紙の本
女同士の熱い戦い
2015/09/29 15:27
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
壇レイ子女流二段が出場するマイナビ女子オープンの予選を観戦に来た菊池宝の母は、その息詰まるほどの戦い振りに感銘を受ける。将棋を仕事と言い切る者、人生の怨念をぶつける者、定跡にこだわらずに自分の将棋を指そうとする者、いずれにも共通するのは、彼女たちには将棋がない世界はあり得ないと言うことだろう。
一方、研修会入会をする菊池宝は、奨励会入会という将来も延長線上に見据え、少しずつ将棋道を進んでいた。
だがそれは、これまで同じくらいの場所で将棋を指していた仲間にも影響を及ぼさざるを得ない。友達が急に遠くに行ったような気がしてしまったとき、どうやって元の位置を取り戻そうとするか。将棋好きな小学生の葛藤も描かれる。
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将棋をあつかった漫画はいろいろあるけれど、一番わかった気にさせてくれるのはこの作品な気がする。わからないけれどおもしろい漫画も、もちろん、それはそれでいいんだけれど。
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前巻より将棋色がやや強く、同時に、レイ子先生のSっぷりも強化されている(?!)
64話のラスト、「メチャクチャにしたいほど愛しい」は、ゾクッゾクッときた
単純に怖くて、鳥肌が立ったほど
将棋を題材にしている漫画で、個人的に大事じゃないかな、と思っていて、私的に一番、感動を覚えるのは、決着がついて「負けました」の一言が出される瞬間
もちろん、敗者を嘲るつもりは微塵もない
ただ、将棋は真剣勝負である以上、必ず『勝者』と「敗者」が分かれる
だから、私は死力を尽くして、全力以上を出し切って、何も自分の中に残らなくなるくらいに執念も努力も才能も盤上に叩きつけても、なお勝てず、それでも潔く、自分の負けを認めて、その『一言』を腹の底から絞り出すシーンが、一等に好きだ
今日は負けた、でも、明日は勝つ
前を向ける『強さ』を持ってる敗者が、私には勝者より輝いて見えるのだ
あぁ、本当にドラマ化してくれぇ
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将棋界というのは私が思ってた以上に男社会であるという事を最近思い知ったのですが(会長がアレだしな…)、この漫画ではそんな男社会の中でたくましく生きていく女流棋士の姿がいきいきと描かれています。今まで以上に女流棋士さん達を応援したくなる漫画。…しかし「ひらけ駒」が近所の本屋に置いてなくて、新刊を買おうとする度にいつも苦労する。面白いのになぁ…。
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今回も壇レイコ節飛びまくりでした。自分と同じだからこそメッチャクチャにしてやりたいって相当振りきれた愛ですね。レイコ先生的にはガチンコでぶつかっても仲良くやっていてもそれは同じなんでしょう怖いとこです。
最後に涼くんの話で締められました。なんだかんだ流されてナァナァになっちゃうことってあるんですが、本当に好きなものだったらやっぱ間違えたくないし真っ直ぐいきたいんですよね。個人的に大好きな話でした、
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リオっちすきっ女流棋士編も終わりかな。もちろん女流棋士さんのお話は面白かったけど、番外編な気分というか普通の将棋まんがみたいな。
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こういうのんびりとしたテンポの漫画は好き。将棋って面白いよねぇ。負けてしまった時の悔しさ、で将棋に匹敵するものってそうはないんじゃないかとと思う
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将棋に運命を感じ、すべてをかける棋士。それに近づいて行く宝くん。息詰まる勝負の世界とホンワカした母との対比が、読み手を疲れさせない。さて、宝くんは武蔵小金井に住んでいるらしい。自分の子供時代がよみがえるなぁ。
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シリーズ、第七弾。
いよいよ始まったマイナビ女子オープン戦。
女王の称号を目指し、苛烈な棋戦に挑む女流棋士たち。
そして、その姿に引き込まれていく菊池宝くんのお母さん。
片桐竜子二段、鈴本杏1級、壇レイ子二段、堀北美希3級、桜井麻子アマ名人、小西真奈三段、篠原梨緒初段、飛田和香2級、神戸都四段、鶴田奈々初段、などなど。
様々な女流棋士のキャラが登場しますが、実際の闘いは、これ以上なんでしょうね。
そして、迎える午後の予選決勝戦。
闘いは、更に激しさを増していく...
一方、宝くんは研修会(奨励会の下)の入会試験へ。
涼くんのエピソードは、少し切ないですね。