紙の本
編集の問題?
2012/07/27 12:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KazuK - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲームのシナリオを書かれていたときからのファンなので、かなり期待して購入しました。
が、プロローグのような内容の薄っぺらさに、「丸戸 史明らしさ」が半分も出ていない気がしました。あとがきにも気になるようなことが書かれていましたが、これの薄っぺらさは編集の指示が原因なのかな。
この出版社は読みにくい作品が多く大嫌いなのですが、丸戸 史明さんが出版されるということで購入したのですが、何だか急いで買うことも無いような内容でした。
別の出版社で対象年齢関係なく、のびのびと書いてほしかったです。
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作者がシナリオライターをしている丸戸さんと言う事もあって、PCゲームの知識に明るい方には楽しめる作品になっていると思います。
深崎暮人さんのイラストも美麗でした。
作品としては、次巻以降から盛り上がってくると思います。
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元々がエロゲライターであるせいなのか、癖が所々に滲み出ていた上にネタそっち系中心なので、ラノベに偏っている人は読みづらいんじゃないかと思いながら読んだ序盤でしたが、流石丸戸史明先生でした。
昨今のラノベにありがちなサービスシーンはないですが、丸戸文明先生の文章力×深崎暮人先生のイラストでも十分にキャラが立っていました。
中盤以降はいつも通りその文章力に魅入られ、いつの間にか読み終わっているという……。
全体的に見ればまだまだプロローグが終わった所なのでしょうが、次巻が出てほしいようなそうじゃないような……微妙な気分です。
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メインヒロインの冴えなさ加減は型破りと言っていい。あえて個性に転化できない冴えなさを実現した点コンセプトに偽りないが、その分面白くなるためのハードルが上がった気がする。
1冊通してプロローグのような内容だったが、作者特有の行動型主人公は期待したい。
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あとがきのやり取りで笑ってしまいました。
それはさておき本編の方でも笑いどころが多数あり、アッチな業界のネタも分かればクスっと笑うことができるメタ要素が大目な気はしました。
全体的にラノベ設定というべき物を感じつつも、ここまで冴えない没個性系ヒロインを主軸にした話は、物珍しさもあってスラスラと読むことができて面白いと思う。
最後の展開はドタバタラブコメっぽくて、個人的に好印象。
とは言えど、この続きがみたいか?というと、そうは思わない不思議。
綺麗にまとまっているし、描かれないその後を想像するのも楽しいと思うので。
同じタッグで新しい1冊を熱望シマス!
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ドオタクくんが、町中で見かけた謎の美少女をモデルにしてギャルゲーを創ろうと思い立つ。彼女とはすぐに再会、というか同じクラスだったことにようやく気付くくらい存在感の薄いフッツーの女の子なのだった、というはなし。
ヒロインは、地味キャラというほどでもないけど印象に残らない、でもよく見ると結構可愛い、しかし受け答え方や仕草に個性がないっていう、ものすごくラノベに向かない感じの娘。名前もフツー、加藤恵。この娘が後半、あるきっかけでガラっと魅力的になるのがぞくぞくするくらい面白い。
「王道をほんのちょっとずらす」っていうのが丸戸さんの得意技だと思ってるけど、今回は、「ほんのちょっとずらしたところから王道に戻す」っていう、裏返し技を見たかんじ。
美少女ゲームのシナリオライタさんによる、美少女ゲームをテーマにした作品なので、業界ネタが多かった。ホワイトアルバム2とかこんにゃくとか、自作のパロディもたくさんあってサービス精神がフルスロットル。今後は、今までの作品の一部種明かし的なことをやってくれると、研究者としては嬉しい。
読んでる間、脳内に幸せ物質が分泌されまくりだった。この人の書く日常シーンって、なんでこんなに面白いんだろう。いつまでも読んでたい。
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とてつもないおっさん向けラノベである。
1990年代からギャルゲーに耽溺していた人間なら、
というより、それしか想定してなさそうな作品。
通常、ギャルゲーのヒロインにとって主人公はオンリーワンである。
たとえば、本作の表紙を飾る女子にとっては、
主人公は唯一の幼馴染であり、唯一本性を知られている人間であり、
ほかの男とは明らかな区別を行っている。
これは重要なポイントだ。
ほかの男と並列に置かれたら承認欲求が満たせないからだ。
でも本作のヒロインはそんなこと気にしない。
主人公のことをまったく意識しない。
主人公にとの出会いを印象付ける思い出の品を平然と処分してのけるし、
主人公の自室で徹ゲーしても平然としている。
本作では、そういう「ヒロイン性」を欠いた「冴えない彼女」を描いている。
ユニークで面白い試みだとは思う。
ただ、大変残念ながら、本作には構造的な問題があるような気がしている。
そういう冴えない彼女が攻略され主人公に執着するとなると
ユニークさが失われてしまうのではないかと思う。
実際のところ、ラスト付近の彼女が自主的に行動している箇所は違和感をぬぐえないし、
主人公の妄想する「理想のリアクション」やシナリオ担当の「演技指導」は
「いやでも、ヒロイン当人はそういうキャラちゃうやん?」と言いたくなる。
かといってヒロインが変化しないとなるとそれではストーリーが成り立たないとも思う。
このキャラクターを維持したままストーリーを展開するのであれば大いに期待したいと思うが、
個人的には暗雲立ち込めてる印象。
2巻で音楽担当、3巻でプログラマーとかが出てきて普通のおたくサークルものになるという
暗い未来が見えないこともない。
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長いプロローグと考えて読むもの。キャラの紹介を終えて今物語が今始まった感じ。続きをどうやって作っていくのかが気になります。
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加藤恵という影の薄いキャラクターをギャルゲーのメインヒロインにふさわしい女の子に育てていこうという話。
まだ最初の段階なので各登場人物の位置づけと物語が動き出したところで終わってしまっているが、ヒロインの目立たなさや主人公の変人さがとてもよく描かれていた。
下手をすれば四角関係になってしまいそうな勢いだがあのwhite album2の作者ということで切ない話になるのだろうか。
次巻以降も注目していきたい。
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目立たない娘をヒロインに、という話だったけど加藤さん普通にいい子でかわいいじゃないですかー。あ、“普通に”だから合ってるのか。他のヒロイン(?)が強烈な個性すぎて普通だと薄いってのも難儀な世の中です。会話のテンポもよかったので、すっきり読みきれたのは好感。ギャルゲネタ、ときメモ2なら食い付けたんだが(笑)
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創作が遅々として進まない事と、
その創作へ指名した2人の制作陣との不和、そして
加藤恵=冴えないヒロインとの、安定感があり楽しげな日々への違和感。
それらのカタルシスを一気に埋める終盤の一章がすごい。
創作活動というのは理想と現実の乖離こそがエネルギー、というオチで。
謎の安定感がある加藤恵に一片の意外性があり。
この物語は今後も読み続けるに値するラブコメだと思いました。
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最初は、割りとどこにでもある主人公に可愛いヒロインがいて。その人達とはなんだかんだ関わりのある。そして、みんな知らない秘密も知っていて、なんだか好かれている。
でも、今書いた人たちがメインのヒロインではないようなのがポイントかな?
表紙の子ともう一人の女の子はヒロイン枠ではない感じです。むしろ、モブキャラのような子を主人公がヒロインへと変えていく、そんな話をつくっていくみたい。
1巻では、特に目立ったところがなかったのでなんとも言えない。2巻を一緒に読んだら少しは変わるかな?2012年11月に2巻が発売されるので少し待ってみても良いかも。
ライターさんが某業界で有名らしいのですが、特にその作品をやったことがないので評価をしようがないです。知る人は、有名なよう。 ただ、この手の人は少し飽きが来るのが早いので今回はどうだろうか
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中古待ち
⇒まんだらけ 367円
何がすごいって
”表紙の女の子はヒロインではありません!!”
一目惚れしてしまった女の子を
ヒロインにした同人ゲームを作ろうとする話。
なんとも表紙から珍しいラノベだが
話の方は軽快にストーリーが進んでいって
イロモノキャラとの絡み(というか主人公がイロモノ)
も面白く、笑いながら最後まで気軽に読めた。
まぁ主要人物が女の子ばっかだけどねー。
次回からやっと?同人ゲー制作っぽいので
今回とはまた違った困難?に立ち向かってくれるのだろう。
楽しみ。
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まさに丸戸節。評価低めですけど面白かったです。相変わらず軽快な掛け合いで吹き出すこともしばしばw 登場人物の関係もなんとも奇妙で続きが気になる! ただやはり畑が違うせいか描写の足り無さが目立つこと、あまりにもメタネタが多すぎる事があり評価は低めに……。ギャルゲー界隈のネタの理解度で面白さは大分変ってくる、かも?
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話の展開としてまず、ヒロイン・・・?と思いたくなる。
ヒロインが一番ヒロインとして立ってないってどういう・・・。
周りにいる方のが思いっきりヒロイン的な・・・。
読んでて、どう転ぶのか・・・と考えてたら、一気に読んでたくらいには面白かった。