紙の本
サブキャラたちのエンディング
2015/09/18 16:02
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
メインキャラのエンディングは本編で扱ったので、サブキャラたちにもエンディングを与えるための短編集という感じだ。いや、短編集というよりも、一編の中でダラダラとエピソードを連ねていると言った方が良いかも知れない。
元々生徒会室で話しているだけの作品だから、場所をパーティ会場に変えれば、いろんな人に好き勝手させることも可能なのです。
「私、実は結構好きだったのよ、新聞部」
新聞部部長の藤堂アリシアに黒歴史小説を押さえられた一年生の風見めいくは、新聞の隙間を埋めるため、二ヶ月に一度くらいの頻度で、杉崎鍵のスキャンダルをでっち上げるため、ラノベのラブコメ的アプローチを強要されている女子高生だ。
しかし、口では嫌々のふりをして、実は楽しんでいるんじゃ無いかと思われる彼女、結構、大物なのです。
「1年C組は最高のクラスです!」
椎名真冬を護る聖騎士(ストーカー)たちで構成される1年C組は、唯一の異端者である秋峰葉露を更生させるべく、国立凛々を投入して説得工作に努めていた。
しかしその過程で、彼の姉の那奈にまつわる過去が暴露され、かつ、真冬にもストーカーの事実がばれてしまう。一変したクラスの雰囲気を変えるために繰り出す、秋峰葉露自暴自棄の一撃とは?
「ドラゴンマガジンは永遠に不滅だぜ!」
桜野くりむが、自分たちが卒業したあとの富士見書房の経営方針に不安を抱く。的確に指摘を続ける会長饒辺奈空気を受け、椎名深夏や紅葉知弦も壊れたコメントを返すのだが…。
杉崎鍵のアプローチ次第では、会長も結構簡単に堕ちていたんだなあ、というお話。
「みんな、ばいばい!」
近所のバイキングレストランで繰り広げられる卒業式の二次会。星野巡と椎名深夏の直接対決や、宇宙守が助けた迷子の東雲真莉奈と姉の椎菜の語らい、松原飛鳥と義妹の林檎乱入によるハーレム崩壊の危機、中目黒善樹、水無瀬流、南栗花落杏子、枯野恭一郎や朽木冴子という企業の人たちも参加した、混沌とした二次会がダラダラと繰り広げられている。
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真の本編最終巻。
最後に掲載されている2次会のお話は今までのキャラが総登場するのですが、適度な緊張感とギャグのラッシュでいつも通り物語に引き込まれて笑わせてもらいました。いつまでもネタが尽きないなーと感心してしまいます。
しかし、ちょっと1年C組のシリアス展開は中途半端に感じたので、やるならどっちかに傾けてほしかったですね。そんなこんな言いながらも生徒会の土産も大いに楽しませてもらいました。
煌先生の描いた口絵・挿絵も素晴らしく可愛いくて毎回楽しみにしていたのですが、もう少しで見納めになると思うと残念です。
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いつものノリで最後まで楽しく読ませていただきました。フルキャストな二次会はカオスそのもの。まさかの“兄さん”登場は予想外だったぜ…。まぁ「企業」グループは枯野さん以外ほぼ記憶にございませんでしたが(笑)個人的には「せいぞんっ、せんりゃくぅーーー!」回が好きです。あとラノベ脳な彼女。最後にいいキャラ出てきたなぁ。「新」の方でも出てくれるだろうと期待しつつ。
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これでいよいよ終わりかと思ったけれど、やっぱり続くと。本編、番外と最終回のデジャブが続いてますが、新生徒会も読んでみたいから嬉しい限りです。今巻はこれまでのキャラが総出してるものの、水無瀬とか完全に忘れてました。新生徒会では結構重要な役っぽいし、風見も含め、フラグも今回立ててたみたいだから次巻楽しみです。妙なシリアスもありつつも、結局はいつも通りの普段通りに収束して、メタパロな日々が続く変わらない生徒会が綴られるのでしょう。もう、エコーオブデス兄さんはいらないですけど藁。
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生徒会番外編シリーズ最終回。新聞部の後継者の話、一年C組の最終回、余計なお世話な戦略会議と色々ありますが、何よりいいのがオールキャスト総出演の「壁陽学園大二次会!」。これだけの人数を見事に出し切ったのには感服します。とりあえず飛鳥がいるだけで物語の根幹を根こそぎ倒そうとするのがよくわかりました(笑)。全員が楽しそうにしていて満足です。あと最後の最後に出てきた人物が唐突過ぎて、何で!?と思いましたが、カバー裏に気づいて少しだけ納得しました。この終わり方も意外と生徒会らしい気もします。
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全キャラ総出演っていうのは夢があっていいですねぇ。
これで完結・・・と思ったらもう続編があるようですね。
アニメも楽しみ。
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タイトル*生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7
作者*葵せきな
出版社*ファンタジア文庫
私立碧陽学園生徒会——そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが…え? 「生徒会の一存って終わったんじゃないの?」って。HAHAHA、YOUは面白いことを言うね。日本には「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるのを知っているかな?
というわけで《みんな集まれ! 碧陽学園大合同二次会〜ポロリは無いよ!〜》の開催をここに宣言しよう!
ある意味ラスボス的な存在の本妻、飛鳥や杉崎の妹、林檎も参戦。他にもあんなキャラや、こんなキャラなどオールキャスト総出演でお贈りする碧陽学園卒業式延長戦! 最後の思い出は「らしく」たくさんの笑顔で——これがみんなの愛すべき日常。
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アレを継ぐもの
ここにきて新キャラ&新絡み
リリシアさんの締めが見れたのはよかった。
一年C組の告白
結末シリーズ一年編。
葉路も真冬もうまく終わりを迎えてた。葉路の話では、杉崎の影響を感じてみたり。
続かない生徒会
本当の意味での最後の生徒会。
普段よりはっちゃけ具合がやばい。作者が業界的に消されてもおかしくないくらいにやばいw
最後は普段と全然違ったけど、会長があれぐらい報われてもいいかな。
碧陽学園大二次会!
全キャラ登場の飲み会。十代の本編とは違って、実に番外編らしい、生徒会らしい終わり方。ちょっと出のキャラもしっかり全員(カバー裏のアレ含む)出てきているところにセッキーナの愛を感じる。
企業関連とか飛鳥・林檎の絡みとか。
最後の締めもこんなんかよwって感じたけど、それもまた生徒会。
議事録・黙示録通して17巻、とても楽しかった。
新生徒会の一存に期待。
杉崎のハーレムはまだまだ終わらない
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生徒会シリーズ、一応の最新刊。
面白いかつまらないかで言ったら、これはもうハッキリとつまらなかったんですが。
「あと普通に面白くないわよ、企業編」
「安直に伏字で作品タイトル出しただけでパロディ小説名乗るとか片腹痛いのよね」
……作者もわかってたのか(苦笑
何にせよ、マンネリだのワンパターンだの飽きただのオワコンだの言われながらも、本編と外伝合わせて全17巻。フルメタと並んで富士見ファンタジア文庫を背負ったシリーズとして、最後まで書ききった作者には敬服です。ということで☆1つ多くつけておきます。
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アレを継ぐもの。ちょっと正視できないような内容です。日頃思っていた苦言を自ら突いてくるなんて。自覚あったのですね。全体的にグダグダな内容ですが、キッチリと終わらせたことは評価されて良いかと。
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畳みかけるように全てのキャラクターが集結&大騒ぎ
千弦さんの大きなのっぽの古時計怖かった……
前半の一年C組の話はなんかホロッとふつうにきました
それぞれがそれぞれの思いがあってそれを打ち明ける勇気ってすごいと思います
さすが生徒会シリーズ
続編にも期待大です
パロディはソードアート・オンラインと異国迷路のクロワーゼを出してくれたのがうれしかったし笑えました
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みどころはやはりオールキャスト総出演の二次会か。 あれだけの人数を出しつつ最後はしっかりハッピーエンドで締めるのもさすが。
ホロリあり、パロディありのノリもこれで見納めかと思ったらもう一冊出るようで。
きっと何者にもなれないお前達に告げる。 その番外編を手に入れるのだ。
「せいぞんっ、せんり(ry」
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漫才の台本みたいで笑えます。そんな中にも心温まる話などもあっておもしろいです。絵は萌えですがほのぼのとしたおススメシリーズ。番外編最終巻だけあって、各話のクライマックス祭り!最後は本編その後をつづるまさに締めの最終巻です。
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新聞部、1-Cの最終話と卒業式の後日談の3本立て
本編の最終回と違い、コメディ一色で通していたので笑えた。
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『ドラゴンマガジン』に掲載された「アレを継ぐもの」は、新人新聞部員の風見めいくが、リリシアさんの命令を受けて、杉崎とのラブコメ・イベントをおこなう日々を描いたもの。
「1年C組の告白」は、タイトル通り、真冬ちゃんのクラスである1年C組の物語の締めくくり。真冬ちゃんを「女神」と崇めるクラスメイトたちと、そんな彼らと友人としての関係を築けないでいる真冬ちゃん、そして従姉の国立凛々に恋心を抱く秋峰葉露の物語の結末を描いていますく。
「碧陽学園大二次会!」は、登場人物が大集合する、いかにも番外編のラストといった趣向の話です。少し引っかかりを感じたのは、飛鳥&林檎の物語内での位置づけに、最後まで違和感が残ったことでしょうか。
なお、カヴァー裏面には、旅路を急ぐ杉崎の兄「残響死滅」(エコー・オブ・デス)を描いたショート・ショートがあります。
正直に言って、番外編の『金蘭』と『土産』のラストは、著者が締めくくりをつけるのにちょっと苦しんでいる感があります。もっとも、それまでのクオリティが高すぎて、こちらの期待値がインフレを起こしていたのも原因の一つなのかもしれませんが。全体を通して言えば、たいへん楽しんで読むことのできたシリーズでした。