紙の本
月見草のON観
2015/11/22 08:10
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロ野球の歴史の中で、際立った存在はON、王貞治氏と長島茂雄氏だ。それぞれの打撃術、人柄を野村克也氏が独特の視点で綴る。長島氏が天真爛漫であり、王氏が人格者だったからこそ領有が並びたった。「王、長島がひまわりなら、俺はひっそり咲く月見草」と言った野村氏だけに、冷静な観察眼が光る。
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新鮮味は無い。けれど、王、長嶋に対する想いが書かれているし、現代のスター選手にも言及しているから、飽きずに読める。
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今回はONについての想いに絞られた著書なので、ノムさん本としては異色かも。その分濃い内容に触れられており、熱すぎるが故の苦言もちらほら。しかしそれは恨みつらみの類ではなく、戦友的な視点の心あるものだと捉えました。「あなたは総合的に見ればONに負けない功績を残しましたよ」と誰かノムさんに言ってあげてほしい。
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聞いたことのある話が多いものの、ONに対する強烈なライバル心とリスペクトする心が如実に表れている。
好きだからこその苦言も多いが、心底にはONがいたからこそという想いが手に取るように分かった。
『財を残すは下、業を残すは中、人を残すは上』という言葉に、強烈な対抗意識と自負心を感じ取った。
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ノムさんの本は何冊か読んだが、どれもノムさんの野球に対する『愛』が伝わってくる。この本はON=王・長嶋にスポットを当ててかかれているが、彼らに対するリスペクトが行間からにじみ出ている。その上でのちょっとした毒舌はもはやラブレターかのよう。
ONが好きで、野球が好きで、かなり負けず嫌いな性格が良くわかる、開幕前にピッタリの一冊でした。
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ノムさんだから、素直に表現していない部分もありますが、ONに対する思いが伝わってきます。そして、ファン視点(外側)から見ていたのを、選手や監督(内側)視点で語られるのは中々面白かったです。
しかしながら、自分のプロ野球成分は中日8割阪神2割ですから、この評価に。
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野村克也から見たONについて。
いわゆる他の彼の著書と被る部分も当然あるけど、これはONにフィーチャーしているだけあって読み応えがあった。
そして彼が現役時代はOを、監督としてはNを、そしてONが相互を意識してたことがよく分かった。