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主人公があまりにもダメすぎる。。
ヒロインはイイ味出してるのに、もったいない。。
話の展開としては古典部シリーズに似た感じ。たぶんこっちのほうが簡単な構成かな?
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面白かった!
酉乃初のキャラがまずいい。
影のある感じと、明るい女の子の一面。
影のあるところは、深いことを考えている初の考え方とか、ストーリーにからむ重要なところで。
それを、明るい女の子の一面も描くことで、際立たせてる感じ。
須川との関係もちょっとずつ進んで、その遅さも酸っぱい感じでいい!
マジックに絡めてこんだけ謎?がとけるもんか。
第二弾が楽しみだo(`ω´ )o
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以前から気になっていたのだが、文庫で二作目まで出ていたので購入。
これがデビューとはまず恐れ入った。丁寧な構成で読み進めやすいし、その情報量がちょうど良い。読みづらい作品って情報量が適正ではないのだよ。そして解決を見る文章とそこから反映される出演者たちの心理描写が素晴らしい。いまから日常の謎に触るのであれば、古書店とかではなく、間違いなくこちら。
また、ボーイミーツガールとしても素晴らしい。少女がわの描写は解説の言葉が的確だと思う。限りなく『リリカル』なのだ。そして、その壊れやすい、儚い少女に相対する主人公『僕』もまた、理想の人間になりたくてあがいている。この努力が作品臭くない。説得力を感じられて心地良い。
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普段ミステリを読まないだけに、謎解きよりもボーイミーツガール的な流れを楽しむ読み方をしてしまった。
高校生女子の、女のコ同士のめんどくさい感じがよくわかる。酉乃ちゃんの人付き合いが苦手なところも、八反丸さんの極端すぎる友情の表現も。若さゆえの不器用さや視野の狭さからぶつかり合ってしまう。
それにしても男子の影の薄さよ…(苦笑)須川くん、もっとがんばれ。
続きも気になるのでそのうち読みたい。
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美人な高校生マジシャンの初と、彼女に一目惚れした須川くんが主人公の人が死なないミステリー短編集。
米澤穂信の「氷菓」や、影のある女の子が出てくるラノベが好きな人は好きな作品だと思う。
初が「人間関係に臆病であんまりしゃべらない」という設定ゆえ、ラノベみたいなドタバタ感はなく物語はわりと静かに進んで行きます。でも深い。女の子同士のエピソードは「うーん」と思う部分もあるけれど・・・。
未解決の部分もあって、続編が気になる!
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サンドリヨン? フランス語っぽいけど何だろ。
と思っていたら本文中に正解があった。なるほど『灰かぶり』ね。
全体的に重要なポジションは女子が占めている。
主役(?)の須川くん以外は三好くんと設楽くんくらいか。出てくるの。
あ、あと先生も居たけど。
でもってその女子のツンデレ度が異常に高い(爆)。
酉乃さんも慶永さんも柏さんも瑠璃垣さんも八反丸さんも飯倉さんも
自覚はなさそうだけど実は須川くんも
みんな揃いも揃って心の中にヤマアラシを飼ってる。
もっと近づきたいと思ってるんだけど
動こうとすると相手も自分も傷つけちゃうから動けない、というジレンマ。
こういうじれったさ、歯痒さはいつの時代も変わらないんだな、とちょっとほっこり。
とはいっても言葉という武器は今の方が鋭いかもしれない。
『あてにならないプレディクタ』での飯倉さんと酉乃さんの遣り取りは
小説の中の会話だと判っていても痛くて堪らなかった。
…単にあたしが打たれ弱いだけかもしれないけど(爆)。
酉乃さんが発動する洞察力は杉下右京か篠川栞子か(笑)ってくらいのレベル。
栞子さんにとっての古本が、酉乃さんにとってのマジックなんだろうな。
パッと見草食男子の須川くんは、実はものすごい有望株なのではないかと思う。
この年齢で相手の求めてる言葉を汲み取ってあげようという姿勢は立派。
あとはそれを投げるタイミングを読めれば最強なんじゃなかろうか。
5年後が楽しみな逸材である(笑)。
なんだかんだでツンデレな酉乃さんと草食男子な須川くんの組み合わせ、
意外と似合ってるんじゃないかな。
ただひとつ腑に落ちないのは、『あてにならないプレディクタ』で
なぜあそこまで飯倉さんが周りに対して攻撃的なのか、ということ。
自分を救ってくれようとした人を完膚なきまで傷つけようとする
飯倉さんの攻撃性はちょっと過剰な気がするし、
何かまだ明らかになっていない何かを抱えていそうですっきりしない。
その辺は続編で明らかにされるのだろうか。
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須川くんがすごくモヤモヤします。
酉乃初のマジックしている時の性格とのギャップがなんか可愛らしかったです。
ですが、私には少し読みづらかった本でした。
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出てくる登場人物全てがある謎に絡んでいるという非常に入り組んだプロット。
そしてラスト付近では一気に解決されるという、まさにミステリの王道。
読後感もとても爽やかなのでおすすめです。
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平凡な男子高校生の須川くんと、彼が一目惚れしたマジックが得意な女の子、酉乃さんが、学校で起きる事件の謎を解いていく話。スイートで口元がにやけてしまう感じで、でもじんわりビターで素敵です。
主人公もやもや気味だし、一人称の語り口が合わないかもと思うところはあったんですが、最後まで読んでよかったです。三話目からは物語に引き込まれてきました。
初め須川くんの他力本願さにいらっとしましたが、最後は、須川くんの成長と酉乃さんとの関係の変化にぐっときます。
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短編集かと思いきや、最後に思わぬ伏線を回収してくれてすっきりしました。
続編も気になります。
どろどろしている女の子達にはあまり共感出来ないのだけど…やたらと太ももが気になってる主人公には思いいれしやすいかしら。
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高校生の解く日常ミステリーと来たら、今では珍しくないので新鮮味には欠けたかな。この本の特徴となっているマジック自体も、文章で読むより、やはりああいったものは目で見てこそだと思います。ただ、油断して流し読みしていたらラストでは序盤からのここに繋がるか!と、結構驚かされました。
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鮎川賞受賞作。高校生の日時用を舞台にした日常の謎る
探偵役はレストランパブでトランプマジックをやる女の子。
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以前から気になっていて、古本屋さんで見つけたので購入。
表紙がとてもかわいいのと、タイトルが素敵なので惹かれました。
あらすじは、マジックが得意な女の子が学校での謎を解いていくというもので、私が個人的に大好きなドラマである『TRICK』を連想しました(女性マジシャン探偵というところが)。
結構期待して読んでしまったので、物足りない感が否めませんでした。
私はミステリーが大好きなんですが、ハラハラドキドキスリリングな謎が好きなので(殺人事件ものとか)、この小説のような日常の謎的なものはやっぱりあまりハマれませんでした。
高校生ということで爽やかできゅんとするような恋愛エピソードも期待したんですが、それもあまりありませんでした。
続編はもうちょっと発展してるんでしょうか?
全体的に、もうちょっと内容が濃くてもいいんじゃないかなという印象でした。
キャラクターの魅力もあまり感じなかったです。
マジシャンという設定は私的に好きなんですけどね。
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トランプのネタの描写はよくわからないけれど、「ポチ」くんの気持ちが切ない。。。
ミステリーとしてはまとまりすぎている感じもあるけど。。。
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シンプルに"面白かった"というのが総評です。
日常の謎を絡めた主人公と酉乃さんのやり取りや、
二人の心の変化、周囲の人間関係等がうまく表現されていました。
ミステリものとしても序盤から細かい伏線を張り
解決フェーズでに畳み掛けるように真実を
明らかにさせていくことで、
引っ掛かりを感じていた部分が外されていくような、
ミステリ特有の爽快感を感じました。
一方で若干の不満点としましては、
登場人物の行動に論理的にすっきりしない部分がいくつかあり
無理やり謎を演出していると感じた点と、
酉乃さんが披露する(正確には酉乃さんだけではないのですが)マジックが
物理的に実施不可である点です。
(理由の両方が私の理解力不足に起因する可能性は否めませんが・・・)
どちらの理由も若干違和感を感じた程度であり、大きな不満というわけではありませんでした。
特に後者に関してはそんなことを考えるだけ野暮ということでしょうかね・・・
総合的な評価としては大きな不満もなく面白いと感じる作品でした。
しかし、特に突出して面白いといった印象も受けなかったため評価は★3です。