やや情報が古いが
2017/06/22 16:00
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投稿者:えるべっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
2012年の書籍であり、
反日を選挙や支持率アップに利用する
韓国と違い、中国は最近おだやかである。
大阪では、梅田も難波も中国人だらけで、
よく英語で道や電車の乗り方を聞かれる。
親切に教えた後、尖閣の事を思い出し、
後悔するのだが、一般人に罪はない、
日本を楽しんでいるよねと、考え直すのである。
本書は、中国の海軍力は、
たとえば空母にしても、
ロシアのお古で実行力は低く、
決して恐れるものではないとある。
地政学的に、中国から太平洋を見た場合、
沖縄が見事な蓋となっており、
進出が不可能に見える。
よって尖閣を強く切り取りたいと望んでいるのだ。
スプラトリーでのやり方こそ、
中華思想に基づく中国のやり方であり
パンダ外交に見るように、
朝鮮半島やベトナムは古くから、
属国との考え方なのだ。
イギリスも、今でもエリザベス女王が、
相当数国の国家元首であるのと
同じ考え方なのだ。
こんな国にまともな意見を言っても
通るはずもなく、こちらも日米安保を基軸に
自衛隊で尖閣を守るしかないのだ。
川村純彦、貴方、本当に海将補だっだの?
2012/09/10 02:05
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投稿者:香港からの客人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本、出版社は「小学館」ですから、多少子供までじゃなくでも少年向けであり、その故ある程度「全力」を出していないだろうし、方向も楽観であろうけど、幾らなんでも雑過ぎる。
序章:初め早々、第四段で既に大きいなミスが有る。無害通過は「領海内」の規定で有り、EEZの規定ではありません。どうやら、統幕学校副学長たる人間はEEZと領海すら見分けできないで有る。
あの慣例本当に慣例が、それともINCSEAを出来た後のNATOとソ連と慣例がとは疑問的ですね。
あれは兎も角、尖閣諸島が国際法では確かに日本の領土に成るでしょう。だが、日本の無人島に拠る領有の正当性は現代の視点から見ると、飽くまで下関条約と一体化されない場合です。一応別行動ですけど、だが戦争負けた後直ちに領土について文句を言うとは危険過ぎるとも言える。この理由で何故異議を唱えなかったと説明が付く。後もこの程度の問題で日本の怒らせるリスクを負いたくないと言う理由もある程度の同情を受けられるでしょう。勿論、受け入れるどうかは裁判所の決定ですが、これを認める場合、日本の主張は正に時効しか残りません。実際、日本人は知らないですが、西洋では日本の主の優性は時効と思う学者がかなり有る。
まあ、時効で行く事もできない訳じゃないですが、残念ながら日本は竹島と北方領土と言う問題が有る。時効が日本の法的根拠主力に成った場合、状況が全く同じとは言えないが(一応日本は毎年一回抗議を送るらしいので)、時効は主力なら、韓国とロシアの圧倒的優性に成る。
兎も角、中国の法的主張からすれば、日本の所謂「領海侵犯」は飽くまで時効を破る為の定石で有り、領土紛争が有る以上、過剰や挑発的な態度とは言え難い。ネトウヨは兎も角、統幕学校副学長たる人間は以上の全てを公平に説明すべきだと想います。
第1章:編のタイトルは警備隊レベルでスタートした中国海軍ですが、実際海上自衛隊も戦後海上保安庁から分離され、長い年の間警備隊まで至らなくでも立派な海軍とは呼べ難い。80年代8艦8機体制始めたからこそ日本は今の「海軍」に成った。
第2章:幾つ小さいなミスが言うと、UNCLOSに拠ると、EEZと大陸棚はちょっと違うな概念で有り、定めるの条例、範囲そして権益も同じではありません。そして公平な立場が取れば、米海軍がどれほどの脅威であるがもちょっと提言しても良いだと思う。
第4章は全くスペースの無駄で有ります。ただ船や隊毎列名しているだけであり、あれなら、Wikipediaで読む方が教育性が有る。どうせ元幹部ならこんな無駄リストより、自衛隊の訓練態様等紹介する方が良いだと想います。もしRIMPAC演習でいい成績を出したらここで語るでもこの本の趣旨と方向を反してないと想います。
第5と7章:総体として、この章は客観性が感じさせないを別として、この「武力行使さえ許せばすぐに勝てる」を与えようとする文章はこの本の趣旨から離れていると想います。
取り合えす、かなり失望をさせた本です。E-bookだから一応郵便が省けたのは唯一の救いです…
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新書はいつも三ヶ月くらい先のものまで、タイトルか著者で買ってる。
これも、いつポチったのか分からないくらい前にamazonで買ったものである。
ここ一ヶ月、尖閣諸島を巡っての話題に事欠かない。地権者への東京都への売却からの国への売却。
どのような経緯があったのかは分からないが、正直少し失望した。
そんな尖閣諸島は経緯は去る事ながら国有化した。中国は尖閣諸島を「核心的利益」として捉え、国内外に発信している。その中国が「核心的利益」と発言した場合には、南シナ海のフィリピンとの南沙諸島問題を見ても、確実に獲りに行くという宣言である。
言わば、領土を巡って紛争布告されているようなものであり、尖閣諸島に人が住んでいないから中国はこないと行った長老派の自民党総裁候補や、国有化しても施設を作らないという政府の姿勢には、もはや尖閣を奪ってくれと言わんばかりの警戒レベルである。
さて、本題に移ろう。
タイトルにあるように、中国海軍の実力と兵站。海上自衛隊の実力と兵站について書かれている。
それを中国海軍の歴史と共に書かれている本であり、ざっくりと日中海軍の装備や実力、尖閣を巡る各国の情勢などが掴める。
各艦船のデータがあるので、比較もしやすいのがこの新書の良い所であった。
一応、面白かった。65点と言ったところか。ぜひ、興味のある方は読んでみて欲しい。
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中国海軍の増強が最近顕著になってきている。 この本でも示されているのは今現在は中国海軍より日本の海上自衛隊の方が勝っていることだろう。 しかし、数年後中国海軍がお金にものを言わせて空母群及び潜水艦を増強した場合・・・戦力が拮抗したときが一番危ない。 中国のアジアでの覇権主義が絶頂を迎えるときがアジアにとっての一番危険なタイミングだ。
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元海自の対潜哨戒機パイロットにして、統幕学校副校長の川村氏が中国海軍や海自の設備や実力を紹介し、最後に日中尖閣沖海戦のシミュレーションをしている。結果は海自の圧勝なのだが・・・
中国の狙いは海底資源、漁業資源、シーレーン防衛としながらも海底資源と漁業資源については受け売りの感があり日中中間線近くのガス田についても特に目新しい情報はない。中国は尖閣を足がかりに周辺海域をコントロールし台湾の武力統一を計るとか、台湾が降伏するとアメリカが同盟国として参戦できないとか書いてるがアメリカも台湾を国としては認めていないので元々この説明には無理があるのでは。「仮に中国が尖閣諸島を占領し、東シナ海のコントロールに成功すれば、次に向かうのは台湾と沖縄であり、台湾を押さえて南シナ海の聖域化に成功すれば、アジア・太平洋地域における中国の覇権は確立される。当然、米国の核の傘の信頼性も低下することになろう。そして、次に狙ってくるのは間違いなく日本である。」ナチスドイツの実例があるからか一歩譲るとなめられる。敵はさらにつけあがるという説をとなえる人は多い。そう言う見方もあるとしておきましょう。逆の立場で中国側から見れば妥協はありえないという理由はこれだから。この本でも国民を煽ってしまった以上あとに引けないということを書いている。ヤンキーの喧嘩か!
中国の海洋を管理する五龍(海監総隊、農業部漁業局、公安部公安辺防海警総隊、交通運輸部中国海自局、海関総署密輸取締局)のうちよくニュースでみるのは中国海監だがこの五龍は指揮系統が統合されないままそれぞれの組織が国民の支持を得ようと管轄権の拡大競争を続けた結果、政府も軍も五龍の行動をコントロールできず追認を繰り返す状態になっているという。(この本が書かれた時点では中国海軍によるレーダー照射事件はまだ起こっていない)中国の話が出ると一党独裁の一方で軍がコントロールできていないという話の組み合わせがよくあるのだがどうなんだろうか。確かに一般的には中国社会の統制は取られていないことが多いが。
中国海軍の兵力は26万人うち航空部隊が2万6千人、海兵隊が1万人だそうだ。国共内戦時代は解放軍=陸軍というか歩兵部隊に近く1970年代までは沿岸警備隊程度の装備だった。1970年代半ばから海軍力を増強させ(文化大革命時代はそもそも人材が放逐されてて無理だった、改革開放で最初に手を付けたのは汽車をちゃんと走らせて石炭や鉄鉱石を運ぶことだったのだから)現在ではミサイル駆逐艦13隻、フリゲート65隻、航空母艦遼寧=ワリャーグ、揚陸艦26隻、ミサイル哨戒艇102隻あまりそして弾道ミサイル原潜3隻、攻撃型原潜6隻、通常動力潜水艦62隻と作戦機351機などを配備している世界第二位の海軍力となっている。対する海自は隊員4.5万、通常動力潜水艦16隻、護衛艦50隻、哨戒機95機、哨戒ヘリ93機、掃海ヘリ11機、電子線機5機など。単純な火力は中国が上で、索敵能力と対潜能力は日本が上だということらしい。空母については運用ができるのはかなり先でよさそうだ。アメリカ海軍もジェット機になってから���までに着艦のミスで1万2千機、8500人を失っている。空母は高くつくおもちゃのようだ。
空軍についてはJ−10(殲十)が147機でただ戦闘行動半径1300kmと南京から沖縄では空中給油しないとほとんど行動できない。J−11(ロシアのSu-27同型機)は戦闘行動半径2300km、別の所でみた例では田母神氏は空母の運用がなければ現時点では空自が上だといっている。航空戦は先に見つけたものの勝ちだが空時に関してはそれでも先に撃てるのかと言うのは疑問なのだが。潜水艦戦も日本が静粛性と索敵能力で圧勝。これは独立運用なのでそうなのかも。
シュミレーションはあくまでアメリカが手を出さない程度として作られているのでミサイル攻撃などはない。それとサイバー部隊については少し触れられてはいる程度だが、日本の優位は索敵と電子線に偏っているのでサイバー攻撃で無力化されればこのシミュレーションもあたらないでしょう。ただでさえハッカーの被害は後を絶たないのだしこちらの強化はもっとあっても良さそうだと思う。
この話題は中国のネットでも時々流行っている。まああまり煽られない程度に。