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図書館で新入荷本を検索してたら!!
なんと正造じいちゃんの本が入荷してるじゃない
全作「はげましてはげまされて」を購入して、ほんの一部だけでもっと他のエピソードも読みたい、次回作出ないかなぁ・・・なんて思ってたので速攻予約ボタンをポチリ☆ミ
まだ入荷したてだからか??他に予約してる人もなくすぐに手元に届いて早速読みました\(^o^)/
今回はまだ子供達が生まれる前、満州からの引き上げの記録も掲載されており「記憶より記録」と教えた上官の言葉のお蔭で今もなおこうして日記が綴り続けられ・・・なんと実際には2千冊を超える日記が 正造じいちゃんちにはあるんだな スゴイ!!
1年間になんと大体40冊超の絵日記を綴るんだそう
一日描くのに2時間位かかるそうで(色もつけてるしね、子供達小さい頃は塗り絵代わりに色塗りしてくれたりで それも楽しみだったんだろうな)
継続することの素晴らしさに感銘しちゃいます
引き上げの記録を書き上げた日と奥様が鬼籍の人となった日が同じ偶然の件はジーンときちゃいます
「記憶より記録」 いい言葉だなぁ
やっぱり今回も抜粋なので(そりゃあ2千冊もあったらそうせざるをえない)ここには載ってない色んなエピソードがあるんだろうな と思うとまた続きが読みたくなっちゃうよね^_^;
こんな風に色々残してくれるお父さんがいて竹浪家の子供たちは幸せだね
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(No.12-71) 正造じいちゃんのまんが絵日記第2弾!
「はげまして、はげまされて」が大評判だったようで、第2弾が出版されました。
前回も大量にあるノートからごく一部を採用しただけ。まだまだいっぱいあるのです。
今回圧巻だと思ったのは朝鮮半島からの逃避行「引揚げの記録」でした。もちろんその最中に絵日記を描いていたわけではありません。
でもメモは付けていて、絵日記を描きはじめてからずいぶんたって、メモをもとに数ヶ月かけてまとめたのだそうです。元々は子供たちに読んでもらうために描いたのだとか。
もしかしたら生きて帰れなかったかもしれない過酷な逃避行の生々しい記録は、衝撃的でした。正造さんは「逃げた」という引け目を感じられているようです。でもそうでなければ死んでいたかもしれず、生き残るためには仕方がなかったのだもの。部下の人達のために「解散証明書」をガリ版印刷して配ったというようなことがあったとは、私は初めて知りました。軍から逃亡したのではないという証明で半ば捏造ですが、すでに敗戦で指揮系統も混乱している軍隊で、個人が出来る精一杯のことがこれだったのでしょう。
奥様が亡くなられたときのことは前回はさらっとしか描かれていませんでした。今回は介護のことや入院生活のことなど詳しくて、奥様はほんとにお気の毒だったなと思いました。
ヘルパーさんに手伝ってもらいながら、一人暮らしをしている正造さん。
思いがけなく絵日記を出版できて、これからも描き続けるぞと元気な様子がうかがえます。
絵日記を描くことで、毎日に張りがあるのだと思います。正造さん、これからも描き続けてくださいね。
2冊目でも少しもだれていなくて、より中身が濃い感じ。良かったです。
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竹浪正造さんの前作に続く本続編、なかなか興味深く拝見しました。
こちらは終戦間際の混乱した朝鮮半島から、必死に奥さんと一緒に引き揚げるところから始まります。
絵の上手な著者の描写が心に響きました。
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94歳正造じいちゃんの戦争体験記と57年間のまんが絵日記
26万部の大ヒット。待望の第2弾。
2314冊の大学ノートから新たに抜粋。
庶民の昭和生活史が窺えて貴重である。
昭和60年3月14日、東北新幹線上野乗り入れとある。
平成14年12月1日、東北新幹線八戸駅開業(30年待たしてはやて
今日走る)
平成22年12月4日新青森駅が開業。
無駄な公共事業という批判もされるが私には批判が出来ない。予算の傾斜
配分ということで、今まで我慢してきた地方に、やっと順番がまわってき
たところで終わりとして良いものであろうか。やり方に工夫は必要である
し、本当に無駄なところは見直す必要があるが、安易に「コンクリートか
ら人へ」とスローガンを唱えて良いものだろうかと疑問に思う。
また、奥さんを亡くした後の日々の日記には、なんとも言えない寂しさを
感じる。きれいごとばかりではなく生々しい部分もあるが、人間らしさを
感じた。
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2冊目~正造じいちゃん(94歳)の戦争体験記と57年間のまんが絵日記~たいしたものですが,もうマスコミは取り上げないのだろうか
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これは何と言っても、引き揚げの記録に圧倒された。敗戦後、朝鮮半島から決死の思いで日本に向かったとき、著者の妻は妊娠八ヶ月の身。よくぞまあご無事で帰ってこられたもの、今のじいちゃんの笑顔からは想像もつかない事実の重みに頭を垂れるのみ。戦前生まれの方の多くが、それぞれに激動のなかを生きてこられたのだということに思いをはせる。
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日本の敗北を知り酒を飲み日の丸を半分塗りつぶし周囲に四卦を描いた旗を林立させ狂喜する朝鮮民衆(その瞬間が民族の頂点であったとは)。妊娠8ヶ月の妻の身を案じ(先に逃がしたが引き揚げが始まらないので戻って来ていた)、部隊を脱走する決意で、部下のためガリ版で「解散命令書」を作って配った(部下たちは脱走でないことを証明するため)。朝鮮人にやるもんか、と衣類を燃やす。…。港で両替で騙された。渡航運賃1人六千円。以上はメモを基に十数年後、描いた。電力会社に就職、祭りで仮装しておどける妻…。いきなり子育て後、二人の生活