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本書の主張によれば、ニート問題の本質とは21世紀における労働に関する価値観の問題であり、ニートとはそれを突きつけている存在なのだそうだ。しかしそれはほとんど筆者の解釈に過ぎない、というよりはニートという存在を筆者の思想のダシにしているに過ぎず、なんら具体的な提言も伴わない、ただの自己満足でしかない。このようなニート肯定言説こそ、かえって若年層を窮地に追い詰めるものでしかない。ニートって言うな !
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何がニートだ、ふざけるな。
働け、働け。
日本で働かないなら、北朝鮮かインドで働け。そうすればすごい感謝されるだろうし、日本で働きたくなる。
甘えるな、若者。
日本のために働くのでなく、自分のために働け。
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ニートを進化系人類として、未来の希望が見える本。
・コミュニケーション能力が足りないのは親
・20世紀型価値観(親)と21世紀型価値観(子)
・親子だから分かり合えるは幻想
どこを読んでも刺激的で、勉強になる。
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ニートを21世紀型価値観を持ち時代に適応できる「進化系人類」と呼び、親世代の、努力、根性で成長をし続けようとする20世紀型価値観を子どもたちに押し付けるなと強く主張している。自分の考えも及ばない事がつらつらと書いてあるのが斬新な読書となりました。いわゆる「ひきこもり」をどう解消するか、非正規雇用、ワーキングプア問題、親子の価値観の違い、年収200万でも結婚して子どもを産み育てる社会、何から何まで斬新。自分が紛れもなくガチガチの20世紀価値観の持ち主だということを改めて認識したものの、さてどうしよう。
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原因は色々あるんだろうが、エスカレータの前でまごまごする人や、ランプを上がって来て上手く高速に乗れない人と言うのは居るもので、そういう人に、階段だっていいじゃないか、道は高速ばかりではない、と言うのは一つの方法だろう。
ただし、モノには言い様というものがあって、下手に言うと、ダブルバインドのようになったり、冷たく突き放すような調子になる事だってある。
それだから、ニートが実は二十一世紀型の生き方の先駆けになっているのでは、などと考えてみることも悪いことではないかも知れない。
ひきこもりが1年続いたらアパートを借りるなどして、子供を家の外に出したほうが良い、というのは、そうだろうなあと思った。
根本的な解決に期待して、徒に時を過ごし、状態をコジラセてしまうのは得策ではない。対症療法に見えても、重荷を少し減らしてやれば、段々良くなって来るということもあると思う。家に居るからといって心が休まっている訳ではない。
それにしても、住居というのは、色々の段階で、色々の重要性を持ってくるものだと思った。
「50パーセントの自立」
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「親子だから分かり合える」という思いも、きっぱり捨て去らなくてはならない。根本の価値観が違うのだから、分かり合うのは無理な話だ。違い価値観で生きていることと、愛情の存在だけを確認できれば十分である。
「仕事だから」やるのではなく、「仕事だから」やらない。
40代後半から50代前半でセミリタイアし、少しずつ仕事を減らしていき、完全にリタイアした後は、海外旅行や庭作りといったシ趣味やボランティア、地域活動などをして、悠々自適に暮らしていくのが一つの夢だ。
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現代社会をみる。
幻想から抜け出すための1冊。
21世紀型人類。
親と子との社会観はこんなにも違う。
知らず知らずのうちに親から教えられた社会観では
現実の社会との剥離で大変なことになりそう。