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年金のことは、触れられていない。国防は必要と説く。
経済世界は、国境を越えて来つつあるのに。物理的には、まだ足りないと。
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9月17日現在、次期自民党総裁候補になっている石破さんの書き下ろしの本。
本来は、もっと早く出版される予定だったが、政局絡みかいろいろなことが起こったと書いてあった。少し古めの話もあるが、本人の政治家としての興味・関心や政治についての姿勢がわかる。
まず、政治も有権者も良い時代の名残を追い求めているとして、その時代は終わっていて、そのような時代であること見つめる必要であるとしている。また、必要なことは真実を語ることである。得意の国防については全体の多くのページを割いて、国防の基本的な考え、民主党政権の対応も含めて多くの指摘をしている。そして自民党の下野したことの原因への考え、今の時代の政治家に求められていることを説いている。論理的であり、あまり変なことはいわないが、そのような考えになれている人には耳障りがよいかもしれない。
とにかく次期衆院選の結果では、総理大臣になるかもしれない人の考えが分かるという意味では、読みにくいわけではないので、一読しておいてもよいかも。
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名前とその風貌から、ネットでは「ゲル」とあだ名されている石破茂。
「国防」に続く書として、このたび(2012.8.30)出されたのが「国難」
政権交代前後の国政や安全保障、石破茂の政治理念などが丁寧に解説されており、所々、興味深いレクチャーもある。
例えば、集団的自衛権とはなにか?文民統制とはどういうものか?
・・・など、石破さんなりの噛み砕いた解説で、かなり勉強になった。
また、メディアに対する石破さんの認識もおもしろい。
これは読んでみてのお楽しみで!
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内容説明
耳に心地のよいことばかり言う政治家と、そんな政治家を信用していない国民……政治不信に満ち溢れた今だからこそ、甘言から決別し、真実のみを語り尽くした。なぜ日本は、危機的状況に陥ってしまったのか。そこから立ち直る処方箋はあるのか。「日本に残された時間は実に短く、とれる選択肢の幅は恐ろしく狭い」。日本人必読の書。
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目次】(「BOOK」データベースより)
1政治は、なぜ変わらなかったのか
小沢一郎氏と小選挙区制
細川総理が理解できなかったこと
ほか
2日本を、どう守るのか
文民統制の意味
「守屋事件」の背景
ほか)
3 自民党は、なぜ下野したのか
自民党政治はこうして終わった
野党からみた風景
4 政治家は、何を語るべきか
「ぶれない」軸
納得のいく理解
ほか
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うーん、特に自論についての深い掘り下げがあるわけでも、鋭い論点があるわけでもなく、やや拍子抜け。
正論だし、ご本人の(少なくとも政治家としては)真面目で誠実な感じのお人柄は伝わってくるものの、それ以上でもそれ以下でもない一冊。ちょっと残念。
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多くの政治家は国民を信頼していない。国民はどうせ政治の細かいことがわからないからといって丁寧な説明をすることをしない。小難しい話しでけむに巻いたり、逆にワンフレーズで単純化して本質から目をそらそうとする傾向にある。こんな政治家は、結果として国民からも信頼されない。しかし石破氏の説明は常に丁寧でわかりやすい。勉強家で深く理解しているからだろう。その結果、多くの国民から信頼を得ている。丁寧な説明は彼の信条だ。特にこの本で述べられれている『集団的自衛権』とは何か? そのためには憲法改訂が絶対必要だ、こういった説明は大変丁寧でわかりやすい。挙げられている例え、『山田くん、君は大変な目にあっているけど僕は助けに行けないんだ。ごめんね、家の掟でそういうふうに決まっているから。でも、僕がやられたら助けに来て』も、理解を助けてくれている。
日米同盟は永遠ではない。互いの国益が重なっているから成立しているものの、一致する国益がなければすぐに解消される。アメリカにとって日本国内に基地を持つことは冷静時代ほど重要ではなくなってきている。世界中に兵を置くのはお金がかかるし、アメリカ国内では本土防衛を強化すべしとの声が上がっている。今後は不透明だ。憲法改正をし、集団的自衛権の行使を認めることができるのか、今後の自民党の活躍を楽しみにしたい。
また、この本で幾度となく取り上げられている、猪瀬直樹氏の著書『日本人はなぜ戦争をしたか、昭和16年夏の敗戦』は読んでみたい。昭和20年では無く、16年に既にこの戦争が負け戦であることのシミュレーションは出ていたらしい。にもかかわらず戦争に挑んだ。この本は石破氏に多大な影響を与えている。まず、日本が何をしてきたかを国家プロジェクトとして検証し、十分な検証が行われたその後に、憲法改正、集団的自衛権、靖国参拝について考えることが重要と考えているようだ。
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『国防』に続く石破さんの政策書。
総裁選前に出版されました。十八番の防衛の話の他、自民党が下野した反省論など、いつもながら石破さんの話は難しいテーマも丁寧で分かりやすいです。こういう本はたくさんの人が読むといいと思うなあ。
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選挙前におよんで、各政党の知識が不足していたのと、政治に興味を持つ前から個人として興味を持っていた石破氏の本であったので読了
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政治家の本はあまり好きではないのだが、この人は前から気になる存在。
集団的自衛権。
わかったような、わからんような。
この本で理解できた。
総理やってほしいね。
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ご存知石破茂氏の著書。
中身としては、選挙制度改革から近年の民主党政権や北朝鮮問題まで、自身の政治家人生の中での重大トピックを基に、自身の考えを綴った本である。
特筆すべきは、自民党とその他の党の分け隔てなく、いいところはいい、悪いところは悪いといっている所か。これからの時代、身内のつまらない争いにとらわれず、一丸となって国を運営しなければいけないという氏の考えがよく伝わってきました。
政治初心者にも読みやすい、おすすめの本です。
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民主党が政権を取り、東日本大震災が起きた後に、野党の立場でまとめられたもの。
日本の置かれている状況、今後の見通しを通して、現状の問題点を指摘するだけでなく、自民党の問題点も率直に分析している。
自身が信念に基づいて離党し復党するに至った経緯についても説明されていて、それもさまざまな問題を浮き彫りにしている。
賛成にせよ反対にせよ、これだけの基礎は踏まえて論じて欲しいと思う。
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2013/12/12:読了
・内容は良いんだけど、最近失言が続いたからなぁ...
『特定機密に関する報道をすると報道機関も同罪』
『デモはテロ』
・書いてあることは、真剣さが伝わってくるんだけど、失言は、
どう考えても、弾圧につながるように見えてしまう。
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本音で物事を語る政治家だと思います。日本の今目の前にある危機に対して、外交、安全保障、経済、防衛を含めて、東アジアの中でどう言う状況におかれいるか、とてもわかりやすく真摯に説明しています。最後の所で、政治家の仕事は勇気と真心をもって真実を語ることだ。と結んだ事が印象的で、お人柄と政治に対しての情熱が伺われました。
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国会中継を見ても、著者の話はわかりやすく理論的です。それと同様に、本書もわかりやすいです。
失敗から学ぶ姿勢や、感情にながされず「ちゃんと」理論的に考える姿勢は素晴らしいと思います。当たり前のことではありますが。
個人的に本書を読んでよかったと思う点は、民主党の綱領の話、田母神氏の話、文民統制の話あたりかな。
ともかく防衛はもっとちゃんとしてほしい。
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自民党で防衛大臣などを歴任した、石破(いしば)氏の現代政治を語る著書。彼の政治家としての信念が綴られている。石破氏は、とてもまじめで、正義感が強い人だ。
私は有権者になってから半分以上を外国で暮らしているので、日本の政治の動きからだんだん遠ざかってしまっている。そんな人にも良く分かるように、近代日本の政治史が、説明されている。本書は、民主党が政権を取っていた時代に書かれたもので、自民党としての反省や決意も正直に述べられている。
彼が防衛庁長官、のちに防衛大臣だった頃の自衛隊の組織改編について、そして集団的自衛権についての考え方など、勉強になった。政治家というと、過去の不祥事などから、あまりいい印象がない場合もあるが、ここまで真剣に国家の行方を考えてくれているのか、と頼もしくなった。自民党の主張もよく理解できた。読んでよかった。