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紙の本
人の身に余る不幸
2015/09/29 15:30
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
しゃっくりが止まらず苦しんでいた八十島樹は、元クラスメイトの水留優衣の紹介で、呪いの地学準備室を訪れた。そこに居た白髪の少女の釣見朱鷺子に豆腐の材料を聞かれた途端、それまで続いていたしゃっくりは嘘のように止まってしまった。彼女の周囲では俗信が本当になるという。
そんな彼女を詐欺師と断じた八十島樹は、彼女の被害者を増やさないため、彼女につきまとって監視することを宣言する。ストーカーの変態呼ばわりされてまで地学準備室に居座る八十島樹だったが、釣見朱鷺子は相談に訪れる少女たちの悩みをあっさりと解決し、そのトリックに気づかせることもない。そしてやがて、八十島樹は釣見朱鷺子の能力が本物と信じざるを得なくなるのだった。
幼馴染の藤川千佳からは良い顔をされないながら、なにやら地学準備室に行くのが楽しくなってきた八十島樹だったが、彼は初めて釣見朱鷺子につかれる。彼女が喫茶店で呑沢圭祐という三十代の男に会っていたことを隠されたのだ。
そのことをきっかけに、八十島樹はなぜ釣見朱鷺子が他者を避けるような言動を取るのか、彼女の過去に何があったのかを知っていくことになる。
もう少し俗信のバリエーションがあっても良かった気がするが、目立たないことを重視すると、あの程度に止めざるを得なかったと言うことかも知れない。ゆえに結構派手な能力の割には、意外にこぢんまりとしてしまった気がしなくもない。
単なるラブコメにせずに続巻を作るのも結構ハードルが高そうな気がする。変な異能バトルに走っちゃったら台無しだしな。
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