紙の本
中村文則さんらしさ。
2019/11/12 16:19
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投稿者:しろもふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編が50入った惑いの森。
その森に踏み入れた瞬間から、著者の世界に、著者の心に触れられる。
切ないもの、あたたかいもの、共感するもの、ちょっと笑えるもの。
全てが心の一片で、私達読者はそれを一つひとつ拾い集めながら、森を歩く。
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黒いストッキング好きなんや。かわい。
ジャンピングオナニーに次ぐ名造語、チンコテロ!
もっとエロを押し出して欲しい。
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ショートストーリー集。
なんだかよく解らないものもあったり、なんで知ってるのと言わんばかりに、すごく解るものもあったりで、正に森に迷い込んだような感じに。
これって、繰り返し読みたいやつかも。
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図書館で借りた。中村さんの世界観が好き。世の不条理や生きにくさどうしようもない感情。この短編集では今まで小説のエッセンスが散りばめられている。著者の作品が好きな人には楽しめる。また松倉香子さんの挿絵がとても美しい。小説への世界観がかきたてられる。以下、好きな作品の備忘。「2、髪の長い青年」「13、老人とネコ」「14、Apple」「20、幽霊」「22、処刑器具」「28、クマのぬいぐるみ」「33、鐘」とNの作品群。
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初めて読んだ作家さんなのですが 非常に印象的でした。挿絵ともすごくあっていて とても良かったと思います。
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うーん、何でこの展開なのでしょうね?
50はきりが良い数字ではあるけど、なんかばらつきがあるように、そして失礼ですが手抜きしているように見えます。
期待は大きかっただけに残念です。
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淡々としたテンポで進んでいくので盛り上がりは無いものスッと読めます。
なんか物足りない気もしますが読み足りない不満感もない少し不思議な小説でした。
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全体に暗い感じ・・・
へんなバッジをつけた教団がいっぱいでてきて 気持ち悪かった
「カロカロ」「クマのぬいぐるみ」「ソファ」は良かった。
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2012.12.5読了。
短編集。50もの短編が入っているので、話はほぼ3.4ページで終わるし、余白も大きいので、短編集と言うよりは絵本ちっく、かな。
ジャンルとしては不思議系?
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50話にもなる短編集は、繋がっている話あり、いるような話あり
不思議としか思えないような話あり、でした。
ひとつひとつ、短かったり長かったり、で
どこかで読み休めても大丈夫。
カロカロの毒、が一番印象に残っています。
果たして彼女の言い分は、妄想から来ているのか
それともそういう生物がいるのか。
そして、たらい回しになる、という状況。
医者も彼女も、大変です。
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これはどうも、いただけない。
この長さということで、川端「掌の小説」やユアグロー「一人の男が飛行機から飛び降りる」などのサドンフィクションを連想するのは当然として、この50のショートストーリーは、それらに比べてどうにも散漫な印象だ。
200ページかかる長編を1ページに凝縮してる感じはしない。凝縮とか核心ではなく、上澄みにしか感じられなくて、とても残念だ。
イラストも、文章の或る部分も、個々にはいいと思うのだけれど、1冊になった時に、なんだかあまりにもさらっとしている。スカスカしていて、物足りない。
銀行のサロンや飛行機などに置いてある、害も毒もない、どうにでも読める、万人受けショートストーリーみたいで。
この人の魅力は、害や毒のほうにあるのではないか、と思うので。
「クマのぬいぐるみ」はよかった。
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重い重い苦しみに陥った時、ひとは周りの苦しみより、自分の苦しみのほうがつらいと考える。ひとを羨ましく見る。なぜ自分はこんなにもと。でも本当は、誰もが苦しみの中にいる。それぞれのひとにとっての、それぞれのオリジナルな苦しみの中に。苦しみは比較できない。そうわかった時、微かに道が見え始める。
あなたがすることは、この黒い染みを消すことではなく、この黒を磨くこと。その傷を純化し、様々なものを削ぎ落とし、黒い刃物にするといい。
僕の問題だから。たとえ闇でも、きみにはあげない。
大丈夫ですよ。あなたに合う靴はある。ゆっくり探せばいいのだから。あなたが知っているより、この世界は広い。
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「50ストーリーズ」という副題がつけられており、Web文芸誌「マトグロッソ」に掲載された(2010年11月~2011年12月)作品28編に、書下ろし22編を加えて単行本化されたもの。松倉香子さんの落書きめいたイラストも多用されており、さながら大人の絵本といった風情。
とはいえ、決して楽しいお話ではなく、いくつかのストーリーが絡まりあう気色悪いテイストの短編集だ。いずれの作品にも閉じ込められたり、拉致されたり、現実逃避型の人々が登場する。作中で示唆される教祖様と教団は、あの某真理教団を思い起こさせる。
そして、お遊びなのだろうか、著者自身を性犯罪容疑者に仕立て上げた「N」シリーズの作品も何編か混入されているとうナンセンスぶり。著者ファン向けの一冊かな、、、
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小説というよりは、詩集を読んでいる気分。
心で読む本って感じがする。
読み始めたら、彼の独特の世界観に引き込まれるよう…
個人的には「靴」と「鐘」が好きです。
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1話が1~3ページのショートストーリーが50話。
とても不思議な話ばかり。嫌いじゃないな、この雰囲気。
いきなり人がガードレールになるとか、意味不明なやつもあったり(笑