紙の本
なぜバルセロナのパスは面白いようにつながるのか?
2023/10/02 10:07
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻撃的で、芸術的なサッカーで私を魅了するバルセロナ、第2章の「なぜバルセロナのパスは面白いようにつながるのか?」が面白い、バックパスが多い理由も説明してくれている、納得
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スペインと言うよりはカタルーニャの強豪・FCバルセロナについての入門書。何を今更、との感もあるが、チームを一段高いレベルに引き上げたグアルディオラの退任をひとつの区切りと判断したのだろう。
著者はサッカーの戦術本で有名な西部謙司氏。長い間チームを見てきただけあって、バルセロナの戦術はかなり咀嚼されて、わかりやすく書かれている。「バルサ」というサッカーファンに通じるニックネームや専門用語をできるだけ避けて、一般向けにチームの強さ、歴史、対抗策を紹介している。
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バルサの戦術が分かりやすく解説されているだけでなく、その歴史についても簡単に触れられていて、バルサの試合をほぼすべて観ている自分にとっても興味深かった。
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その試合を漠然と見ているだけで何か知的な快感を覚えるサッカーチームの秘密を知りたくて読みました。「MES QUE UN CLUB」、カルターニャ語で「クラブ以上の存在」というスローガンを掲げる地域の文化の象徴であることと、クライフによって持ち込まれたトータルフットがカンテラ出身の選手によって実現されていることが重なり合っているFCバルセロナの今が、必然なのか?偶然なのか?絶え間なく動くボールと同じようにサッカーそのもののダイナミックな進化こそがこのスポーツの熱狂を作っているし、その最前線にいることがバルセロナを時代のチームにしているのだ、と思いました。グアルディオラ、辞めると思わなかったど、やっぱり、ここから生まれる変化も楽しみです。さあ、シーズン開幕!
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ほかの方も書いておられますが、「戦術」の解説としては平凡ですし、「技術」については例えば「ファーストタッチが正確」なのは何がポイントなのか、あるいはどんな練習の積み重ねによって身につけられたものなのかなどが書かれていなければ意味がないように思いました。
(books228)
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サッカーについて無知なので興味深く読めた。でも用語などいろいろ分からないこと、イメージできないことが多かった。サッカーちょっと分かる人は「なるほど!」と読めるのだろうか。とりあえずこれからはもう少し面白くテレビで試合を観れそうな予感。
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2012年現在、最強を誇るFCバルセロナ(とスペイン代表)。
強いだけでなく、美しく華やかで、しかもスポンサーを付けずに
サポーターによるソシオ組織によって運営されながらも
世界有数のビッグクラブであり続ける。
数々のビッグネームを獲得もするが
カンテラという下部組織からの選手育成にも長けている。
今のところ穴のない理想的なクラブである。
その奇跡の理由を解き明かす。
バルセロナという魅力的な街とその市民たちと
クラブチームの関係ももう少し知りたいと思う。
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戦術マニアとして有名で、取材力のある西部さんが書いた新書版のFCバルセロナ論。ただいま、世界最強と言われるだけあって、きっとニーズがあると思われたのでしょう。
新書であるので、入門書という位置づけなのか、バルセロナの歴史、また技術やチームのスタイルや育成などのことを簡潔にまとめており、バルセロナってなんだ?バルセロナのことをちょっと知ってみたいという人にはお勧め本だと思います。
ただし、今まで西部氏の著作等を読んできた(私のような人間からすると)ちょっと物足りないかも。まあ、入門書としては最高だという評価だと思います。
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バルセロナのサッカーチーム、FCバルセロナに関する書籍はいくつか読んできましたが、新書版の本書が一番わかりやすく、的確にバルセロナというサッカーチームを解説した本だと思います。
サッカーファンなら、現在進行系のバルセロナのサッカーを一番魅力的と思う人が大半ではないでしょうか?その魅力の理由を見事にミケルスからグアルディオラに至る、バルサスタイルの歴史的経緯を俯瞰することができます。
私のニックネームの一部にも使わせてもらっていますが、個人的にはプレイヤーとしても監督としても最も気に入っているグアルディオラも、バルセロナの紡ぐフットボールの歴史の一パーツであるにすぎないことが、よくわかります。
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2013/2読了
「バルサの入門書決定版」と銘打たれている通り、バルサの歴史やアイデンティティ、近年の戦術やフォーメーションの進化を中心に分かりやすく書かれています。
この2年はメッシのゴール量産ぶりが凄過ぎて、私自身もバルサの強さの秘密=メッシじゃないかとすら思えてしまうこともありました。
が、本書でのバルサのプレー哲学である圧倒的なポゼッションの秘密は、バックパスとボールを失った後のプレッシングであるという解説、とても胎落ちしました。
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バルサの強さの秘密、パスワークは誰でも知っている。しかし、バックパスが多い。そしてセンターフォワードが不在で、敵のCB2人を余らせ、他のあらゆる局面で数的優位を作り出しているという説明はあっと驚く・・・素晴らしいシステムです。そして守備に回った時の強さも。これは6月のユーロ決勝のスペイン圧勝でも痛感したこと。これを他チームが真似できないのはやはり個人のレベルの高さということになるのだろう。「我々のやり方でボールを70%支配すれば、80%は勝つ」という現在のバルサ・サッカーを88年から導入した生みの親クライフの言葉は意味深長です。非常に論理的で、根幹を言い当てている言葉です。イングランドのロングパス戦法とスコットランドのショートパス戦法という初期のころからの考えの違いが現在にも残っているというのは面白いことです。
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現在多くのフットボールクラブがバルセロナのスタイルを見本にしている。ボールを圧倒的に支配し、相手を崩すサッカーは見た者の心を興奮させる。そんなバルセロナの強さの秘密が分かる本である。
熊本学園大学:(アラクチ)
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FCバルセロナ、サッカー好きなら誰もが知っているリーガ・エスパニョーラに属する世界のビッククラブである。
バルサのサッカーといえば、美しいパス回しの印象があるのだけれども、そこにはボールを保持するための「ぷレッシング」がきわめて大事であることは本を読んでわかった。
トータルフットボールというやつだ。
僕が好きなのは、縦パスを入れたいけども、バックパスを経由してから、縦を入れるという作戦。一見矛盾しているように見えるのだが、この逆の動きが、本来の狙い、縦へ行く ということを成り立たせているのであるということだ。まるで、ストレートとチェンジアップも使いながらあ投げるかのような、ことで、ひとつクッション、まぁ意外性のあるクッションがあることで、縦へいけるということだ。
今までただサッカー中継を見て、感想を自分でもち、いろんな人のブログをみたりしながら、自分の意見を持ってきたつもりだけれども、本ベースでサッカーを勉強するのは初めてだったので、新鮮だったし、もっとほかの作品もよんでみたい。
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[ 内容 ]
「いかに美しく勝利するか」という至上命題を掲げるチーム、FCバルセロナ。
攻撃的でスペクタクルなサッカーにより観る者を魅了し、最後まで攻め抜くスタイルで世界の頂点に登り詰めた彼らのフィロソフィーが、そこにはある。
「クラブ以上の存在」というスローガンを掲げ、長い歴史をかけて創られてきたクラブのアイデンティティとはいかなるものか。
世界最強クラブと呼ばれる強さの理由と華麗なるサッカー美学の秘密に迫る、バルサの入門書決定版。
[ 目次 ]
第1章 バルセロナという特別なクラブ
第2章 なぜ、バルセロナのパスは面白いようにつながるのか?
第3章 バルセロナだけが持つ勝利のシナリオ
第4章 バルセロナ最強のプレーヤーたち
第5章 バルセロナの歴史とプレー哲学
第6章 バルセロナと対抗勢力
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]