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現在の問題にも軽く触れられているが、防衛省自衛隊史と言ったほうがいいだろう。その点ではよく書かれている。
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防衛省と云うと自衛隊の実行部隊を考えますが、この本は内局などの目に見えない所の歴史が見えて来て、結局は何処まで行ってもこの国は外交から軍備まで米国の傘の中で踊らされて居るだけの情けない現状が見えてきます。
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防衛省、自衛隊の発足からの歴史や、それを取り巻く法律、周辺国家情勢、政治家の答弁など。
答弁を引用しつつ、淡々と書き進めている印象を受けた。
組織の仕組みや歴史などは、耳慣れない単語も多かったせいか、いまいち理解できなかった。
オフセット取引や、武器輸出三原則と武器輸出三原則等の違い、ROEを定める必要性などは興味深かった。
ミリタリー云々はあまり興味がないが、国防や安全保障を思うと少し勉強してもいいかもしれない。
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防衛省に20年以上関わってきた記者が、恐らく一般向けにまとめた防衛省に関する基本的な知識に関する本。
いわゆる軍事評論家の人と違い、装備品に関する話はあまりなく、防衛省・自衛隊という組織のなりたちや憲法解釈等の基本的な話題に関する基礎的な解説が主な内容。歴史に関する基礎知識が足りない自分には新鮮に読めた。
個人的には、防衛省の装備品の一般公開の促進に著者が関わっていたこと、及びないと思っていた攻撃型空母なる概念がアメリカのみに存在していたことを知ることができたのは面白かった。
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とても丁寧かつ謙虚な取材姿勢で好感が持てる。
ちゃんとこの辺りの知識を持った上で、現在起きていることを判断する必要性がある。
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フジテレビの防衛省担当記者による解説新書。
専門的になるのは当然だが、関心がないと辛くなってくるかも。
だが、旧帝国陸海軍の解体から、防衛省までの道程はわかりやすい。
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防衛省の成り立ち、歴史的な立ち位置が、しっかりと解説されている。ただ、どのような組織かは理解出来ても、結局はそこからの情報発信が不十分な現状は依然として変わらない。
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防衛省=自衛隊について。前半は特に自衛隊が生まれるまでの事情とか、後半は冷戦ぐらいから大きく変わるこの組織について述べられている。実力組織としての自衛隊より行政組織としての防衛省のほうに重心がある感じで、初めて知って勉強になること多かったです。
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防衛省について、その歴史や組織の構造、法解釈、今後の課題を中心に網羅的に知るための本。
話題になっている一過性のことを取り上げたり、何らかの立場からの一方的な見方を示すものではなく、基礎的な事項を公平な立場で解説したもの。ですます調で易しく書かれている。ただ社会的なことに疎いおれには難しい部分も多いが、たぶんこれ以上に分かりやすく、かつしっかり解説されていて手軽に読めるものもあまりないのではないかと思う。「日本軍から防衛省・自衛隊への流れ」の図(p.11)や、「シビリアン・コントロール」の話は役に立った。「自衛官に認められた武器使用規定」の図(p.216)などを見ると、自衛官の人は単に体だけ鍛えればいいというものでもなく、自衛官を取り巻く複雑な法体系も把握しておかなければならないんだなあと思った。(12/12/09)
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防衛省、自衛隊の経てきた過程を学べたとおもう。特に国会の答弁などを多用していたのでその時の国際情勢に合わせて政府が何を考えていたかがわかった。
ただ現在の問題については考察が短かったように思う。
防衛省、自衛隊についての大まかな流れを追うにはよいと思う。
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阪神淡路大震災、東日本大震災と、
大災害の度に国民のロイヤリティが上がっていく組織、自衛隊。
その成り立ちと、防衛省と自衛隊の違い(あるいは、同質性)が
よく理解出来ます。
国の周囲に様々な脅威が顕在化している現在、
まさに、今そこにある危機な訳ですが、
そういう時だからこそ、防衛省・自衛隊の事が
理解できるのは、非常に意味深いことだと思いました。
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さくさくと読み進めることができる。
内容もタイトルどおり、基本的な「防衛省・自衛隊」については押さえており、また、筆者の個人的な思想が反映されているものではないので気分良く読める。
その一方で、現在の日本の防衛について、どこが問題だと筆者が感じているのかは伝わってくる。そして、歴史的事実も含め、分からない点も示してくれているので、学術研究における「穴」の存在も浮かび上がっている。
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防衛省と自衛隊との違い、様々な内部部局やそれぞれの会議の役割など、国防という重要な問題について知らないことが多かったので勉強になる。難解ではなく読みやすい。
警察予備隊から防衛省にいたるまでの変遷、情報公開の必要性など。
情報公開などは、国防に関してはあまり表に情報を出さない方が防衛に資するのかと思っていたがやり方しだいなんだな。
戦争とか軍事とか嫌いだからミリタリー分野なんて知る必要はない!じゃなくて、平和を望むからこそミリタリー知識が必要なんだという主張は納得。
この本が出た後にも日本版NSCの設置法案や集団的自衛権の閣議決定、自衛隊の海兵隊機能の強化の動きなど、防衛に関する新たな動きが出ているので注視していくことが必要だが、そのための基礎知識としても有用な一冊。
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戦後の防衛省や自衛隊の歴史、今ある問題点などを綴った本。戦後の調達庁の話などは初めて知る話なので興味深かった。12年発行なので、現代の話は今とはまたすこし変わっているかもしれない。
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内容ですが、
はじめに――防衛の話はなぜ、ややこしいのか
第1章 日本軍と自衛隊は別物か
第2章 防衛省最古のDNAがなぜ「占領軍世話係」なのか
第3章 マッカーサーはなぜ警察予備隊を作らせたのか
第4章 警察予備隊と保安隊と自衛隊はどこが違うのか
第5章 統合幕僚会議とは何か
第6章 防衛庁と「防衛省」とはどこが違うのか
第7章 非武装中立論とは何だったのか
第8章 防衛省のシステムは万全なのか
第9章 残された問題をどう考えるのか
第10章 武器の話はマニアのためのものか
おわりに
ということで、戦後、軍隊が解体され、占領軍の意向、そして朝鮮戦争、東西冷戦などの戦後の歴史の変遷の中で、自衛隊がどういう経緯で現在の姿になったのか、大体の歴史的経緯が学べます。
予算4兆円超、23万人を超える巨大組織、しっかり国民として注視していかねばならないのです。