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紙の本
一つの植物を詳しく、美しく紹介。
2017/05/24 16:57
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルを見て「図鑑=名前探し」しようと思うと少し期待と違うかもしれません。少しは知っている植物を、もう少し知っていきたいという人には楽しく読める、写真集のような、エッセーのような雰囲気もある図鑑です。
季節ごとに分け、一つの種類をだいたい4ページ使って説明しています。最初の見開き2ページには大きな生態写真と花、実などの詳しい写真。次の2ページには植物を解説する文章。文章はしばしば詩的な雰囲気で始まっています。例えばマツヨイグサは「夏の宵、あたりが闇に沈む頃、草むらに花の灯りが点る」という具合。その内容は時には形態学であったり、昆虫との関係などであったりするのですが、植物の強さや不思議さが美しく描かれています。
名前やおおよその姿が思い浮かべられるものでも知らないところがたくさんありました。カタクリも、花の姿や「根から昔は片栗粉を作っていた」などは知っていましたが、発芽してから花が咲くまで七年もかかるとは驚きです。
著者の他の本でもそうだったのですが、それぞれの植物につけられたキャッチコピーもなかなかセンスを感じます。クズは「植物界のダースベイダー」。どんどん侵略していく姿を現しているのでしょうが、その一方でファンも多いということでしょうか。
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