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いつもの如く出て来た本をメモれるだけメモっとく。文庫化が待ち遠しい。
差し当たっては魔夜峰央画風「マーチ博士の四人の息子」「奇術師の密室」読みたいな。ブフーッ。
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2010年から2011年にかけての読書日記。
「こまかく一進一退する読書の様子が、自分の状態を教えてくれてるみたいだなぁ、と気づく。」(p.167)震災から1ヶ月後の記述。共感する。
紹介されている本の中から1冊買った。
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今まで、このシリーズは淡々と読めて、全然あとくされなく、するーっとお茶のともにできるような話だった。それが好きだったのです。
でも今回、すごくダイレクトに3.11の事が書かれていて、今まで3.11の記事はたくさん読んだけれど、ここまで「個人のこと」として書かれたものをはじめて読んだ気がする。
そうなんだ、と思った。
わたしのように全く被災しなかった人にとっては「日本の事件」であり「東北の震災」であり「関東の被害」であったりしたけど、被災者の人にとっては、そんなにおおまとめにできるものではないんだ、と思いました。
そうじゃなくて、あの人たちが受けた被害はすごく個人的なことで、自分が大変な目にあって、家族が大変な目にあった、「自分におこった震災」だった。そういうことがすごくよく分かった。
なんだか、よくわからないけど、申し訳なかった。
よく分からない。ちょっと泣いてしまった。
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ちょうど莫言氏のノーベル賞受賞のニュースが流れたころに氏の講演を聞きにいった話の辺りを読んでいたのは奇遇だった。とりあえず伊豆の踊り子と聊斎志異を心にとめておいて莫言氏ご自身の作品は今は後回しに。なんか違うんだ、読むタイミング的には。
さて、今作はこれまでの読書日記のなかで一番に読ませる日記だった。とても内容が濃い。それは3月の震災を桜庭一樹の範囲において記録しているからだけではない。なぜなら3月より前からすでに、最初から濃かったからだ。もちろん震災以降の日々には迫るものがあると感じたし、当日の本を読まずに寝たというその一言には物凄く衝撃を受けた。東北と比べれば東京も大したことはなかったのだろうがさらに離れた場所でいくらかの揺れを体験しただけであとはテレビの中継を見ながら届かない声で逃げて、いいから早く逃げてと叫んでいただけの私からすれば東京のあの日以降を記したこの日記にもやはり畏怖や身に詰まされるものがあり、私自身が過去に経験した地震による災害の記憶をも刺激されて駄目だろうとは思いつつも涙してしまった。だが、今作が濃いと感じたのは震災だけが理由ではないのはたしかだ。本書内で文学賞の選考委員となって批評するとはどういうことなのかを著者は語っているがそういう変化もこの読書日記に影響を与えているのかもしれない。
ただ、内容の濃さの反面なのか、増える一方だった読みたい作品につける付箋が今回は足踏みをしてかなり少なめとなった。一年のブランクもまた原因かもしれない。震災の影響があるような気がするのは私の思い過ごしだろうか。
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地震の、あのころの雰囲気を思い出した。
今回もおもしろそうな本がたくさんあったので、メモしていつか読む。
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桜庭先生のサイン本!初めて!地方民にはサイン本ネット販売本当に助かります。東京創元社ありがとう。
3月11日のことを克明に書いてくれて、関東の空気感はこんな感じだったのかーって改めてわかりました。やっぱり温度差はいかんともしがたいものがある。今度のことでこれから書くものごとが変わるかはまだ未知数だと思う。けど、断層は確かにあるんじゃないかと思う。被災地にはトーキョーをSF世界のように感じるひとがいるし、東京にはやっぱり「被災地」をSF世界のように感じているひとがいて、その断層を実感しているひとがこれから何かを描いてくれるんじゃないかと、やっぱりトーキョーを異世界のように感じてしまうわたしは、思う。
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桜庭一樹さんは小説何冊かしか読んでないんだけど、この読書日記シリーズが好きでたまらない。
海外の作品を多く紹介していて(しかもこっちの分け方でいう文学以外)だから思いっきり私の好みからそれてるんだけど、毎回1冊のうちから2,3冊は買って読む本が出てくる。
移動しながら読んでたんで読み終わってから早速数冊買ってきました。
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3・11の大地震の時にも、避難→家にいったん帰って本を持ち出すっていうのが、さすが筋金入りの本読み!!
都庁がメトロノームのように揺れたと聞いたから、新宿はさぞ凄かっただろうな、と改めて大地震を思い出した。
ドSのK島氏、薙刀F嬢、フリル王子など編集者の方々のキャラが今回もすごくたっていて面白い。
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桜庭さんの、震災前後の読書日記。しずかな言葉で、でもいつものサクラバ節で、本を読んだり書いたり、犬を買い始めたり…。桜庭さんがすごく身近に感じられて、今日、『赤朽葉家の伝説』を購入した。
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こういうパタ~ンの読書日記を、以前にも読みました。
どなたのだったかしら・・
桜庭氏の言葉は、ラフすぎて抵抗感のある時も・・
編集者たちとの日常、読書漬け・・本との関わりを読んでいると、やはりただものではないのかもと!
3・11の日当日と以後の日記もあり、著者のこまやかな心情が伝わってきました。
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最初の方にある、選考会の場面の天使のくだりが好き。
架空のアンソロジー談義良いな。そういう話が出来る友人がいるのが羨ましい。(←“醜い争い”って何だったんだ!?)
授賞式の話で、ついつい忘れがちだけど“桜庭一樹は凄い人”だと再確認。
著書の復刊についての話し合いが新鮮。
今回は旦那さん(の話)が出てこなかったのは何故…?
『座談会』も面白かった。
確かに、最初の方の「読書日記」は真面目な感じだったなぁ。
…それがいつからこんな事に(笑)
今回は東日本大震災の時期と被ってたから、いつもより作家としての話が多かったなぁ。
自分なんかが泣くのは身勝手だと思ってるのに、思わず泣いてしまった事に共感と安堵。私だけじゃなかったんだ。
間違っているんじゃないかと思いながらも、被災地の状況を1人で見に行ったりするのは凄い。
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珍しく一週間ぐらいかけて読んだ本。直木賞作家、桜庭一樹の日常や読んだ本について書かれた日記形式のエッセイ。作家が書くエッセイって何でこんなに面白いんだろう。
ものすごくたくさんの本が紹介されてるんですが、ほとんど読んだことのない本で「まずい、もっと読まないと!」と本に関わる仕事をしてる身として焦りを感じました。
小説家はなぜ小説を書くのかや、桜庭一樹の長編作品の変遷(殺す→弔う→蘇らず)の話が面白かった。
他の桜庭一樹のエッセイも読まなきゃ。
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相変わらず、サクラバカズキは息をするように本を読む。
読むことは祈ること、本があれば大丈夫! .
プロの売れっ子作家さんで、こんなに本を読む時間がなんで確保できるのだろう、と、これはいつも桜庭さんの読書日記を読むたびに思うことだけど。
でも、これはやっぱり“好きだから”なんでしょうね。
私のようなただの主婦と比べるのも申し訳ないけど、私もどんなに忙しくても、いや、忙しい時なら尚更、本を読んで精神の安定を図るということがあるような気がするから。
でも、そんな桜庭さんが「本を読まずに、寝た」日。それは、去年の3月11日で、東京に住んでおられる彼女がどんなに動揺したか、そしてその後の“実感がなくてフワフワしたまま、神経の覚醒状態が続いているみたい”な日々。
あのころは、被災しなかった日本中の人たちが呆然とし、嘆き、また、ずっしりとした後ろめたさを感じていたと思う。
そっか、6月に桜庭さんは仙台を訪れていたのか。まだまだ深い傷跡が残る海岸をただ歩く桜庭さん…。
何を言っても不謹慎になりそうで、いまだにあの地震と津波に関してはコメントするのが怖い私なのだけど、実際に被災地に足を運んだ桜庭さんには、また別の意味で驚き、好きだなぁ、と思えたとだけ言わせてください。
震災から離れた話題では「ジェノサイド」への考察が面白かった。
どんな賞よりも、「本の雑誌」上半期の一位、という位置づけが一番始めに書かれているのが嬉しかったし、本屋大賞二位、まで書いてあるんだもの。
そして、書き手として、「ジェノサイド」のプロットやキャラ付けの過程をあれこれ推察しているのが、そっか、作家はこうやって物語を作っていくものなのか、と。
「ジェノサイド」は怖がりの私が、時々、飛ばしながらであっても、とても興深く読んだ本なので、作者目線のコメントはとてもおsも面白かった。
気になるのは、桜庭さんの夫君のお話が全く出てこないこと。
公私の区別はきっちりつけない、ということなんだろうけど、私は、これまでの桜庭さんの読書日記で、夫君とのエピソードがとても好きだったから、今回も期待していたんだけどなぁ。
編集者たちとは、濃い交流(*^_^*)を繰り返しているんだから、
夫君の話も読みたいなぉって思うのは私が欲張り???
児童書をじっくり再読されているのも面白かった。
子どものころに読んだ感慨とはかなり違った思いが出てくるのは予想できたけど、そこのところをとても理系的に(*^_^*)分析して、私た読者に提示してくれるのがありがたい。
子どものころって、本がそんなに豊富にはなかったから、ホントに繰り返し繰り返し読んだんだおね。「若草物語」「秘密の花園」「赤毛のアン」・・・。
「飛ぶ教室」は、また読んでみたいな。ずっと読んでないのに、挿絵まで覚えている。
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面白かったです。桜庭さんが読まれている本が海外文学が多いのが意外でしたが、児童文学からトワイライトや古典文学、マンガ、本当に幅広く読まれている。そして編集部の方たちとの美味しそうな食事と会話が面白くて、神保町に行って肩が抜けるほど本が買いたくなりました。
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読みたくなった本
『渚にて』 『ねじの回転』 『黒衣の女』 『魔性の森』 『死神とのインタヴー』 『カリギュラ』 『百年の孤独』 『第二次世界大戦』