紙の本
夜警員が出くわす不思議物語
2016/01/10 11:35
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校の夜警員を務める主人公が、夜の学校で大仏に出くわしたり、バッタが化けた教員に出会ったり、様々な不思議と遭遇する。
どの話もさほど長くなく、気分に合わせて読める短編集、という感じ。
たっぷりと濃い不思議世界に浸れる感じではないけれど、こんなことがあったらおもしろいかな、という空想をさらっと楽しめる。
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不思議で、クスリと笑えるファンジー。夜読みにぴったりでした。こんな経験できるなら学校の夜警の仕事もいいかも。岡田さんの絵も魅力的。小学校高学年から大人の人へ。
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不思議な匂いのする短編集。
すっごい不思議や不思議もどき、中には怪談のようなちょっぴり怖い話もありますが、何だかほんわかあたたかいお話です。
語り手の個性のなさ?が、読み手にストンとお話の世界に入りやすくする仕掛けの一つになっているのかな?
そう、仕掛けがステキ。
特に最後のお話の「夜の小学校で」で、やられた!って感じでした。
朝の読書にちょうどいいかなと思うけど、是非、最後まで読み終えて欲しい!
余談ですが、私が知ってる現実の「夜の学校」は、暗い廊下は全力疾走してしまうくらい、怖いところでした…。
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童話作家を目指す主人公の男性は、小学校のや夜警の臨時職員として半年間、夜の小学校を見回る事になる。そこで出会った不思議な出来事。
怪談話のような怖い話ではなく、ファンタジックなハートウォーミングな連作短編集。
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娘ウサギのお礼にと、ウサギのダンスをしながらスープをつくってくれる黄色のスウェットスーツ姿のウサギが登場したり、髪を洗ってくれるアライグマや、<無人島で助けをまつひとごっこ>をしているカエルと出会ったりと、若葉小学校の夜警の仕事は、しばしば不思議な出来事に遭遇するのでした。クスリと笑えてしまうおはなしや、ほんわか、胸のあたりが温かくなるおはなし。
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大人が読んでもいい。というより、大人が読んだ方がもっといい。
不思議な出来事の描写にほっとする。
夜の学校って、こんなことが起きる雰囲気を持ってた。今はこんなゆるーい小学校ないだろうな。作者は小学校で図工の先生をしてたそうだから、校内の描写がすごくリアル。絵も作者が自分で書いてるから、世界観にブレがない。
アライグマのエピソードがいちばん好きです。私も洗ってほしい!
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小学校の警備員さんの話
ふしぎなことが色々おこる
図書室いいなぁ
ちょっと地味
そんなにいい話(完成度の高い)ばかりでもない
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若葉小学校で夜警の仕事をすることになったぼく。夜になると不思議なことが起こり始める…。校舎より大きな大男が現れたり、しゃべるうさぎがスープを作ってくれたり。
昼間とは違う夜の学校。こんなことが起こることもありそうですね。
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臨時で雇われた小学校の警備。
そこは時間に見回って帰るという警備ではなくて
夜の用務員さん、のような感じの仕事。
そしてその仕事の合間に、たまに会う、奇妙な現象。
ひとつひとつが短いので読みやすいですし、怖い事もないので
こんな事があったら楽しいな、な状態です。
しかしウサギ、は謎ですが。
彼らが『そこ』から出てきているというのならば
ウサギがお礼を言いたかった相手はどこに?
それとも夜に出かけた先で、というのならば
それは前の人とかになる…のですよね、多分。
そうすると、場所はあっているけれど、という事ですし。
でもちょっと来るのが遅い?w
いつか、これらを元に話を作る。
だから警備員は…という事ですよね?
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岡田 淳
偕成社 (2012/9)
ずっと阪神間の小学校で図工教師として勤められていた著者
その経験をたくさんの児童文学に
これもいろんなお話がラストでつながって心地よい
現実からふわっとファンタジーにしたてていくのはすごいなあ
どの登場人物(動物)もゆるやかでやさしい
著者の絵もやさしい
≪ 夜だけに そっと開いた 小学校 ≫
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小学校で、警備員をすることになった男の人が、夜の小学校で出会った不思議なことを語るという形式の本。
夜の小学校でおこる不思議なことは少し優しくて温かい気持ちになるようなものばかりだった。
ラストの一章が夢を感じさせ、良かった。
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学生の時に『トムは真夜中の庭で』を読んで、本っておもしろい!と感動した。
以来、「夜」というキーワードの児童書を見つけると、手に取るようになった。
去年、ビブリオバトルで岡田淳さんの『ふしぎな時間割』を知って読んでみて、私も気に入った。
平成25年度の埼玉県の冬休み推薦図書のなかに『夜の小学校で』を見つけて、読むしかないと思い図書館で予約した。(4ヶ月待ち)
「とうぶんのあいだ、ぼくは桜若葉小学校というところで、夜警のしごとをすることになった。その小学校の中庭には大きなクスノキがあった。」(カバーそでより)
私は、時間帯によって読む本を変えている。
この本はやっぱり夜に読みたいと思った。
18の短編があり、それぞれに4月から10月までの日付が付記されている(1ヶ月間に約2ずつの短編)ので、読書開始1日目は4月分、2日目は5月分……、と楽しみを分割して1週間で読んだ。
どのおはなしも不思議でほんわかしている。
どこかの夜の小学校で、起きていそうな気もする。
主人公が夜警で大人の男の人だから、大人でも楽しめると思う。
とりわけ、私は「笑いっ子」・「アライグマ」・「図書室」が好きだ。
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臨時で小学校の夜警の仕事をすることになったぼく。初めての夜の見まわりの日、その日は満月がとても綺麗な夜だった。運動場に出たぼくは腰がぬけそうになった。そこには大男が座って月を見ていたんだ。
夜の(時々昼の)小学校で起きるちょっと不思議な出来事たち。フワッとしたファンタジーで読んでいて心地良い気持ちになれました。
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5-2
大男 8:20 音楽の先生 6:30
小学校を舞台にしたファンタジー小説。短編が続く。 大男と音楽の先生は続きもの。
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小学校の夜警の仕事をすることになった僕。懐中電灯を手に中庭を見回りに行くと?夜の小学校で起こる奇妙で素敵な出来事。