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投稿者:ゆりまま - この投稿者のレビュー一覧を見る
晩年になってからのアンパンマンのヒット、一日でも長く描くために食生活にも気を配っていらしたそうです。小さいときに、必ずハマるアンパンマン、真理があるからかなあと思いました。小学6年の娘が読んでます。
何度も手に取る好きな本
2023/03/24 10:18
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投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
特に、「電車の座席」のくだりが大好きで
とても励まされる。
やさしい言葉で大切なことを伝えてくれる。
大好きな本の一冊です。
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やなせたかし1919年生まれの93歳だそう。本業は漫画家だそうなのだけど、なかなか大成せず、あのアンパンマンがブレイクしたのは70歳目前だったのだとか。
生きることについて、仕事について、正義について、教育について、そして老後について。詩とメルヘンに生きてきたやなせたかしの心の疲れに効く、甘いあんこのような言葉たち。
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震災後にラジオから流れた「アンパンマンのマーチ」に心の底から感動して涙したことを昨日のことのように思い出す
やなせ氏は今でこそアンパンマンを生み出した漫画界の成功者ですがそこに辿り着くまでは困難な道筋でした
「その日、その日を大事に、一歩一歩積み重ねていく。
その平凡なことを何十年も続け、
ささいなことを積み重ねるならば、
いつの日か平凡は非凡な結果に変わるのです。」
『絶望の隣は希望です!』P.92より
読んでみて気付いたことは名もない、売れないへのへのもへじが成功したのは信念と継続だということ
本書とは関係ないが自分が震災時に感動したアンパンマンのマーチの詩
そうだうれしいんだ 生きるよろこび
たとえ胸の傷がいたんでも
なんのために生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君はいくんだ ほほえんで
そうだうれしいんだ 生きるよろこび
たとえ胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン やさしい君は
いけ! みんなの夢 まもるため
大人の今になって詩の深さを思い知る・・・そして疑問にも思ったことは「子どもにこのメッセージは難しくないのか?」ってこと
それについても本書の中で回答となる一文を発見できた
やなせ氏のこの想いを知っただけで読んだ意味と価値があったかな
アンパンマンの人気が高いのは、2~3歳の子どもたち。
「なんのために生まれてきたのかなんて言っても、そんな年齢の子どもにはわからない」と言われることがある。
そんなときは「わからなくていい」と思う。
わからなくても、子どものころからずっと、そういうテーマのアニメや絵本を見たり、歌を歌ったりすることが大事なんだ。
そうしているうちに、子どもの中になにかしらが入っていく。
考えることが自然に身についていくと思うのだ。
P.129より
いつかは誰もがアンパンマンを卒業していくけれど大事なのは誰もがアンパンマンを通過しているってことなのでしょう
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やなせ先生が様々な本やインタビューで語った印象深い言葉の数々を抜粋して一冊にまとめた形式。
その言葉にまつわるミニ・エッセイがあり、さらに先生の真意を知ることができる有意義な一冊だと思う。
特に子どもの教育のこと、創作活動についての考えについてはこちらも色々と考えさせられる。
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♪そうだ うれしいんだ 生きる よろこび たとえ 胸の傷がいたんでも
♪なんのために 生まれて なにをして 生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ!
誰もが一度は聞いたことがあるこの歌。アンパンマンの作者やなせたかしさんが作詞されました。やなせたかしさんはもう93歳って知っていましたか?93年生きてきたやなせさんの言葉は強い!アンパンマンの原作だけでなく、童謡「手のひらを太陽に」の作詞、その他にもいろいろな仕事をされています。やなせさんの言葉に、耳を傾けてみましょう。感動しました。
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やなせたかしさんといえば、アンパンマンを始め、
人権のキャラクター、COOPのキャラクターなど、
毎日必ずどこかで見かけるキャラクターの
生みの親。かわいらしく親しみのあるキャラクターたちです。
そして、アンパンマンのマーチや、てのひらを太陽になどの
作詞も手掛けている。
アンパンマン、昔弟が小さい時夢中で観ていました。
自分の顔をちぎってあげるなんて、気持ち悪い・・と
その時は思っていました。
でもそれには意味があった。
「本人も傷つくんだけれど、そういう捨て身、献身の心
なくしては、正義は行えない」
娘も小さい時夢中で観ていました。
その時は一緒に何度も観ました。
結構ヒーローのわりに弱い、他の戦隊ものみたいにとどめを
刺さない、それも不思議でしたが、ちゃんとした理由が
あったんですね。
「バイキンは食品の敵ではあるけれど、アンパンをつくるパンだって
菌がないとつくれない。敵だけれど味方、味方だけれど敵。
戦いながら共生しているのです。」
あと主題歌も、何気に聞いていたある日、結構良いこと言ってる、
子どものアニメにしては、大人の心に響くような言葉・・・
と感心した覚えがあります。
「そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ」
作者はずっと劣等感とともに生きてきました。
好きなことをあきらめずコツコツ積み重ねてきて、
60歳後半に「アンパンマン」が大ヒット!
生きるよろこびは、人を喜ばせることですって。
私の生きるよろこびはなんだろう。
この先に、どんな素敵なことが待っているんだろう?
いくつになってもいつ素敵なことが起こるかわからない。
ワクワクしちゃう。
未来に乾杯!ですね。
あと、私がいつも思っていることと同じことを作者も。
「今までやってきたことが、全部役に立っているんだよ。
無駄なことはひとつもない」
私は、これまでいろいろあったけど、私の人生1つも間違いは
なかったって思っています。
1つでも間違っていたら、今の私はいない。
出会うべき人にも出会えなかった。
全部ひっくるめて今の私なんです。
落ち込んでいる人にはきっと力になり、Happyな人はさらに
元気になれる1冊です。
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自分の好きなことをとことん追求する。自分の信念や哲学をもって作品を生み続ければ必ず報われる。
年を理由に自分の可能性を狭める必要はない。
正義のための戦いなんか存在しない。ある日、突然逆転する。
しかし逆転しない正義もある。それは愛と献身であり、アンパンマンはその象徴。自らの命を削って誰かに尽くす。
本当に正義を行おうとすれば自分も傷つくが、それ無くして正義は行えない。そもそも自分こそが正義だといばっているやつは嘘くさい。
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2013年に御齢94歳になられた、やなせたかしさんの言葉とエッセイ集。
今でこそ子供に人気の「アンパンマン」だが、彼が生み出されるまでの苦労、そして想いには並々ならぬものがあった。
人の空腹を満たすことが使命の、カッコよくない、傷つくことを覚悟した、献身のヒーロー。
「アンパンマン」がこんなにも深いものだとは、想像もしていなかった。
バイキンマンのキャラクターも、敵だけどパンにとっては必要な存在。
正義か悪か、一面しか持った人はいないというやなせさんの哲学が伝わってくる。
悲しみと喜びも表裏一体である。喜びだけなら感じることはできない。悲しみがあるから、喜びを感じることができる。
他にも、深く感じ入る言葉がたくさん詰まっていた。
子供から大人まで、広く読んでもらいたい一冊。
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がんばる勇気がわいてくる。
結果が出なくても、めげずに、いい仕事にこだわり続けることの大切さ。
何を伝えたいか、何を目指すか、そういう芯の部分を曲げずにどれだけがんばれるかってことなんだろうな。
いい仕事をしたい。そして、わたしの目の前の子たちにも、そうやって前を向いて進んでいってほしい。
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やなせ先生の生き方や考え方が、率直な言葉で書かれていてわかりやすい本でした。こんなふうに素敵に生きられたらいいな、と思います。
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右頁に言葉,左頁に文章,見開きで1テーマ。自信を失った時やがんばっているけど認められない時などに別の視点から自分を見つめるきっかけにお薦め。
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時は はやく すぎる
光る星は 消える
たったひとりで 生まれてきて
たったひとりで 死んでいく
人間なんてさびしいね
人間なんておかしいね
本当に、そうだと思う
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やなせたかし先生の人生訓。
1時間もあれば、読み終えることができますが、
読者それぞれ気になる言葉が見つかるはずです。
運は自分で拓くもの
運は自分が呼び込むもの
つまり、運は天が定めたものではなく
自力で動かすものなのです。
人はひとりで生きているように見えても、
たくさんの人に支えながら生きています。
この人と人とを繋ぐパイプ役を果たしているのが、
ほかならぬ笑顔です。
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何気なく書店の本棚を見上げた時に出会った本。
作者であるやなせたかし先生が亡くなられたから目立つ場所に並べられていた印象。
言葉に深みがあって、中々良かった。
亡くなられてしまったのが本当に残念。