紙の本
後始末をもうひとひねりしてくれれば文句無しでした。
2016/12/09 09:42
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
珍しくほのぼのした感じの話からスタートと思ったら、かどわかしと生き戻り(失踪者や死んだ人が生き返って戻って来る)の話が錯綜するうちに、何と、死んだように見せ掛けて人を隠す商売と、それに関連した人間を実際に消してしまう商売とが、大悪党とそれに群がる小悪党たちによってしっかりと形成されていたことが判明。いよいよ季蔵の出番でした。と言うことで、なかなかに手の込んだ面白い仕掛けで謎解きの面白味は十分だったのですが、事件の全貌と、悪党の素顔が見えた後の「始末」は何ともあっさりとし過ぎていてアレッという感じでした。後始末をもうひとひねりしてくれれば文句無しでした。
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第十七弾
登場人物に何ら変化が無いのが寂しい
しかし、構成はいつもの感心するパターン
3話に分かれているが、全体として繋がっており
最後、悪を断つ
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長屋のお婆さんの誘拐事件、10年前に行方不明になった子供の行き戻り事件、死んだ俳優の生き返り事件。
この3つの事件が絡み、切ない話に。
さらに前巻に出てきた事件とも絡み合っていて、その事件の黒幕にまでたどり着ける。
季節は秋刀魚の時期。
他に、季節外れの鯛やはまぐりの料理が出てくる。
シリーズ化して、様々な登場人物が出てきた。
その脇役たちを毎回ほんの少しずつ登場させるのだが、あまりにもほんの少しなのでわざわざ出す意味があるのかなと思ってしまった。
毎回料理を食べに来て同じような感想を言うトリオの代わりに、たまには別の脇役に料理の感想を言わせたりした方が、新鮮味が出てマンネリ化しないような気がする。
事件は面白いのでちゃんと読むけど、料理に対する客の様子などはマンネリ化してるので、さらっと読んでしまう。
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20130320 シリーズにも慣れて来た。犯人探しよりはストーリーだけ楽しむ本、あいまいな部分か残っても気にしない事。不思議と次も読んでしまう。
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今回は普通に謎解きあり、料理を考案し、最後は裏稼業でお裁き。
表題のはまぐりは最後の方でようやく出てきましたが、それよりも秋刀魚料理や丼の方がおいしそうでした。
前作の死人作りが今作までつながっているのがわかります。
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萩の花が咲き始めると、江戸はすでに秋。日本橋は木原店にある一膳飯屋・塩梅屋でも常連が集まって、秋の料理を楽しんでいた。そんな折、おはぎ作り名人のおひさの行方が知れなくなった。その直後、孫娘に妙な文が届いた。「おひさの命が惜しければ、長屋はぎを五百個作って売るように」。岡っ引きの松次は季蔵に、おはぎ作りを依頼するが・・・・・・。季蔵の料理と推理と刀さばきが冴えわたる大ベストセラーシリーズ、ますます絶好調。待望の第十七弾。
令和2年8月15日~17日