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展開が変わりすぎて,前とのつながりを何度も読み返した。
「知的デザイン説」は,新しい知識となりました。
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アイデアも内容も面白いが、全体の印象としてはよくあるハリウッドの冒険アクションを見ている感じがする。
理由は、アクションの描写と心理描写の比率がアクションに大きく偏っているため印象が軽くなってしまうのは残念だ。
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まだ、3つの場面がつながらない。さすがに二作目ともなれば、作者の書き方に慣れ、簡単にはだまされない。
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スタートは主人公グループが分散して、少しまどろっこしい思いもしたのだが、展開が進むにつれ相変わらずのテンポと起動性を備えやめられない面白さにつながっている。
科学的な表記が真実(のよう)に見えて、ストーリーに厚みが出ているのは、前作と同様である。
下巻が大変楽しみだ。
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ヒマラヤ、デンマーク、そして南アフリカで進行していくそれぞれの事件が、やがて1つの落としどころに向かって収斂していく様は実にダイナミックで、清々しい気分になるぐらい上手くまとめられている。
シリーズ第2作にしてすでに、シグマフォースというチームの持つ魅力が存分に描かれており、また肝心のストーリーについても、前作より完成度は高いと感じた。
特に第1作の「マギの聖骨」は、キリスト教的素養を下地として持たない大多数の日本人にとっては少し難解な部分もあったが、今作はナチスに関する最低限の知識があれば十二分に理解可能なプロットとなっているので、そういった意味でも味わいやすい。
物語のヤマ場で量子論を恋愛感情に転化してしまっているある種のご都合主義だけはちょっと…と正直思わないでもないが、辻褄合わせを含めたディテールの技術も確かで、高レヴェルのエンターテインメントに仕上がっている。
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(上下巻共通)
ちょっと、とっちらかしすぎてしまったんじゃないか疑惑。
複数エピソードを並行して描くのはいいんだけど、エピソードの切り替わるタイミングが、ちょっとテンポ悪い感じ。「24」シリーズみたいにリアルタイム性を売りにするならともかく、小説なんだから、もう少し落ち着けばいいのに。(^^;
内容は前作と変わらずトンデモ科学系の謀略小説。
「キリスト教が」と言われるより「ナチが」と言われた方が、ちょっとリアルな感じがすると言うことに気付きました。(^^
せっかく主人公のチームがあるんだから、チームとしての連携をもっと見たかった気がしますね。
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二作目なので、登場人物にもなじみが出てきた。あいかわらず、進化のコントロールとか、ルーン文字とか、好奇心をくすぐるツボを心得ている。しかし、ヒマラヤ、ヨーロッパ、南アフリカと3か所で話が進むので、じれったいことこの上ない。
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読書録「ナチの亡霊(上)」4
著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房文庫
p142より引用
“ 密猟者が関与していたら、角を残してい
くはずがない。サイの個体数が今でも急速に
減少している最大の理由の一つは、その角に
ある。角の粉末は、アジアの市場では勃起不
全の治療薬として売られている。バイアグラ
の漢方薬版だ。角一本で、大金が手元に転が
り込む。”
目次から抜粋引用
“一九四五年
ダーウィンの聖書
怪しい影
みにくいアヒルの子
混血”
機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
長編アクション小説。シリーズ第二弾上巻。
第二次世界大戦末期、要塞都市を爆撃が
襲っていた。敵の攻撃を避け、司令を受けた
部隊が下水道を通り運ぶものは…。
上記の引用は、動物保護区でのサイの死体
を見た監視員の考えに対する一節。
サイの角は確か、髭と同じ成分が硬化してい
ると聞いたことがあります。わざわざ他の動
物の物を殺して獲らなくても、精力絶倫な人
間の髭を分けてもらって煎じて飲むほうが、
効果が高い気がします。
科学知識と歴史に対する造詣が深い人ほど、
より面白く読めそうな作品です。
少々長く、上下巻なので、根気のある人で
ないと向かないかもしれません。丁寧に情景
を描くと、どうしてもながくなってしまうの
でしょうが。
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"コペンハーゲン、チベットで別々に進行する物語が次第に交錯していく。今度のテーマは量子理論。
手に汗握る展開と知的好奇心を刺激する物語。至福のひと時。"
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シリーズ第二段
相変わらずのノンストップアクション
ナチスと遺伝子操作と量子力学
チベット、ドイツ、南アと舞台もあちこちに移動。
ルーン文字の謎、オカルト趣味のヒムラー
ラスト3行も効いている。
モンクとキャットの関係に
ペインターの大活躍。
シリーズ物ならではの展開。
続けて読んでいくこと決定。
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米特殊部隊シグマフォースの活躍を描いたシリーズ第2弾。
デンマークでは、進化論を著したダーウィンが持っていたという聖書がオークションに出品。調査に向かった主人公グレイソン・ピアースが暗殺者に命を狙われる。
ネパールでは奇病が発生。調査していた医師とシグマフォースの司令官が謎の組織に捕らえられる。
南アフリカ共和国では、謎の怪物が目撃される。
すべてはナチスが研究していた「釣鐘」に関係しているらしい。
「銃を突きつけられる」「高所から落下する」「何者かが現れる」などといったところで場面が切り替わり、相変わらず先が気になる展開の連続。
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シグマフォースシリーズの第二弾。コペンハーゲンで開催されるオークションの品物について調査する主人公グレイとネパールの僧院にて謎の奇病を調査する司令官クロウのダブル主人公で物語は進む。
量子論や進化論を交えてナチスの残した科学を解明しながら2人を襲う謎の暗殺者達の目的を探る。また前作から登場しているキャラの恋愛関係にも転換が見られる。
映画のようなストーリーで最後まで一気に読んだ。面白かったがネパールでのクロウの話しはまた別の機会ですれば良かったのにと思う。場面が頻繁に変わり、そのせいでとても長く感じた。
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人間が手を出しても許される技術や摂理は、一体何処までなんだろう……
尊厳と良識、大切にしたいですね。