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そういえば、「超ひも理論」って何だか良くわからないな、という疑問からこのところ、色々と斜め読みしていました。理解しきれないのは分かりきっていますので、初心者向けの簡単なものを漁っていたところ(クォークの説明あたりで挫折)、実は量子論もわかってねぇな、ということで本書を手にとってみました。
科学雑誌ニュートンの抜粋版ですが、イラストがきれいで分かりやすく、過去に(まさに)もやもやしていたところが、ちょっとすっきりしました。難しい本ではなく、ほんの1-2時間で読みきれるところがよろしい!
波と粒子の二面性、不確定性原理、まぁこのあたりまでは何となく理解していたのですが、中学高校で学ぶラザフォートの原子核-電子のモデルが、実は正確ではなく、量子論的に電子が雲のように存在している、というところであらためてすっきりした気がしました。いやー、いまさらですがこういった認識は無かった。
色々と斜め読みしていると、素粒子論(超ひも理論)、量子論、(一般相対性理論)、宇宙論、は密接に結びついているようです。
本書も最後に、「素粒子の発生」=「宇宙誕生の瞬間」、に話が及んでいますが、次は宇宙論の書も紐解いてみようと思っています。
しかし、このあたりの最新理論は、5年くらいで変わってきているみたいですから、素人といえどもたまには見ておかないと、全く違った認識で居続けてしまいそうです。まぁ、それでも日常生活には何の支障もないけど。