投稿元:
レビューを見る
以前読んだ「戦略PR」の続編的位置づけなので、スッと読み切ることが出来た。
【自分ゴト】【仲間ゴト】【世の中ゴト】という、話題の影響範囲の捉え方が、大変勉強になった。
話題になりやすいコンテクストで物事を考える、当たり前のようで出来てないこと。仕事に活かせそう!
もう一つの印象的表現は、「ソーシャルメディアは消費者が主役の公園である」。前に一歩進む力をもらった気がする。
投稿元:
レビューを見る
「ソーシャルインフルーエンス」は「戦略PR」と「ソーシャルメディア」が別々に行われるものではなく、「コミュニケーションプランニング」の中で、一緒に開発され、設計されるものだと。高広氏の『次世代コミュニケーションプランニング』をより具体的、実践的にした内容で面白かった。
投稿元:
レビューを見る
お金とヒトをかけられる企業向け、かなー。
とはいえ、お金もヒトもかけられない企業さんにも
考え方のポイントは十分有効。
<自分ゴト 仲間ゴト 世の中ゴト>
<キャンペーン×オールウェイズオン>
とか、お金とヒトをかけなくても、やり方によっては
ある程度まではなんとかなるもの、だと思う。
広告だけでもダメだしPRだけでもダメだし、
ソーシャル的なものだけでもダメ。
ほなどないしたらええの?っていう今の時代の流れでいうと
露出 関与 影響 行動
この4つの段階それぞれに測定可能な評価指標を設けるというのが
現実的な考え方なんでしょうね。
勉強になりました。
投稿元:
レビューを見る
『前略PR』の本田哲也氏と「キズナのマーケティング』他の池田紀行氏の共著とのことで、さすがに読んでおいて損はない。
巻末には『次世代コミュニケーションプランニング』の高広伯彦氏との「鼎談」が収録されているのだけど、実は高広氏が最も強烈というか辛辣(。日本の多くの会社は「リゾート」にいるようなものだ、と(苦笑。リゾートで頭を空っぽにしていると、オンに戻ってしばらくは頭が回らないことがあるが、あれと同じ、と。「自分の頭で考える」習慣って、ほんと大切ですよね…って、この本の主内容はそこじゃない、って…?
投稿元:
レビューを見る
ソーシャルメディアを使って世の中を動かす事。それが「ソーシャルインフルエンス」だ。
基本的に自分が良いと思ったことは人に拡散する、ということがある。その第一関門が「自分ゴト」。すなわち自分が興味をもったり、感動したりすることだ。自分は「他人」ですよね。つまり企業が「あなた」に興味を持ってもらう事。たんに「素晴らしいでしょ」の連発ではダメなんです。人の日常に入り込むインパクトがないと。(これをマインドシェアを上げる、と定義)
次に「仲間ゴト」。自分の仲間達なら誰でも知っている状況。仲間の話題になれば自然に自分ゴトにも取り込める可能性が高くなる。事例では「婚活」があげられているが、このレベルならフェースブックやツイッターで話題になれば良い。(100−150人の範囲)
これを押し進めて「世の中ゴト」にすると爆発的に広がる。世の中全般が感心を持つに至ると、自然に商品やサービスが売れるのだ。
本書ではここに至るために「エンゲイジメント」と「戦略的PR」を勧める。ソーシャルメディアでは「世の中ゴト」は作れないと断言し、仲間ゴトからの発展には広告との組み合わせが欠かせない。
つまり「ソーシャルメディアで話題」ー>「ニュースで配信」のような流れが必要。
さらにメディアで言うと「ウェブtoテレビtoウェブ」という流れを引き戻して売り上げにつなげるのだ。
最後に広告を打った時だけ話題になるのではなく「Always ON」つまりいつでも話題になっている状況を作り出す。ソーシャルメディアを通じでエバンジェリストが自然に影響を与える仕組みだ。
ということをつらつら読みながら考えると、やはりマーケティングには本当に戦略が必要なんだな、としみじみ思う。企業戦略やらIT戦略やらを専門としていた自分ではあるが、マーケティング戦略は門外漢。これはそれぞれがきちんと両輪となって組み合わないと企業の躍進はないのだな、と思った。
マーケティングをもっと勉強しよう!
投稿元:
レビューを見る
ソーシャルインフルエンスは戦略PRとマスキャンペーンとデジタル領域が同じコンテクストで実施されることで成果を出す。
webまわりってリーチ数はマスに比べたら少ないけどうまくやればエンゲージメントは高められる。
でもやっぱりそこだけで完結してても全体的な課題解決には繋がりにくいから、全体的な設計が必要だと思う。
そこの導線がしっかりしたモデルが確立すればもっと影響力が出ると思う。
コミュニケーションデザインと共通する部分もあったと思うけれど、やっぱり心が動くことによる自分ゴト化が必要なんじゃないかなと個人的に思う。
導線がしっかりしていても、「巻き込んでやる」って仕掛ける側の意図が見えてしまえば一気に白けてしまうだろうから。
まだ確立はされてない分、やはり面白い分野。
投稿元:
レビューを見る
初心者でもわかりやすい
ストーリーが一気通貫していて、
無理なく頭に入ってきた
こういう本は、
ほんとにありがたい
投稿元:
レビューを見る
仕事の参考にと手にっ取った本。ソーシャルメディアマーケティング・戦略PRの各プロの共著となっておりマーケティングの未来を占う作品となっている。
確かに現代は「いかに良いサービスを作るか」よりも「いかにサービスを使ってもらうか」の方が重要になっている気がする。
投稿元:
レビューを見る
世の中をどう動かしたいのか。KPIはその手段。空気作り、自分ゴト、仲間ゴト、世の中ゴト。キャンペーンセントリックからオールウェイズオンへ。PR first Advertising second.ブーム化、トレンド化。拡散性、共有性、常時性。PRの役割、広告の役割。
投稿元:
レビューを見る
戦略PRとソーシャルマーケティングの二人がタッグを組んで、社会を動かすにはどういう手法や要点があるのかまとめた一冊。社会にかかわる人なら必読です。
政治のことは一つも出てきませんが、なぜ関心を持たれないのかハッキリとセグメントされていて、それだけに他人ゴトから自分ゴトと思ってもらうためにも、地方政治の立場からこの手法にチャレンジすべきものがあると思いました。
投稿元:
レビューを見る
消費者の頭の中にある購買プロセスをできる限り再現してマーケティングチャンスを見つけ出す
ターゲットごとにエンゲージメントプログラムを準備し、それぞれのレイヤーに属するユーザーに一段一段ハシゴを上がってもらう
カジュアル世論で消費者に気づきを与え、買う理由を生み出した上で、その解決策を広告ぇ示す
投稿元:
レビューを見る
・あなたの「企て」によって世の中を動かす「新しい時代の影響力、世の中を動かす新しいチカラ」それが「ソーシャルインフルエンス」
・多くの人に(商品やサービスを)購入してもらうためには、消費者の「他人ゴト」を「自分ゴト」→」仲間ゴト」→」世の中ゴト」へと変える必要がある。消費者の間にある「こんなことをしたい」「こんなものがほしい」といった空気から「戦略PR」で「カジュアル世論」を形成し、消費者に「気づき」を与え、「買う理由ができた状態」の消費者に、「あなたが探している商品はこれではないですか?」と解決策を広告で示すという連携がある。ソーシャルメディアこそが、これからの最大のパートナーであり、ソーシャルインフルエンスの本領が発揮される。
・2012年6月12日初版発行ですが、ソーシャルメディアに、ツイッター、フェイスブックと並んでミクシィが紹介されているところに、時の流れを感じるものの、その「戦略PRの一環として、ソーシャルインフルエンスを活用する(方法)」内容は、中々重要なものでした。
・日本には、ツイッター公園、フェイスブック公園、ミクシィ公園などがあるらしい。そしてスケールは小さいかもしれないけれども、こうして読「Booklog公園」で楽しんでいる私たちも、インフルエンサーやエバンジェリストの一人である。
投稿元:
レビューを見る
昨秋に読んだ本田哲也氏の『新版戦略PR』が面白かったので、手にした一冊。
これまた、前著に輪をかけて面白い。帯の惹句では、広告・PR・マーケティング業界向けのように書いてあるけれども、かなりていねいに書かれてあるので、この業界でないヒトが読んでも分かりやすい。
ポイントは「自分ゴト×仲間ゴト×世の中ゴト」でいかに設計してゆくか、ということ。これをやろうと思うと、広告・PR・マーケティングのどれか一つだけでは絶対にできない。業界同士でコラボするとか、人材の流動性を高めて複数の専門性を持つ人を増やすとか、そういう流れになっていくのかもしれない。
本書のポイントとは少しずれるけれども、ワタシがいちばん印象に残ったのは「消費者の関心×認知マップ」。このマップで導き出される命題は、無意識的スルーされる「無関心」という層に属する消費者にいかに関心を持ってもらうか、ということ。でも、先日読んだ『閉じこもるインターネット』の指摘では、グーグルやフェイスブックはその「無関心」を増長させる方向に動いている。戦略PRの立場からすると、ソーシャルメディアは強力な味方であり、強力な敵でもあるんだろう。
投稿元:
レビューを見る
ソーシャルインフルエンスを生み出す肝となる要素として、「自分ゴト」「仲間ゴト」「世の中ゴト」の3つをあげている。
「『自分ゴト』とは、世の中にあふれる大量の情報の中で、『自分のための情報(商品)である』と感じるもの」
「『仲間ゴト』とは、仲間なら誰でも知っている状態のこと」
「『世の中ゴト』とは、誰と話しても多くの人が興味関心を持っている状態のこと」
この3つの要素をキーワードとして、ソーシャルインフルエンスを最大化させる「ソーシャルメディア×デジタル×戦略PR×広告」の最適な組み合わせ方を解説する。
意外だったのは、言われてみれば当たり前でもあるのだが、「ソーシャルメディアで『世の中ゴト』はつくることはできない」と言い切っていること。