紙の本
映画を観た後にすぐに本屋さんで買いました!
2018/05/16 13:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
町の映画館で「人生フルーツ」の映画を観て、
本当に笑って泣いて、いろんなことを感じた映画でした。
そして、この映画はDVDにはならないと聞いてショックを受けて、
もっと詳しくつばた夫妻の暮しを知りたい!と思い、本屋さんに直行!
買ってよかったです。
読むところもたくさんあって、さっぱりとした夫妻の暮しに再び感動しました。
ずっと大切にしたい本です。
紙の本
非凡な生活
2017/11/20 10:29
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投稿者:atom1955 - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくよく考えると、とても真似できそうもないお二人の暮らしが、平々凡々に語られます。
生活そのものが自然と調和しているからでしょうか、ほんとに自然です。ご主人の亡くなり方さえも、自然そのままと感じさせる。映画「フルーツ人生」もこの本のまま描かれていて、思わず、お二人の生活を理想としたくなります。
紙の本
ともに老いる
2017/04/10 09:16
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふたりで過ごす静かな時間の流れが伝わってくる。たくさんのことを望まないのが、幸せの秘密なのかもしれない。
紙の本
憧れの丁寧な生活
2017/04/08 08:47
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投稿者:しゅーくりーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
野菜も人もとにかく「見守る」、身近なものを役立てる…。ふたり合わせて、171歳の青春。だんだん美しくなる人生を設計するのは、夢ではありません。小さなキッチンガーデンから、次世代に届けるやさしいメッセージ。
私もこんな丁寧な暮らしをしたいないと思いました、
憧れです
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筆者のインタビューを編集し、づばたさんご夫婦の生活についてを書いています。ご夫婦を知ったきっかけは、お二人がEテレにご出演され、「こんな暮らし方があるんだ」ということを観たからです。変わっているけど、自分たちのポリシーを持ち、ある意味自給自足の生活をしています。お二人ともご高齢ですが、それぞれを尊敬、尊重して暮らしています。なかにちりばめられている写真もほのぼのするものが多くありました。
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聞き語り形式の本。
つばた英子さんが本当に素敵です。もうこんな日本の女性は
殆どいないんだろうなあ。自分自身を反省しつつ、ほっこりさせていただきました。
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何ヶ月か、図書館で予約待ちしていた本が届いて読む。はて、私はどうしてこの本を知って、なんでリクエストしたのだったか、全く思い出せない。誰かから紹介されたような気もするし、新聞かなにかで見たような気もするし、しかし記憶がはっきりしない。
しかも、ネットで本の予約をしたり、貸出期限をチェックするたびに、予約リストにあがっているこの本のタイトルを目にしていたが、本が届くまで、私は、友達におしえてもらった別の本を予約していたのだとばかり思い込んでいて、本が届いて、あれ、違うと気づいたのだった。
「ききがたり」のこの本は、1928年うまれの英子(ひでこ)さん、1925年うまれの修一(しゅういち)さんのお二人の暮らしを、一年かけて毎月、朝・昼・夜とゆっくり一緒に過ごす時間をもつことでうまれている。
そうして時間をかけて聴きとってきたことが、「土を耕す」「シンプル・イズ・ベスト」「すべての暮らしは台所から」「大切なこと」という4つの章におさめられている。
英子さんの「自分に具わった感覚で、物事を判断する」ということ、それを通してここまで生きてきはったことが、こんなふうに語られている。
▼こんな経験をしたから、自分の考えに従って生きよう、と私は強く思うようになったんですよ。何もわからないまま流されて、「右と言われれば、みんなと一緒に右へ行く」というのではなくて。自分に具わった感覚で、物事を判断していこうと。だからテレビや新聞で言っている多くのことは、へぇっという感じで、ぜんぜん信用しまんよ。そういうものにみんな毒されちゃってますけど、私は、自分で感じたことしか信じない。頭でじっくり考えるというより、勘ね。迷ったら自分の感性を信じて、これまでやってきました。修一さんとの暮らしも、そうでしたよね。(pp174-175)
英子さんの「こんな体験」とは、終戦間近の6月、女子挺身隊として工場に通っていたときのこと。もうすぐ工場というところで空襲警報が鳴り響き、英子さんはとっさに来た道を引き返し、警報解除のあとも工場へ戻る気になれずに「家へ帰りたい」と家に向かう。その帰途で大地震のように揺れたのは、工場に1トン爆弾が落とされた衝撃だったと知る。たくさんの友人、多くの人が爆死した。「家に帰りたい」という気持ちが、自分の生死をわけたのだと英子さんはふりかえる。
修一さんとの暮らしでも、「世の中のしきたりに従って流されて生きていると、決して幸せなことにはならない」(p.175)、冠婚葬祭のおつきあいは一切やめよう、盆暮れの贈り物、つけ届けも一切しないと、結婚生活をスタートしたという。
親戚、身内、お世話になった人であろうと、修一さんは結婚式に出ていないし、お祝いの類も贈ったことがないという。唯一例外は、母親の葬式と娘の結婚式だというから、徹底している。
そんな修一さんの哲学と自分の哲学について、英子さんは「彼の哲学と、私の哲学は、ぜんぜん違います。でも、お互い世の中の常識には流されず、自分の感性でいいと思ったことを続けてきた。そういうところは、二人とも合ってますね」(p.177)と言う。
そういう生き方を、英子さんは、「自分流に生きてきた」とも語っている。
▼うちは世の中の流れとは、ぜんぜん離れてやってきましたね。
だいたい二人とも、人の言うこと聞いて、信用するような人種じゃないんですよ。それぞれが、よく、自分流に生きているなって、ほんと、そう思いますよ。でも最初から好き勝手に自分流にやってきたわけではないの。見たり、聞いたり、いろいろしたうえでね。いいと言われるものは、私も関心があるから、なるべくやってみる。やってみないと、どんなものかもわかんないから。それを知ったうえで、いいということでも、そのとおりにやることは、ほとんどない。やっぱり、一度は疑ってみる。それで自分の感じたことを大事にしているのね。(p.207)
本のタイトルにもとられている「ときをためる」というのは、英子さん自身の実家の教えと、お金の余裕がない結婚生活のなかでの経験からきている。「間に合わせのものではすませず、買えるまで気長に待つ。そう、ときをためる暮らしでね」(p.79)と。
なんでこの本をリクエストしたかは思い出せないが、世間の流れに拘泥せず、ここまで生きてきた80代のお二人の暮らし、そこにいたる原点を見せてもらえたのは、わるくなかった。自分流に、自分の考えにしたがって、それでいけばいいんだという気がした。
(7/6了)
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英子さんの
女はいくつになっても、可愛くないといけない
のページが好き。
お母様からよく言われてたそうです。
私の母も、よく言っています。
これも英子さんのページ
自分に具わった感覚で、物事を判断する。
が、いいです。
ご自身の終戦まじかの爆弾を逃れたご経験からーー
なにもわからないまま流されるのでなく、自分に具わった感覚で判断して行こう、と
じっくり考えるより、勘、自分の感性を信じて。
今のわたしには、ずん、とくるお言葉でした。
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20150124読了
とてもすてきな、丁寧な暮らしぶりをなさっている人生の先輩夫婦。こんなふうに年をとれたらいいな。●畑仕事は向き不向きがありそうな気がするけれども、太古から人の暮らしは自然とともにあったのだから、都会暮らしの経験しかなくても自然との暮らしに身を置けば、以外と本能ってやつが目覚めて適応できるのかなと思ったり。時間はかかるだろうけど。
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生き方の本を少しずつ読んでましたが、素敵な暮らし方です。生活とは食する事、丁寧に
住まいを雑木林に土地を改良したりと長い年月の積み重ねの大切さを知った様に感じます。
ただ、憧れで終わらせるのではなく。継続して行動する事が大事な様に感じます。
聞き手で編集をされた「水野恵美子氏」
この方の感性と取材に当たるご努力も凄いな!と感動
素敵な本です。
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自分たちで農作物をつくり、手づくりにあふれた生活を楽しむ夫婦の暮らしをつづった一冊。時代に流されず、信条や勘を大事にする二人。手軽なこと、早いことが良いとされがちな現代だからこそ、「とき」を心豊かに過ごす生活が輝いて見える。
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今の自分の持ち物を、
借りているというテイにして、次に残す、と、
考えると物事は全然違った見え方をしてくる。
それが、丁寧、に繋がる
モノとジカンを大切に、に繋がる
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映画『人生フルーツ』のしゅういちさん、英子さんのお話。
読む順番的には逆になってしまったけど、お2人の素敵な暮らしがたくさん詰まった本でした。
考えさせられることがたくさん。
しゅういちさんと英子さんは凸凹のようにぴったりはまった関係なのかな、と最初は思ってたけど
英子さんが(自分の核はしっかりと持っているけど)出来事や物事に対して、ものすごく柔軟に対応できて合わせられる人なんだなと思った。
しゅういちさんが年収より高いボートを買おうとしても、「何とかなる」っていう姿勢で前向きに未来を見る。
普通なら「どうしよう」「どうするの!?」ってモメたり不安になったりするのが普通だと思うのに。
苦労を苦労と思わないそういう前向きな気持ちや姿勢が、人生を美しくするには必要なんだろうな。
「本当に大変なことなんてそんなに無い」
私もそんなふうに思えるように、少しずつ成長したいなぁ。
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ーーー最高級のものを食べて、最高級の暮らしをしているーーー
人生フルーツ(映画)を見終わったその足で一番信頼している書店まで足を伸ばして購入。
映画をそのまま長回しで見ているよう。
預金通帳はないけれど、二人の家にはキッチンガーデンがある。
スローライフとはとてもいえない毎日大忙しな、生活。暮らし。でも無理はしない。からだをきちんと動かして、自分たちで作った作物を料理して、食べて、お昼寝をして、またからだを動かし働いて、それぞれの時間を大切に、でも、ふたりで生きている。
わたしは女であり、妻なので、英子さんのことばひとつひとつ耳が痛かった。
ーーー女の人はもっと暮らしに関心を持たないといけないーーー
旦那の成分は自分が作っている、ともいえる。
感化されやすいわたしは見違えるように自炊するようになりました。
もちろん作物からなんてとてもとても、ですが、バランスを考えて野菜多めの献立を考えるのが楽しくて、なんだかつばた夫婦に出会ってから料理が好きになった気がする。
遠くはなれている家族とも、同じものを食べることの大切さ。
味の記憶。
未来への種まき。
新しいことへの前向きな姿勢。
お互いが感化しあって生きていて、それが活力になっている。
ほんとうに素敵なご夫婦です。
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それから、を読むために既刊を読了。
お二人の馴れ初めや、時代を反映した暮らしぶり
そしてキッチンガーデンでの生活を垣間見た。
それから、が届くのが待ち遠しいような、寂しいような。
お二人の暮らしは、今一人に。
英子さんの今の暮らし、想いを知りたい。