紙の本
絵がいい
2016/07/21 23:35
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投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮沢賢治の文章に、印象的なブルーの絵がより物語の世界をひろげてくれている。賢治の世界を大人に味わってもらいたい一冊。
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ブドリが生きて来た中で、多くの人達に助けられたように、自分の生きてきた意味を見出すかの様にみんなを助ける為に自己犠牲となるブドリ。宮沢賢治の思想が読み取れる作品だと思う。
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高学年の読み聞かせにどうかと思ったけど、
子どもには、しかも飢饉やら昔の暮らしを
知らなければ、とても難しいと思った。
比喩で描かれている部分を、なんとなくでも
感じ取れれば良いけど、そう出来なければ
ただの訳のわからない話になってしまう。
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宮沢賢治さんの談話室で『グスコーブドリの伝記』を知り
青色が好きでこちらの絵本をセレクトして読みました
厳しい時代に生き、自己犠牲でたくさんの人たちを救ったグスコーブドリ
胸にグッとくるお話しでした
司修さんの絵もとても幻想的(青色好きにはたまりません笑)
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宮沢賢治の童話を幻想的なブル-を基調に描かれた絵物語。架空の街イーハト-ブ(東北地方)の森、木こりの家に生れたグスコ-ブドリ(ブドリ)と妹ネリの不遇の境遇、冷害による飢饉、両親との生き別れ、クーボ-博士とペンネン技師との邂逅、火山の研究と寒波の襲来・・・ブドリ「空気中に炭酸ガスが増えれば(地上は)温かくなるのですか」博士「それはなるだろう。けれども火山に行った者の一人は逃げられんだろう」・・・人工的な火山爆発による温暖化のため、若くして自己犠牲となったブドリの生き様は、賢治の志しを物語っているようです。
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文章と絵が分かりやすいと思ったら、文と絵とも司修さんでしたね。宮澤賢治原作で読みだしたのですが青の絵がすんなりと入って来ます。最後にブドリが帰らない人になってしまうのが悲しいこととして、ため息がでました。
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宮沢賢治の絵本、というだけでなく、青系の色彩が美しい絵本らしいのでそのうち機会があったら読んでみたいな。
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地球温暖化の逆をいく様な話。
もう100年も前にこんな話を考えた宮沢賢治は大した人だと思う。
ブドリとネリの両親は、口減らしのために自ら命を絶つために森へ行ったのか?
そこら辺が良く理解できていない。
司修のの名前は岩波書店の図書誌で見た記憶がある。
ここで出会うとは思ってもいなかった。
今年で86歳だね。
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故郷・岩手(イーハトーブ)を舞台にした賢治の精神が色濃く出た名作を、司修氏(第38回大佛次郎賞受賞後第1作)が絵と文で彩り、贈ります。
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冷害のため家族を失くした幼いブドリ。成長したブドリたちに再び大きな冷害が襲ってきた時、悲劇を繰り返さないためにブドリは自分を犠牲にして冷害を終わらせる決断をする。
自然災害、文明の限界、人はいかに生きるべきか。これはブドリの使命だった。ブドリにしかできないことだった。自己犠牲の悲しい物語じゃない。強い使命感を持って戦ったブドリの物語。