけど、やっぱりこの人の話は清々しいという言葉がふさわしい。今回の話の中では一番ハッピーエンドだったかも。
他の著者では中村さんの「さよなら、ミネオ」が一番意表をつかれてインパクトがありました。先読めたなーと思ってたら見事に裏切られた感じ。他の作品も読んでみようかなと思いました。
何が言いたいのかよく理解できなかった話もありましたが、全体的に甘酸っぱくて、学生時代誰もが経験するような身近なテーマのものもあって、なんだか懐かしくなりました。青春って感じで、まさに「あの日、君と」。
もう秋だからちょっと遅くなったけど、夏の終わりに読みたい1冊。
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〈内容〉人気作家が描く少年たちの物語。
伊坂幸太郎、井上荒野、奥田英朗、佐川光晴、中村航、西加奈子、柳広司、山本幸久。人気作家たちが描く、ナイーブでひたむきな少年たちの物語。集英社文庫創刊35周年記念の文庫オリジナル作品。