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なんで小川洋子はこんなに自分に自信がないんだろーとそこが面白い。
でもすごく共感してしまうからきっとわたしも自分に自信がないんだろうな。
面白かった^^
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手に取って・・・あれ?これって・・・「くっそー!小川洋子め~~!!!」と一瞬、不埒な嫉妬がよぎるw 一瞬ですよ、一瞬! 表紙は寺田順三さん、素敵ですよね~♪ さて、小川さんですが、なんて可愛い!そして、なんて素敵な感性をお持ちの方なんだろう!!と再認識。やっぱり、大好きです、洋子さん♪
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著者名だけ見て図書館で予約して借りたら、エッセイだった・・・というパターン。
好きな物語を書く作家さんのエッセイはあまり好まないのだけど、小川さんのはなかなか良かった。
こういう世界で物語がうまれるんだなー、と。
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最近どっぷりはまっている小川さんのエッセイ。これももうすごくいい!最初から最後まで飴玉をなめるように小川さんの言葉を味わう。なぜだかずっと鼻の奥がツーンとしていて、時々涙が流れる。
「〔る〕と〔を〕」
子どもの作文って決まり文句ばっかりだよなあ、なんて思っていた私は、この一編に横っ面を張られたような気がした。「『今日、遠足に行って、楽しかった』という一文は、実はとてつもない名文なのだ。」ああ、そうだよそうだ。楽しいときは楽しいとしか言えないよね。手垢にまみれているのはオトナの言語感覚の方だ。作文の宿題はいつも、一行書いて後が続かず、涙目で困っていた小学生の時の息子を思いだし、とんでいって慰めてやりたくなった。
「ハンカチは持ったかい」
自立は大事だ。親子はいつか離れていくべきものだ。でもね、親というのは心配をやめることができないものなのだ。「親の立場にいる一人として私は言いたい。ただ心配するだけならば、どうか子供たちよ、親を許してやってほしい」この一文が心に刺さるのは、自分が親に対して心配をかけ、その心配を容赦なくはねつけてきたからだ。離れている子供たちもきっと、私の心配を煩わしく思っていることだろうな。
「美しく生きた人」
今回一番心に残った一編。アンネ・フランクの一家を自らの危険を顧みず援助し、アンネの日記が広く読まれるのに大きな役割を果たした女性、ミープさんの思い出が語られている。小川さんは彼女に会いに行かれたことがあるのだった。「ミープさんは美しかった。堂々としていた。自分が正しいと信じることをやりきった人だけが持てる、美しさだった」
「涙と眼鏡」
ここ数年以前に増して涙もろくなっている私は、「気がつくと、私も立派な涙もろいおばさんになっていた」と書かれていてなんだかほっとする。私も小川さんと同じく、通りすがりの学校から歌声やブラスバンドの音が流れてくると、もうダメなのである。聞こえてきた「ふるさと」のメロディから作者は「ガラスのうさぎ」の高木敏子さんのことを思いだし涙が止まらなくなる。私も一緒に泣く。
他にも、田辺聖子さんのパーティのこと、はやぶさの帰還のこと、老犬ラブのことなどなど、しみじみ味わい深いお話がいろいろ。となりに座ってその声を聞かせてもらっているような深い満足感があった。
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某恩師の方は「小川洋子さんは小説は本当にこの人しか書けない世界観が強いけど、エッセィは普通の文章よねぇ」といっていて私もそう思いますが、やっぱりこの(言葉は悪いですが)このゆるさがたまりません。こうの史代的な?かな。
ラブ、ご冥福をお祈りいたします。
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小川さんのエッセイを初めて読みました。笑いあり、悲しみありで小川さんの日常が良くわかり、面白いです。ラブは幸せ者です。
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小川洋子の世界というのは極度の近視的なもので、そこがこよなく好きなのだが、このエッセイ集に収められているどの回もやはりそうであった。もはや彼女の根幹をなしている、戦時のナチス・ドイツ下におけるユダヤ人のことごとについて書いていてさえ、そうだ。とても謙虚に物事をひたすら見つめて、そのために時すらふっと超えているかのように見えることがある。
ひとびとの記憶からこぼれ落ちたもの、理解の外にあるもの、すでに命かたちをうしなったものに注ぐ小川洋子の目はとても「フェア」で、無闇に昂ぶることなく、常にあたたかい。
阪神のことになると若干昂ぶっていらっしゃるか。チャーミングだと不遜にも思う。
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作家のエッセイに紹介された本って読みたくなります。この本からは2冊の本がその衝動に駆られました。
こうやって世界が広がっていきます。
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散歩しよう、と改めて決意して家から出ることはほぼなく、外をぶらぶら歩いているうちにいつの間にか散歩をしていたということの方が多かった。
だがこのエッセイを読み、散歩を目的とする外出の魅力を知ったので、アイディアに行き詰ったり単調な作業に疲れたときは、すべて放り出して積極的に家から出てみようと思った。
小川さんらしい、時に鋭く時に温かな視点で語られるエピソードの数々は、何度読んでも新たな刺激を読者に与えてくれるだろう。
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愛犬ラブとの散歩で癒された日々への愛惜の思いからつけられたタイトル。角田光代と並んで小川洋子のエッセーは、生活の切り取り方がうまいなと思う。
ゆっくり読んだ。
癒される。
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いつもちょっと不思議な小説で楽しませてくれる小川洋子さんのエッセイ集。
とても控えめな生き方と文章に癒されます。特に、ハダカデバネズミ、カバ、ラブラドール、文鳥など動物をテーマにした文章がとても好きでした。
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小川洋子エッセイ。
本の話、犬の話、ご本人の話と、優しい語り口ながらも作品と同じく、独特の眼差しを感じる文章。
『人質の朗読会』や『猫を抱いて象と泳ぐ』など、他作品のネタも出てくるので、ほかの作品を読んでいたらさらに楽しめる。
目次を読み返してみて、印象に残っているのは
『盗作を続ける』
『肉布団になる』
『土に生贄を埋めた日』
『フィレンツェの赤い手袋』(の店主)、
その他にも、心に残る文章はたくさん。
いろいろな本の話が出てくるので、
たくさん本を読みたくなってくる、おいしい一冊。
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小川さんはとてもお可愛らしい女性なのだなと、読んでいて感じた。ラブくんもとてもキュート!ひとつひとつが短いのですらすら読める。文が綺麗なのでエッセイであることを時折忘れてうっとりしてしまう…。
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時々「なるほどうまいことをいう。さすがプロの作家さんだなあ・・・」と思わされることもありましたが、基本的には「ごくごく普通の日常」って感じ。そこらへんの人のブログとかそういうので書かれていそうなというか。いい意味でも悪い意味でも。
そして話の流れからして「これ・・最後にはラブさんが亡くなってしまうんでは・・・」と、それに該当するエッセイ部分がいつ来るかとどきどきしてましたが・・・割合あっさりと。まあ本編部分だったらまた違った感じなったんでしょうけども。
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アンネの日記についての内容がよかった。
ちょっと途中飽きそうになったけど、厚かましくもなく、何となく母の話を日なたで聞いてるような感じがして好き。